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どちらも主役です【日下部さま企画作品】

作者: 小林汐希

十五夜の夜、夕方空を見上げたときには、残念ながら雲に隠れて満月を見ることはできませんでした。


しかし、寝床に入ろうと部屋を暗くしたときに、外が明るいことに気づきました。


窓を開けてみると、雲の切れ間から満月が見えています。

しかし、雲も負けてはいません。時には月を隠してしまったり、薄曇りから見える状況だったりと、お互いが主役を代わりながら共演する、まるで物語に出てくるような十五夜の空となりました。



満月と

雲が手を取り

尾花すすきはら



今回の選曲は迷いましたが、月にひっかけて、"Christopher Cross"の"Arthur's Theme"を持ってきました。

皆さま、必ずといっていいほど耳にしたことがある音楽だと思います。


どちらかといえばコンクリート都市の間から月を見上げたときのようなイメージの曲です。

私は今でこそすすきがたくさん見られるような場所に住んでいますが、以前は東京のど真ん中で暮らしていたこともありました。


あの当時、道の間から偶然見上げられた月を思い起こして重ねることにしました。


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― 新着の感想 ―
[一言] 月、すすき、そして雲。 日本人には胸キュンの三点セット! 煌々と輝く満月もいいけれど、雲の端をにじませるように見え隠れする月もまたオツなものですね。
[一言] 中秋の名月、月がいちばん綺麗に見える日ですね。 でも、意外とこの日はてんきがよくないんですよね。 どちらも主役…。 この視点には頷けます。 さすがですね。
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