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あの星空の下で  作者: 神城 奏翔
改正前
22/38

第19話 元カノとの会話

どうでもイイ話ですが、

昨日友達とカラオケにいったんですね。


そのときにとった歌をですねブログに載せました。

詳しくはこちらへ↓

http://nyann160.blog.fc2.com/


ちなみに自分も歌ってます。

ショウ編のところを見ればわかります。



「久しぶりだな」

「……そうね。

なかなか元気にやってるみたいじゃない」

そうか?俺はいつも元気だったはずだけど。


ーーって、

「お前、本当に優花か?」

前までの優花なら、こんなこと言わなかったはず。

いつも毒舌で、人を下に見くだすようなやつだったはず……。

なんで俺、こんなやつと付き合ってるんだろうか?

そう思えるぐらい、性格が酷いやつだった。


「そうよ。……なに、その顔?」

疑うような視線を向ける。

「……まぁ、クラスメイトにも変わった。って言われたからなんとなくはわかるけど」

ほら、やっぱり変わってるよな。

ま、良い意味で変わったんだから、良いと思うけどね。




「……あなたが優しい人が好きだ。って、言ったから変われたんだけどね」

「ん、何か言ったか?」

今、何か聞こえた気がしたんだけど。

「いえ、別に……」

「そっか……」

なら、気のせいかな。

風の噂。そんな言葉もあるのだから、風が喋った。

そういうふうに思っておこう。




「ふふっ」

いきなり笑いだす優花。

「……何だよ。何でこっち見て笑うんだ」

そういきなり笑い出すだけなら、無視するのだが、

優花はあろうことか俺を見て笑ったのだ。


「ホント、変わってないな。って思ってね」

ああ、確かにそうだな。

「ま、普通は一年で変わらないさ。お前は違ったみたいだけど」

「私が変わったっていう話はもういいわよ!!」

しつこく言っていると怒られた。

でもなぁ、ホントに奇跡のような変化の仕方だからな。

言いたくなるんだよね。



「すまんすまん。もう言わないから」

今は、ね。

と心の中で俺は言う。

俺、この場ではもう絶対に言わないっす。

つまり俺が言ってるのは、こういうことだ。



「……それなら良いけど」

そう、言いながらも

疑いの眼差しを俺に向ける。

「おーい、顔と言葉が合ってねぇぞ」

完璧に俺を疑ってんじゃん。

他人の視線とかに疎い俺だけど、これは普通にわかったぞ。

なんていうか、狙われてる感が半端ないっす。





「とにかく、頑張んなさいよ。

負けたら承知しないから」「おう!!」

ま、お前に言われなくても負けるつもりはなかったけどね。


準決勝まで勝ち抜いてきたなら、優勝狙わないとな。

せっかくここまで来たんだから。



「で、俺に会いに来た理由はそれだけか?」

「ええ、今回も手を抜く気かと思って、

忠告にきたわけだけど。……違うみたいね」

「ああ」

気を抜いた。そんなこと一回も優花(ゆうか)に言ったことはない。

つまり今言った言葉がこいつの予想だっていうことだ。

「……じゃあね、また今度ゆっくりと話しましょ。蓮」

「おう、またな。優花」

手を振りながら俺達のところから離れていく優花。



また今度、か。

別れた俺に構うより、他の男と遊べばいいのに。

クラスの男とか……確か、

あいつのクラスに無茶苦茶カッコイイって言われてるやつがいたはずだけど。

ホント、俺なんかよりそいつと遊んでたほうが利益はあると、

つくづく思うよ。あいつの容姿なら、男の1人や2人、コロッて落とせそうなのに。

個人的には、1人の方が良いと思うけど。




「……蓮さん、今の誰ですか?

随分親しそうでしたけど」

「ああ、星野優花って言って……」

「星野優花。2年B組所属、部活は無所属だったが、

2月から調理部に所属。一体、何が彼女を変えたんだろうね?」

「……さぁな、色々とあったんじゃねぇの」

俺は知らねぇ、そう態度と言葉で訴える。

「本当にわからないの……」

俺の言葉を聞き、会長はキョトンとした顔をする。

「わかんねぇよ」

「……鈍感」

肯定すると、会長は小さく何か言ったってことはわかるけど、内容が聞き取れないぐらい小さく呟く。




「んっ? 何か言ったか?」

「いや、何も……」

おかしいな……。確かに何か聞こえた気がするんだけど。

「…………」

顔を動かし周りを見てみると、優奈がどこか変だった。

うまく説明は出来ないけど、何かが変っていうか。



「優奈、どうした……」

「へっ?」

いきなり声をかけられたからか、変な声をだす。

「いや、何かさ。雰囲気的に何か抱え込んでるのかなってな」

「……ああ、いえ。

気にしないでください。何にもないので」

「それなら良いんだけど」

雰囲気的に何か抱え込んでる気がするんだよな。

まぁ、本人が話す気がないみたいだし。

気にしなくてもいっか。





『バスケットボール準決勝を始めます。まずは1年生の部からです。

1年A組とD組のバスケットボール出場者は今すぐ体育館に集合してください』

学校中に放送が響きわたる。

俺達はそれを聞いたあと、すぐに行動し始める。

あ、ちなみに放送してる人は放送部の人だからね。

……俺達以外の。



「じゃっ、行きますか。準決勝に……」

「そうっすね」

「行こっか」

「はい」

「ええ」

口々にメンバーはそう返事してくる。

ーーよし、さっさと試合してさっさと図書カードをもらおう。



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