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あの星空の下で  作者: 神城 奏翔
改正前
3/38

第1話 ~義妹~


「ただいま」

「おかえりなさい。遅かったですね」

家に入って直ぐにリビングから出てきたのは、水無月(みなづき) 優奈(ゆうな)



ーー水無月 優奈。俺の義妹(いもうと)であり、

容姿端麗(ようしたんれい)才色兼備(さいしょくけんび)などと言われ続けている美少女だ。



髪は後ろで1つに纏めており、髪の色は茶色。

そして胸は小さすぎもなく大きくもない、丁度いい感じの大きさだ。

……俺としてはもう少し大きくてもいいんだけどね。

「兄さん?何か言いたいことがありそうな感じの顔をしてますけど、

なにか言いたいことでもあるんですか?」

そんなことを考えていたら、

ニコリと笑いながらも目は笑っていない優奈さんがいた。





「まっさかぁーーー、言いたいことなんてないぜ」

「……そうですか。ならいいです」

あっぶねぇーー、助かった。

今回はうまくいったけど、今度はわからねぇからさっさと話を進めよう。

ってか、身をもって知ったけど女の勘って怖いな。



「と、とにかく、色々あって遠くのコンビニまで行くことになったんだよ」

「……なるほど。色々あったんですね」

「あぁ、そういうことだ」

そういって俺は荷物を置いてから靴を脱ぐ。

「あぁーーーーー、またこんなにお菓子ばっかり買ってきて」

こんな言葉が聞こえたので優奈のほうを見てみると、

俺がコンビニで買ってきた袋の中身を見ていた。

……勝手にみるなよ。人の荷物を。



「……別にいいだろ。俺のお金で買ったんだから」

「よくありません!!

もし晩御飯が食べれなくなって栄養が偏ったらどうするつもりですか?」

そんな極端な……。

「大丈夫です。ちゃんと考えて食べますから」

「……ならいいです。ご飯出来てますからちゃっちゃと食べちゃってください」

「おう………。優奈はもう食べたのか?」

「ええ、ついさっき食べ終わりました」

なんだ、一緒に食おうと思ったのに残念。



「そっか。じゃあ夕食、食べさせてもらうな」

そういって俺は、リビングに向かっていく。

それを見届けたかのようにリビングに俺が入った後、優奈は2階に上がっていく。

ホント、良く出来た義妹だよ。

ちなみになぜ、俺と優奈の血が繋がっていないのかというと、

……俺の本当の両親は死んでしまったからだ。



なんでも14年前の転落事故で一緒に死んだらしい。

俺も転落は経験したみたいだけど、

当時、赤ちゃんだった俺だけが運良く生きていたみたい。

それで孤児となってしまった俺を水無月家が引き取ったってわけ。

はい、これが俺と優奈が本当の兄妹ではない理由だ。










「……はぁ、明日から学校か」

夕食を食べた後、俺はソファーに座りながら憂鬱ってた。

「めんどくせぇな。学校」

どうせもう1回、1年でさ習ったところをまたするんだろ。

ホント、めんどくさいだけだな。

ちなみに俺がバカだから留年することになったんじゃないからな。

……ただ出席日数が足りなかっただけだ。親の仕事の手伝いをしてたからだ。

まぁ、今年も多かったら先生達も対処してくれるらしいが。


「でもどうせだったら去年からしてろっての」

はぁ、今更こんなことを言っても意味がないな。もう過ぎたことだし。

風呂入ってもう寝よう。






[少年、入浴中]







ガチャ

「はぁ、さっぱりした」

自分の部屋に戻ると、さっそく座椅子に座りこむ。

そして扇風機をつける。……一応、タイマーを1時間に設定してっと。

「あぁ~~、涼しい」

そんなことをして涼みながらTVゲームをする。

……さて、今日は2時間ぐらいで終わっとこうか。

明日、学校もあるしな。

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