記憶其の一
うんなんでこうなったw
頭を空っぽにして読むのが吉ですw
————————なんだか夢を見ているようだ。
俺はただのしがないどこにでもいそうな大学生。
他人と違うといえばちょっぴり妄想癖が多く自分の妄想と現実が混じった生活をしているということぐらい。
最近した妄想では、確か自分は誰にも見えないステルスの神業を持った人。
アイアムSINOBIとでも言っておこうか。
まぁこの妄想を行う原因になったのはまぁ、言いたくはないが正直に言うと無視だ、シカトだ、いじめだ、ま、まぁそんなところだ。
俺の存在は高校を卒業して大学に入っても浮いている。
ふわふわと浮いている。
実は実家でも浮いていたので一人暮らしがしたいが社会人にはなりたくなかったので大学に行っている。
まぁ、自分はそんな人間なんだ……。
な〜んて暗いことは考えたくないので妄想で紛らわす。
マヤカシの自分で現の今を。
まぁいい、今は俺はSINOBIのプロだ、誰にも見えない誰も気がつかない。
……授業中だがいてもいなくても関係ないのなら寝ておこう。
しかし、テストは存在感があろうがなかろうがやってくる。
さてどうしたものか。
…しばし考えて答えを出す。
「録音しとけばよくね!? 俺はわりかし大きい声を放った……」
ーーーーーーー†ーーーーーーーーー
「これすればいいやん‼」
俺はそう叫びながら目覚めたらしく目の前には目を見開いた誰かがいた。
わお、素晴らしい。
俺の存在を認めてもらったのはいつぶりだろうか…いや、ステルスが暴かれたのはいつぶりだろうかということにしておこう、こっちのほうがかっこいい。
確か俺の記憶が正しければ寝ても起きてもいないことになっていた……いやステルスすぎてきがつかなかったということにしておこう。
目の前にいた存在は驚いているらしく目を見開いている。
まるで、鳩が豆鉄砲を食らったかのような…。
うん、リアルに鳩顏なんですがどうすればいいんですかねぇ!?
目の前には鳩の顔の人(?)みたいな人がいた。
こんな感じのをTVCMで見たことあるが多分関係ない人だろう。
一体どんな声なんだろうか…?とそう思っていると、鳩顏さんはこうつぶやいた。
「ポッポー」と……
「…ですよねぇ〜」
俺はない頭を大げさに抱えるほか行動ができなかった。