第10話 ~生徒会長 前編~
はい、新しい小説を書き始めた加那 翔です。
なので、そっちの小説のほうも
よろしくお願いします<m(_ _)m>
ーーと、まぁ、宣伝もしたところで本編へどうぞ
「これで直ぐに決めておかないといけない問題は全て終わったな。
お前らが賢いおかげで直ぐに決めることが出来た。サンキュー」
球技大会の推薦競技を決め終えた後、
クラス委員だの、色々決めることがあったが、比較的簡単に決めることが出来た。
ーーでも、ほとんどクラスを纏めたのが俺ってどういうことなんだろうな。
そのせいか、勝手にクラス代表にされたしよ。
「じゃあ、残りの10分間は自由時間だ。あんまり騒ぐんじゃねぇぞ」
それだけ言って教室を出ようとする先生。
ああ、クラス行事が早く終わったから、屋上にサボリに行くのか。
「……ああ、そうだ。すっかり忘れてたぜ」
先生は教室から出る直前、思い出したかのような声を出して教卓に戻る。
そして教卓の中から封筒と小箱を取り出し……。
「蓮、これを持って2年A組に行ってくれ」
俺に向かってそんなことを言ってくる。
はいっ!?なんで俺がそんなことをしないといけねぇんだよ。
ってか、俺の前のクラスメイトがいるクラスじゃねぇかよ!!
「ちなみに、生徒会長命令だそうだ。
クラスでの決め事が終わったら、至急、2年A組にコレを持ってこいと」
「……マジかよ」
なんで俺なんだよ。他にもいるだろう。
とも思ったが、あの人の性格を思い出し考えるのをやめた。
ーーあの人は突拍子なく色んなことをしてくるから、何を言っても無駄だろうしな。
「……それにしても、なんで至急じゅないとダメなんですか?」
「さぁな、俺も詳しくは聞いてないから知らねぇ」
先生から封筒と小箱を受け取る。
怪しいものが入ってたりしてないよな、この小箱。
小箱を怪しく思いながら、俺は教室を出て2年A組の教室を目指す。
≪2年A組、教室前の廊下≫
「はぁ、なんか急に帰りたくなってきた。ってか、リアルに腹が痛い」
ーーこれが嫌な予感ってやつか。
教室前廊下に来てから本当に急に腹が痛くなってきた。
「でも、俺を呼ぶってことは、俺に用事ってことだよな。
あの人だから本当に用事かどうかも怪しいけど」
かなり腹が痛いが、それを我慢してドアをノックする。
コンコン
「失礼します」
ノックをしてから教室に入ると、お前なんでここにいるの?的な目をされた。
俺だって知るか……。なんでここにいるのかわかんねぇもん。
ーーまぁ、生徒会長さんに呼ばれたからだけどな。
「えぇっと、なんでしょうか?水無月君」
声をかけてきた人を見てみると、黒いスーツを着ている女性だった。
この服は制服じゃないから、先生か。ってか、なんでこっちに川村先生はきたんだろうな。
普通は生徒と同時に上がるだろ。……他のクラスを見ても変わってなかったし、
というか、この言葉、前にも言った気がするな。
「……すいません。ちょっとこのクラスに用事ができましてね」
「はぁ、用事ですか?」
それだけ言って、俺は後ろのほうの席に座ってる人のところに向かう。
「ちょ、水無月君!?」
そして俺を呼び出した生徒の机に封筒と小箱を置く。
「おお、もう終わったのか。早かったな」
「……おかげさまでな。テメェが川村先生に
『水無月はリーダシップがあるからオススメしますよ?』的なことをいってくれたからな」
ある程度、生徒会長の声に近づけて言ってみる。特に理由はないけどな。
「いやいや、私が言ったのは
『いやぁ、あいつの統率力は凄いですね』と褒めただけだぞ?」
「ーーそうですか」
って、ことはあの人が勝手に解釈しただけなのかな。
「では、これで用事は終わったので失礼します」
「おいーーー」
そういって俺は、2年A組の教室を出る。
後ろで生徒会長が何か言っていたが、気づかない振りをしながら。
……やべぇ。全然、話の続きが書けねぇ。
なのになんで俺は別の小説を書いてんだよ。
アホか、俺は。