003 お金がない!
ブックマークを2件もらえました!もふもふは需要があるんですか?
お昼ご飯を食べ終わったからもう一度ログインしようと思います。
もふもふをさらに堪能するためにも、もっとモンスターをテイムしないといけません。
『Real World Onlineにログインします。』
気づいたらさっきログアウトした場所に立っていました。現実だったらすごい怖いですが、ゲームの中なのでそこまで怖くありません。
もっともふもふを見つけるために、少し森の中の方に入ってみようと思います。
強いモンスターも多いかもしれないけど、大きくてもふもふなモンスターがいるかもしれないし、私には心強いペットたちが居るから大丈夫です。
しばらく歩いているとすごいもふもふで、空中にいる動物を見つけました。
触ってみたいんですが、どんな感じかもわからないのです。
鑑定をすれば分かるんでしょうか。鑑定を使ってみます。
「鑑定!」
Name ????
Level ????
種族 ????
説明
すごくもふもふしている。平和な性格で、少しくらいなら触っても怒らなさそうだ。
なるほど。少しぐらいなら触っても怒らない。
よし。触りましょう。触りすぎて怒らせない程度で。
白い毛に手で触れてみました。かなりふわっとしていて手入れが行き届いている感じです。
しばらく触っていると、
「いつまで触っているのだ。今なら許してやる」
と言われてしまいました。結構触ってしまいました。
「あまりに気持ちよかったので...」
「そんなに気持ちいいのか?自分で触ったこととがなくてのう。本当に気持ちよかったなら許してやる。」
「そういえば、喋ってますね。」
「そりゃそうじゃろ。妾の種族は知性が高いのじゃ。長生きもする。だから人間の言語ぐらい覚えるわ。」
「長生き...何歳ぐらいですか?」
「年齢を聞くのが失礼だと思わんのか。まあ、3桁以上は行っているな。」
「すごいですね。実は、私はもふもふの動物を探しているんですが、ペットになっていただけませんか?」
「いいぞ。」
「ありがとうございます。え?いいんですか?」
「別にいいぞ。お主からは妾に便利そうなスキルの気配がするし、ずっと一人でいたから孤独で少し寂しかったのじゃ。」
「そういうことでしたか。ならスキルでテイムしますね。」
「わかったのじゃ」
「テイム!」
『????をテイムしました。名前はつけられません。』
「うまくいったか?」
「うまくはいったんですけど、名前をつけられません。」
「そうか。たぶん既に名前があるからじゃろう。そこまで気にしてないから適当に呼んでくれ。」
「じゃあ、白もふとか?」
「もう少しいい名前は思いつかんのか。せめて名前感のあるのにしてくれ。」
「じゃあ、ほわふわ。」
「あまり良くはないが、お主のネーミングセンスは最悪なのだろう。諦めるか。」
「そんな悪い?私にはいい感じに聞こえるけど。」
「無自覚なのか。こればっかりはどうにもならん。」
「じゃあ、ハウスに入ってみて。他のペットも居るから。」
「分かったのじゃ。どんな奴らがおるかの。」
「ほわふわ(仮)をハウスに入れました。」
さて、街に戻りましょう。せめて宿屋代だけでも稼いだほうが良かったかな?
ちょっともふ郎を出しましょう。
「もふ郎。どこかこの辺でふわふわしていないモンスターを狩って素材を取ってきて。」
「わう!」
しっかり話を聞いて狩りに出かけてくれました。今思うと結構頭がいい気がします。
しばらくは動けないからほわふわのステータスでも確認しておきましょう。
Name ????(ワールドストーリーに関係するため閲覧不可)
Level ????(レベル差が大きすぎるため閲覧不可)
種族 ????(ワールドストーリーに関係するため閲覧不可)
ステータス
STR 792
VIT 846
AGI 2860
INT 1942
DEX 578
MND 1262
LUK 1242
魔法
・炎魔法
・水魔法
・雷魔法
・土魔法
・光魔法
・闇魔法
・氷魔法
・風魔法
・緑魔法
・結界魔法
・金属魔法
・空魔法
・拘束魔法
・神聖魔法
・聖魔法
スキル
・気配遮断
・気配察知
・ステルス化
・自然回復
・ステータス貸出
・経験値倍化
・覇気
・毒地帯
・千里眼
・自爆<封>
・硬質化
・フィールド展開
・全属性耐性
・全属性得意
・全属性吸収
・全属性反射
・暴走<封>
・エネルギー炉
・異空間ストレージ
・存在確定
・自然蘇生
・無敵化
・金剛
説明
こいつを本気で怒らせてはいけない。本気で怒ったら世界が滅亡するかもしれない。
しかし、平和な性格なので仲間を殺されたりしない限りは大丈夫だろう。
かなりやばいステータスでした。これは、私がどんなに頑張っても追いつけないタイプのやつです。
魔法も網羅しているんじゃないかってぐらいあるし、スキルもすべての属性を防いで、吸収して、反射して、大ダメージを与えるらしいです。さらに近くにいる生物の居場所を把握して、フィールドを展開して、エネルギーを永遠に補給して、無敵になって、自然回復して、自動で蘇生する。勝ちようがないです。ひょっとしたらラスボスより強いかもしれません。
でも、もふもふなことに変わりはないから、私のほわふわです。
そろそろもふ郎が帰ってくるかもしれません。
「わう!」
帰ってきました!どんな物があるんでしょう。
・ヘビの皮
・ヘビの肉
・カエルの皮膚
・ゾウの皮膚
・ゾウの肉
・ゴブリンの魔石*23
・オークの魔石*12
・オークの肉
結構取ってきてます。絶対途中でレベル上がっていそうです。
何故か私にも経験値が入って結構レベル上がっています。テイマーはそういう職業なんですね。
あと、もふ郎は賢いです。もふもふしているやつを狩っていません。
今のもふ郎は、
もふ郎
Level 17
種族 狼
ステータス
STR 42
VIT 28
AGI 56
INT 36
DEX 6
MND 12
LUK 7
スキル
・突進Lv.4
・噛みつきLv.6
・威嚇Lv.2
・遠吠えLv.1
結構レベルが上って、スキルもレベルが上ったり増えたりしています。
でも、もふもふなことには変わりなくてよかった〜
そしてステータスは私より圧倒的に高くなっちゃった...みんな私より強くなっちゃいます。
そういえば私のステータスはどうなっているんでしょうか。
確認しましょう。
(不要なところは省略)
Lv.12
ステータス
STR 5
VIT 5
AGI 5
INT 5
DEX 5
MND 5
LUK 5
残りSP110
スキル
残りSP33
SPというポイントが2種類あって、どちらも溜まっていました。
最初の方はたぶんステータスを増やすやつなんですが、2個目の方がなんのために使うか分かりません。
とりあえず、タップしてみます。
取得可能スキル
・夜目 2SP
・体術強化 3SP
・ブラッシング 1SP
・異空間転移 7SP
・異空間ストレージ 30SP
SPでスキルをもらえるらしいです。絶対に欲しいのは、「異空間転移」です。
もしかしたら、ペットたちのハウスに入れるかもしれません。
早速タップして取得!
『スキル「異空間転移」を取得しました。スキル「ハウス」と共鳴し、「ハウス転移」に変化しました』
これでハウスに入れます!中はどうなっているんでしょう。
もふもふの楽園なことだけは確かです。
「ハウス転移!」
『ハウスに転送します。』
なんか体が一瞬消えて、すぐに家の中で復活してました。
少し変な感覚ですが、そこまで気になりません。きっとゲームを作った人たちが工夫してくれたんでしょう。
そして、家の中には私のペットたちがいました!
みんなもふもふしているので今すぐにでももふもふしたいです。
でも、少し汚いです。そうだ!ブラッシングをしましょう。
すぐに1SPでブラッシングを手に入れました。なんでこんなに安いんでしょう。
この家にはたしかお風呂場があったはずです。そこで体を洗って、ブラッシングしましょう。
「もふ郎〜こっち来て〜」
「わう〜」
走ってきた!結構速い!そんな嬉しいんだ。
お風呂場に来てもらったら、シャワーで汚れを取ります。
優しく丁寧にゴシゴシして、毛の奥の方まできれいにします。
どんどん土やホコリが出てきて、水がすごく汚くなっています。
でも、その分もふ郎がきれいになっているということです。
しばらくシャワーで洗っていると、汚れが出なくなりました。
次にブラッシングをしようと思うのですが、少しは乾かしたほうがいい気がします。
ほわふわに頼んでみましょうか。でも、もふ郎を消し炭にしてしまいそうです。
ここは大人しくドライヤーで乾かしましょう。
あれ?ドライヤーが何であるの?ペットだけだったら使えないと思います
もしかして、最初から人が入る想定だったんでしょうか。
何にせよドライヤーがあってよかったです。
ドライヤーでもふ郎を乾かしたら、ブラシでブラッシングします。
スキルのお陰でもふ郎がより気持ちよさそうにしています。
毛並みも整ってきて、最初に見つけたときよりもっともふもふになっています。
『ペットとの関係が上限に達したため称号「仲良しなペットと主人」を手に入れました』
上限まで達したってことはもう仲良しってことですね。
「これからもよろしく!もふ郎!」
「わう!」
8/13 半角!と?を全角に変更&システムを『』に変更&一部口調を変更
「もっともふもふを!」「癒やされる...」「どんなもふもふだろ〜」
「こんなもふもふが欲しい」「手入れの仕方が間違ってる...」
と思ったら感想を送っていただけるとありがたいです。