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あの星空の下で  作者: 神城 奏翔
改正前
7/38

第5話 ~初恋の人~

ショウ改め加那 翔です。

……初めての作品にも関わらず、

読んでくださっている皆様、ありがとうございます。


それで、感想とかもいただけたら、

俺はやる気がでるんだけどな~。

と、作者は作者は物欲しそうに呟いてみる。


……そんなわけで第5話、お楽しみ下さい。

「……はぁ、めんどくせっ」

なんで入学式終わって、

次の日に体育があるんだよ。……おかしいだろ。

入学式の次の日に体育があることも、

それにその連絡を俺にだけくれないのも。



「よし、全員着替えたな」

「先生、俺だけ体操服いるっていう連絡、

きてなかったんで持ってきてないんですけど」

「……あぁ、そうか。ならカッターシャツのまま走ってくれ」

おいおい、それでいいのか?

「……大丈夫だろ。お前だし」

それはどういう意味ですかね?川村先生。




「まぁ、いい。始めるぞ。

全員、スタート位置につけ」

まだまだ文句は言いたいが、スタート位置に向かう。

そしていつでも走れるようにブレザーだけ脱いで先生に渡す。

「一年生は5週で、蓮だけ10週だ」

「おい、ちょっと待て。それはおかし……………」

「スタート!!!」

俺の言葉は先生の大声でかき消された。

……はぁ、不幸だ。



そう思いながらも全力で走り、トップになる。

すると、川村先生から……

『蓮、そんな全力で持つのか?』

……持つからこの速度で走ってるんだけどな。

親の仕事を手伝ってる俺を舐めるなよ。


ーーーside out









side 佐倉(さくら) 理恵(りえ)


グラウンド5週を終えた一年生は、

ほとんどの人は疲れすぎたためか、グラウンドに倒れていた。

そんな中、水無月 (あのひと)はずっと全速力で走っていた。

もう8週目なのに、体力の限界がないみたいにずっと笑顔で。


『……水無月君、ずっとあのペースで走ってない?』

『そういえばそうね。しかもずっと笑顔で』

『……でも、あの笑顔、カッコイイ///』

……本人の知らないところで、評価はかなり上がってるのね。



「……(あいつ)の両親はあんなに無尽蔵な体力が

つくような仕事を(あいつ)にさせてるのか」

誰にも聞かれないようにか、

小さな声で先生は呟く。

……水無月君の両親はどんな仕事をしてるのか、

気になったため、先生に聞いてみる。

「先生」

「ん、あぁ。なんだ佐倉か。どうした?」

考え事をしていた先生に話しかけると、

急でびっくりしたのかどもりながら話してくる。



「さっき、水無月君も言ってた親の仕事ってなんなんですか?」

「それが教えてくれないんだよな……」

「……そうなんですか」

先生に教えていないってどういうこと?

普通は教えないと駄目なんじゃないの。


「……ただ、一つだけ言えることはある」

「それはなんですか?」

「あいつの両親は、違法者を捕まえる専門の警察官だ。

別の言い方をすると、エージェントとも言えるかな」

……ってことは、もしかしてかなり危険な仕事をしているんじゃ。




「その可能性は高いな。だから気にしているんだ」

「……あれ、口にだしてました?」

私がそういうと先生は心底面白そうに笑う。

「なんで笑ってるんですか」

真剣に気にしてるのに。

「すまんすまん。その反応がな、

(あいつ)と同じだったんだ。だから面白くてな」

「私の反応が水無月君と同じ?」

「あぁ、顔に出てたから言ってやると、

(あいつ)も口に出してました?って言ったからさ。

まぁ、確かにお前とあいつは似たもの同士だけど………」

私と水無月君が似たもの同士?

どこか似てるのよ。

そう思いながら水無月君を見る。




すると、

『君って、なんか僕に似てる気がする』

『似たもの同士、頑張ろう、ね』

今の水無月君の笑顔と、

かなり前に会った一目惚れした男の子の笑顔が重なって見えた。


「えっ?」

……気のせいよね。

そう思いながら、体操服の中に付けているネックレスを握る。

「……おい、佐倉。どうした」

「はいっ?な、なんですか」

いきなり先生が、目の前にいたのでびっくりした。

「……なんですか?じゃねぇよ。

こっちはお前の様子が急に変わったから心配してたってのに」

「あはは、それはすみませんでした」

苦笑しながら謝ると、先生は「ったく」と言いながら、

いつの間にか走り終えていた水無月君のほうへ行く。





「やっぱり、気のせいよね」

皆に囲まれて、困りながらも笑顔を絶やしてない水無月君を見ながら呟く。

ーーでも、そっくりなんだよね。

性格がよくて、いつも笑顔で、

そしてあの時、私に話してくれた境遇(きょうぐう)が。



首にかけているネックレスをさっきよりも強く握りながら、

私は誰にも聞かれないような声で呟く。


「ねぇ、水無月君。

あなたは私の初恋の人なんですか?」と。

はい、今回は恋愛シミュレーションゲーム

とかでありそうな感じにしてみました。


まぁ、勘がいい人は、

これからどうなるかわかりそうですね。



……これから忙しくなるので

更新が遅くなる可能性がありますが、ご了承下さい。


更新する場合は『活動報告』に

書きますので、見てください。

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