064 ギルド
2300pt!嬉しい!
思ったよりたくさん買っちゃいました...
市場に行ったら色んな人が美味しそうなものを売っていて食欲に負けてつい...
でも、借金はしていないので大丈夫ですね。
残り3000Gしかないですけど...
まあ、お金は街でしか使わないので基本大丈夫だと思います。
あと、美味しかったです。
新鮮なりんご...ぷるんぷるんのぶどう味スライムゼリー...香ばしいタレを付けて焼いた焼肉...
決めました。見つけた食べられそうなものは持っておきましょう。
スライムゼリーを食べられるということは、他のモンスターの素材も食べられるかもしれません。
お腹もいっぱいになりましたし、お金もなくなっちゃったのでどこか冒険に行きましょう。
う〜ん。とりあえずこの辺でもふもふを探そうかな?
そうと決まれば準備を─
「あの〜」
誰かな?
大会で戦った人とかかな?
とりあえず反応しましょう。
「なんですか?」
「ギルドを作ったんですけど、入ってくれませんか?」
知らない人ですね。
でも、知らない人をギルドに誘う事ができるなら勇気がある人ですね。
「私を誘った理由は?」
「え〜っと、「テイマー」だと聞いたからです」
「ってことは...もふもふ系のギルド?」
「はい!「もふもふ同盟」というギルドです。さっき作ったところで、まだメンバーは3人しかいませんが...」
「どこにあるの?」
「この街に土地があります」
「まあ、厳しいルールとかがないんだったら入ろうかな。」
「良いんですか!?じゃあ申請送ってくれませんか?」
「なにそれ?」
「あ、とりあえず他のメンバーのところに来てもらえませんか?私よりギルドのシステムのことを理解してると思うので」
「うん」
「ギルドハウスに居ると思うので付いてきて下さい!」
「うん」
申請なんてどこにあるんだろう?
見た所ログアウトとかするところにはありません。
ギルドに行けばなんか分かるかな?
〜もふもふ同盟:ギルドハウス〜
「テイマーさんを連れてきました!」
「チャットでは聞いたが本当だったとは...」
「こうしてみると意外と普通の女の子だな。猫耳があること以外は。」
「え〜っと、名前を聞いても?」
「あ、名前を言ってませんでしたね。弓師の、ユイです!」
「剣士のケンジだ。よろしく」
「…双剣使いのハヤト。」
「私は、テイマーのシュガーです。」
「シュガーってことは昨日の8時からの大会で優勝してたやつか。」
「とりあえず、ギルドについて説明するぞ。」
「はい」
教えてくれたのはこんなことです。
・ギルドは基本的に安全地帯
・加入はギルドの中で申請をして、許可してもらうとできる
・脱退はメンバーの場合は自分で可能、リーダー以上の場合は一つ上の役職のメンバーに許可をもらうと可能。ギルドマスターは基本的に不可
・役職は
ギルドマスター 1人
サブマスター 0 〜 3人
リーダー 0人〜
メンバー 0人〜
の4つ。加入の許可はサブマスター以上のみ
・加入できる人数は
小型 10人
中型 50人
大型 100人
超大型 500人
になる。それプラスギルドレベル
・ギルドチャット、ギルドオークション、ギルド倉庫が使用可能になる
・同ギルドのギルドハウス間は転移で移動できる
・ギルド内にある設備は基本的に全て使用可能。(ギルドマスターが使用制限を変更可能)
・ギルドハウスがある街でクエストをクリアすると、ギルド貢献度が上がってそのギルドメンバーはその街の住民からの好感度が上がる
・リスポーン地点をギルドハウスに設定可能
・掲示板で、自分のギルド名を表示可能
あんまりデメリットはないように感じます。
もしかしたらなにか隠しているかもしれませんが、その場合はすぐにやめればいいだけです。
「どうだ?」
「メリットが多いから入ろうかな」
「ありがとうございます!」
「ありがとよ」
「もふもふが増えそうだな」
「申請送りますね」
「許可」
「これで私たちのメンバーです!」
「とりあえずリーダーまで役職あげていいか?まだまだ枠が空いてる」
「はい」
「テイマーってどんなスキルがあるの?」
「全部ですか?」
「言える範囲で教えて〜」
「テイム、ハウス、鑑定、魔力感知とかですね。他にもスキルはあります。あと、私はテイマーから進化した、マネージテイマーっていう職業です」
「上位職...?」
「上位職!すごいですね!」
「そんなすごいの?」
「上位職は、同系統の上位職のNPCのクエストをクリアしないと転職できないんですよ!しかも、レベルも50まで上げないといけない、トッププレイヤーしかなれないんです!」
「いや、大会で優勝してるんだから大会の報酬だろ。」
「どっちでもないです。最初の街の次のエリアでクエストをしたら進化できましたよ。あと、大会の優勝分はサブジョブにしました」
「サブジョブ!?」
「え?どういうことですか?」
「ん?転職先に良いのが無くて、選択しない方法を聞いたらサブジョブに設定する、らしいからそうしただけ」
「ちょっと...情報量が...多すぎます...」
「これってただの1プレイヤーが受け取っていい情報か?」
「私のただの1プレイヤーなので大丈夫だと思います」
「なら最後に質問...今レベル何?」
「さっき上がったので92です」
「私たちの2倍以上...そりゃあ大会で優勝するだろ...」
「このゲームって良いですよね。初めて一週間でここまで上げれるので」
「あのな...そんなレベルが上がるのはテイマーさんだけだ。サービス開始とほぼ同時に始めた奴らですら50後半だぞ。」
「そうなんですね〜」
「まあ質問はこれぐらいにしておこう。ステータスの聞き過ぎはマナー違反だ。」
「私は大丈夫ですよ。」
「こっちのメンタルが持たないからやめてくれ。」
「既にぼろぼろです...」
「いつか追いつけるのか?」
「すみません...あ、設備見てもいいですか?」
「適当に見てくれ」
「ありがとうございます」
どんな設備があるかな〜
これは設備かな?鑑定!
装備強化機Lv.1
装備の強化値を上げられる。
強化レベルごとに成功率が設定されており、失敗すると装備が消滅する。
また、強化には対応した素材が必要であり、強化していくほど難易度とコストが上がる。
課金アイテムの【保護チケット】を同時に入れれば消滅しなくなる。
なんかすごそうですね。
今までこんなもの見たことがありません。
でも、アップデートで言われなかったってことは前からあったってことですね。
後で装備を強化してみましょう。
こっちにも設備があります!鑑定!
スクラップマシンLv.1
投入された装備を素材に戻せる。
レベルによって還元される素材の量が変わる。
いらない装備はこれで素材にできるんですね。
呪物はどうなるのかな?呪物にする前の死体と装備に戻るのかな?それとも使った装備の素材が返ってくるのかな?いらない装備で試してみたいですね。
こっちに部屋がありますね。
何の部屋でしょう。
『ギルド倉庫Lv.1に入室しました。ギルドルールを確認の上、素材を出し入れしてください。』
ギルド倉庫...ですね。
大きさとしてはもふ郎4頭分ぐらいですね。
レベルが上がると広がるんでしょうか?
広がらなかったら狭すぎると思います。
モンスターの素材はかなり大きいのです。
とりあえず持っている素材を置いときましょう。
カイダイの進化前の素材、谷のアンデットの素材大量、呪物に使う予定だった死体の素材。
結構多いですね。倉庫の4分の1ぐらいを埋めちゃいました。
まあ、多い分には大丈夫でしょう。
ルールはまだ無いみたいなので素材を大量に突っ込んでも怒られませんよね。
倉庫の入口の隣にもう一つ部屋がありましたね。
ドアはありませんでしたが中は見ていませんでした。
キッチンですね。
でも私のハウスよりはかなり豪華です。
なんと、冷蔵庫があります!
しかも中には倉庫に入っている食材があります。
トカゲの肉って食材なんですね。
これで全部ですよね。
ついでにレベルアップに必要な素材を見ておきましょう。
強化機 スライムゼリー*10 ミスリル(純度90%以上)*3 属性結晶(何の属性でも)*1
スクラップマシン フォレストウルフの牙*10 鉄*20 火属性アイテム(何でも)
倉庫 鉄*40 木材*20 空間魔石 or 空間結晶*1
倉庫以外は結構簡単な気がします。
たぶん泥の叡智をもう一回クリアすればある程度は集まります。
時間が余ったらあそこにもう一回行って素材回収しようかな?
「もっともふもふを!」「癒やされる...」「どんなもふもふだろ〜」
「こんなもふもふが欲しい」「手入れの仕方が間違ってる...」
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