第17話 球技大会
中間テストやら、色々とありまして
遅れてしまったこと、まことに申し訳ありませんでした。
「……あー、今日は待ちに待った球技大会だ。
今までの練習成果を存分に出して欲しいと思う」
約1週間ほど、ずっと練習してたからな。その成果ぐらい出さないとな。
「それに今月、買いたい本が大量にあるから、
絶対に買ってくれ……もとい勝ってくれ。いいな。
あ、そうそう、SHRが終わったらグラウンドに集合だからな。遅れんなよ」
言いたいこと全て言うだけいって、先生はさっさと教室から出ていく。
まったく、去年と何一つ変わってねぇな。
「んじゃあ、俺らも更衣室に向かいますか。着替えないといけないし」
「そうね。それにしても川村先生ってホント、嵐のような人よね」
「ああ、そうだな。嵐をそのまま人にしてみた感じだからな」
あ、それじゃあ嵐に失礼かな?
「……あ、水無月君。
一緒のチームだね、よろしくー♪」
俺に声をかけてきたのは前にも話したことのある、
軽いウェーブのかかってる女の子だった。
「ああ、よろしく」
確か相川奈緒だったかな?
たぶんそんな感じの名前だっただろう。
「で、あと一人なんだけど……」
「お前らがバスケ組か?」
短髪の男が話しかけてきた。
「そうだけど」
もしかしてこいつが最後のバスケメンバーか?
「そうか、ってことはお前らとバスケをするのか。
俺の名前は、佐上 恭平って言うんだ。ま、よろしく頼む」
「ああ、よろしくな。二人とも」
手を差しだしながら言う。
それだけで意味はわかったのだろう。
二人とも「こちらこそよろしく」と言って、手を握ってくれる。
「……ところで二人とも、バスケをやったことは?」
「ないですね。バスケを選んだ理由も、あのなかでは楽そうだったからだし」
「……私も。マネージャーならしてたんですけどね」
やっばそんなところだよな。
運動するのが好きなやつなんて、あまりいないし。
でも、マネージャーをやってたという人が入ってくれるのは助かるな。
運動はともかく、ルールは知ってるのだから。
「じゃ、相川は理恵に最低限のルールを教えてやってくれ。
学校行事だから、そんな深いルールはいらないと思う。だから簡単なところだけで良いから」
具体的な例を出すと、ボールを持って歩けるのは3歩だけ、とか。
そんな感じのものを。
「了解です。あ、でも佐上君はどうするんですか?」
「俺達は男だぜ?
着替えながら大雑把に説明するに決まってんじゃん」
「はぁ、先輩のことだからそんなことだと思いましたよ」
あれ、バレちゃった?なんかアレだよな。
俺って、わかりやすいのかな。
「つーか、俺相手に先輩は入らないぜ。
敬語もなしで良い」
「あ、そうですか。
じゃあ蓮さん、で良いですか?」
蓮さん……か。
もっとフランクで良いんだけどな。
歳上の人にすぐに敬語無しとかは無理か。
「まっ、良いんじゃね」
満面の……とは言えないが、とにかく笑顔を浮かべながら言う。
「……っと、そろそろ行かねぇと向こうでゆっくり出来ないぜ」
急かすような俺の言葉で、はっとする4人。
……お前らなぁ。
……ヤバい、この話の続きがかけない。
他の二つの作品はすぐにかけるのになんでだ?
ってな、わけでこの小説は
これから不定期更新になると思います。
本当にすいません。
なんか今回、謝ってばっかですね。自分……。