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第二話 声変わりは突然に

ヒロイン登場......のはずが実はまだ名前が決まってませんwww

 ミーンミンミンミン…………。

朝から蝉の熱い合唱が広い公園反響し響き渡っている、聞いているだけで実に熱い、暑くもあり熱くもあるのだ、

熱く合唱してくれるのは一行に構わないのだが、その熱さをこちらにお裾分けしてくる、

わぁー優しいんですね!ありがた迷惑です!

そんな他愛ない事を考えていると額の汗が頬を伝ってきたのでハンカチで拭く、

ハンドバックから携帯を取りだし時間を確認する、画面には8時49分と表示されている、


『はぁー……、やっぱり約束忘れてるわね……、昨日は確か廃村に行くとか言ってたわねまったく…』


 アドレス帳から「西沢 紅」を探し出し電話を掛けた。




※※※※※※※


 来るー、きっとくるー、来るー、きピッ


 布団から片手だけが飛び出し、手には携帯が握られ微動だにせず止まっている。


 来るー、きっとくピッ


『はい……どちら様で……?』

『あたしメリーさん、今、夢幻公園にいるの……』ピッ


 電話が切れた。あれ?メリーさんって自分にさん付けするっけ?

寝起きの頭で何気なく考えているとまた携帯が鳴った。


『ハァイ…ダディャーナザァン……?』

『?! ……あ…あたし、メリーさん、いww今wwwあwなwwwたwwのっwwブフッwwwちょwwごめんwwww』ピッ

『メリーさん……、笑っちゃったよ……、あれ? 声が……?』


 ピンポーン


『お! メリーさんが来たな!』


声は寝起きだから変なんだろう、と思い布団から飛び起き玄関へと掻けていく、

脚に何かが当たっている感覚があったが、差ほど気にならなかったので先に扉の向こうで笑いを堪えている悪霊を処理することにした。


『よぉ!こっちから出向いてやったぜ!』


ドアを勢いよく開けると目の前には栗色の髪を肩で整え、白のワンピースを着た少女が困惑した様な表情をして立っていた。


『あっ・・・え~っと・・・お兄さん居るかな?』

『おいおい、いくら無理矢理心霊研究部に入部させようとしたからっ..て...?』


視界の端にちらっと写った姿見に視線を移す。

鏡に写っていたのは、綺麗な水色の髪を膝まで伸ばし、キリッとした目、紅い瞳、透き通るほどの白い肌に、プルンとした唇、ほんのりと朱い頬、腕は重いものを持ったら折れてしまいそうなほど細い、出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいる、

そして胸、多分これは...大きい内に入るのかな?よくわからない

さらに

『無い・・・』

男のなくてはならない部分が無くなっていた。


『妹ちゃん、どうしたの?』

『な・・・』

『な?』

『な・・・なにこれーーー!!』



綺麗で可愛い声が真夏の青空に響き渡った。

修正しました!


元ネタ

ハァイ...ダディャーナザァン...?→はい...橘さん...?とは

仮面ライダー(ブレイド)のオンドゥル語である。

詳しくはニコニコ大百科へ→http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E5%89%A3


メリーさんの電話とは、怪談系都市伝説の一種である。

概要

少女が引越しの際、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てていく。

その夜、電話がかかってくる。

「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」

電話を切ってもすぐまたかかってくる。

「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」

そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。

少女は思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。やはり誰かのいたずらかと思った直後、またもや電話が…

「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」


大体の場合振り返ると殺される。


来るー、きっとくるーとは。

リング主題歌FEELS LIKE HEAVENの事。

怖い曲と思われがちだが、実は明るい曲。



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