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あの星空の下で  作者: 神城 奏翔
改正前
14/38

第12話 ~悪巧み~


翌日の朝、俺はいつもよりかなり早めに起きた。

理由は、放送部……もといあの生徒会長さんの呼び出しのおかげだ。

まったく少しは他の人のことを考えろっての。



「あ、兄さん。今日は早いですね。

どうしたんですか?」

いつもより早く起きる俺に驚く優奈。

悪かったな、普段から起きる時間が遅くて。



「ほら、昨日 先生に言われただろ?『水無月兄は明日7時にくるように』って」

「……そういえば言ってましたね」

おいおいたった1日で忘れたのかよ。

まあ、仕方ないっちゃあ仕方ないかな。

俺もさっきまで忘れてたし。


「でも、どうしましょう?まだ朝食の用意が出来てないんですが」

「ああ、別に気にするな。途中でなんか買っていくから」

コン○ニに寄って、おにぎりとうま~いお茶でも買うか。

そういえば期間限定で牛カルビっていうおにぎりが出てたような。

ならそれにしてみるのも良いかも。




「そうですか……、ならお金を」

(また、こいつは……)

続きを言おうとした優奈の口に人差し指を当てる。

「だーかーら、前にも言っただろ。

それはお前のお小遣いなんだから、俺に渡すのはおかしいって」

「ですけど……////」

なぜか顔を赤らめて、俺を見てくる優奈。


「良いから。俺もお小遣いをもらってるからそれを使うっての。いいな?」

「はい、わかりました//」

ついさっきまで顔を赤に染めていたためか、まだ優奈の頬は赤かった。

……てか、リアルに聞きたいんだけど、なんで優奈は顔を赤くしたんだよ。



「んじゃ、行ってくるわ」

「はい、行ってらっしゃい。

放送部、理恵さんと見に行きますね」

「来んな」

笑いながら言ってくる優奈に軽口を叩きながら家をでる。









「で、なんでこうなるんですか?美琴さん///」

家を出てから20分後、学校一階に存在してる放送部部室に俺はいた。

のだが、状況がかなりおかしなことになっている。



「うん、可愛いよ。蓮ちゃん」

(……ホント、なんでこんなことに)

なぜなら俺が現在着ている服が、女物だからだ。




~10分前~



「確か部室って、ここだよな」

俺の記憶を辿ってついた場所は、南館一階のとある部屋だった。

「……でも、こんな感じだったっけ?」

ふとそう思ってしまうのも仕方ない。

そう思えるほどおかしくなっていた。……こう、空気的に。





「なんか急に帰りたくなってきた」

会長の呼び出しだからな。帰ったら悪化するような気がするんだよね。

「まっ、帰らなくても悪化はするけどね」

ガシッ、という効果音がついたかと思うくらい力強く腕を掴まれる。

「……会長?な、なにを」

「良くも去年は、私に仕事を放り投げてくれたわね」

仕事……?なんのことだ?

意味がわからないんですけど。



そう思っていた時間は束の間に消える。





(あれっ、ちょっと待てよ。なんか当てはまる件があるんだけどなんだったかな)

部活?ーーいや、違う。

クラス委員?いや、違うな。

クラス委員は、会長が……

「あっ!?クラス委員補佐」

「正解♪」

「ちょっ、待て!!アレには事情が……」

具体的には親の超危険な仕事をしていて、

学校にくる事自体、超無理だったんですけど。



「問答無用!!」

そう宣言し俺を部室に引きずって行く会長。


「り、理不尽だーーっ!!」



はい、加那 翔です。


さて、いかがでしたでしょうか?



最近、羨ましいことばかりあったので、

蓮さんには酷い目にあってもらいましたwww


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