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第四話

毎日投稿!(五話まで)

そろそろ喧嘩無双も書こうかなと思ってます。

2年後

あれからというものは何というか、、、それは凄かった。

私の母親になる人物も紹介されたが妾の子である私が嫌いらしく、

どう見ても良い態度ではなかった。


一瞬この屋敷ごと潰してやろうかと思ったが横で真っ青な顔色をしている

父上に免じて衝動を抑えてやった。


ん?この口調が気になるって?


あれからメイド長のマリアさんに教えてもらったのは貴族としての

礼儀、作法、そして口調だった。


僕、私、と2つ選べたのだが私にしたというわけだ。

おかげでちょっと傲慢な口調になってしまっている。




コンコン


部屋の中で読書をしているとドアが叩かれる音がした。

ドアが開かれ、その向こうから顔を出したのは燃えるような赤い色をした髪の女性だった。


「バルファン様ご食事の時間でございます。」

「ああリリアか、少し待ってくれ。」


ここは貴族のお屋敷だ。

もちろんメイドはマリアさんだけではない。

彼女はメイドの一人、リリアだ。


「承知いたしました。

私は先に食堂へ向かっております。」

「ああ。」


そんな短い会話をし、彼女は離れて行った。


「、、うん、行くか。」


片付けを済ませた俺は食堂へと向かった。




「来たか。」

「はい、父上。」


食堂へ向かうと、そこには俺を待っている家族全員がいた。


「ふん!妾の子くせに妾を待たせるとは何事ですか!」

そう喚いているのが私の母上、ローリア・バカールだ。

この人も上級貴族の生まれで、持って生まれた美肌が彼女をこんなに傲慢にしてしまったらしい。


「やめんかローリア。」

「で、でも!」


まだなお何か言おうとするローリアを父上は眼力だけで押さえつける。


「では、家族全員でいただくぞ。」

「「「いただきます。」」」


この異世界に来ていちばんの不思議は所々に日本の文化があるところだ。

この食事の挨拶がその例である。


マリアに聞いたところ初代皇帝が伝えたことだそうで、私はその人が日本人の生まれ変わりではないかと睨んでいる。


「、、、さて、バルファン一つ知らせがある。」

皆が食事を食べ終わった頃に父上が話しかけてくる。


「知らせとは?」

「、、、、お前の兄、ベックが学院から帰ってくる。」

「ゲッ、、、」


思わず変な声が出てしまった。

兄とは一年前に顔合わせであったことがあるが、とても嫌なやつだったことを覚えている。


「明日には帰ってくるから準備しておくように。」

「、、、わかりました。」


仕方ない、できるだけ兄に関わらないように、、、




「帰って来たぞ!バルファン!!」

「何でそっちから話しかけてくるんだよ。」


翌日となり、帰って来て早々放った一言はそれだった。


「はっはー!つれないな!弟よ!」

「、、、、もう何でもいいからどっか行ってくれ、、、。」


悪い奴ではないのだが、疲れる。


「はっはー今日は疲れているからな!少し休んでから学院での話をしてやるとしよう!」

「いらねーよ、そのまま寝とけ。」

「はっはー!じゃあまた後でな!」

「話聞けよ。」


本当、、、、、だるい。




『兄視点』


はっはー!我が弟について語れと!?

いいだろう!


まず、弟と出会ったのは2年前の連休中だ!

すでに学院に入学していたから連休中でもなければ家に帰れないからな!


すでに手紙で、妾の子であるバルファンというものが家族に加わったと知らせをもらっていたからな!会えるのを楽しみにしていた!


そして、出会って思ったのは、、やる気がなさそうなやつだな!だった!

少し、期待外れだな!と思ってしまったのは一生の後悔だ!


しかし、俺は見たのだ!

俺が偶然、夜に目が覚め、散歩をしていた時!

あいつは庭にいた!


そして、裏の山の方に顔を向けると!


「、、、今日はDランク五十体、Cランク二十四体、Bランク十三体、Aランク五体、

Sランク一体か。、、、少ないほうだな。」


最初は何を言っているのか分からなかった|少しもな!

しかし、あいつは宙に向かってぶつぶつと唱えると突然!背中から翼が出たのだ!

おいつはその翼を存分に羽ばたかせ、裏の山の方に向かった!


その時!俺は屋敷の裏の山には結界が施されていて、その中には魔物が山のようにいるという伝説を今思い出した!


俺は学院で教わったばかりの身体強化魔法であいつについて行った!



裏の山についたとき、俺は異変に気づいたのだ!

何と、結界が起動していなかったのである!


これでは凶悪な魔物が街に出て暴れてしまう!

そう思った俺は腰にさしていた剣を抜き、覚悟を決めて山に入った!


歩いて数分がたったぐらいの時だ!突然、どかーんと大きな爆発音が響き、地面が揺れた!


何だ!と思い、俺は音の下場所へと向かった!

そこには俺の信じられない光景が広がっていた!


我が弟がいつもの気だるさを感じせない様子でとてつもない先頭を魔物と繰り広げていた!


その様子はまさに鬼神のようで。若かった俺はアレに憧れたのだ!



そして、モンスターが残り1体になると、、、


「き、貴様ーー!我が300年ぶりの復活を妨げおって!」

「はぁー、どうでもいいから早く死んでくれない?」

「、、、よかろう!この死霊王、ルービーン・アルファが直々に相手してやる!」


その名を聞いて俺は驚愕した。

その名前は300年前に大陸を滅ぼしかけてSランクの魔物だ!

この国の初代皇帝が現れ、ようやく奴を封印したということだが、封印場所がここだったとは!


「いでよ!死霊兵!」

奴が叫ぶと、土が盛り上がり中からゾンビやスケルトンの大群が出て来た。


「クハハハハ、さすがにこの数ではどうすることもできまい!」

「、、、、、」

「クッ!」


助太刀しようと木影から飛び出そうとしたとき、


「そうだね、少しめんどくさいね。だから一気にやっちゃおうか。」

「は?」


『ホーリースマイド!』

あいつが呪文を叫び、魔法を発動すると光のレーザービームのようなものができ、ゾンビやスケルトンの大群を次々と倒していく。


「バ、バカナァァァァァァァァ!!!!」


ルービーン・アルファも光線に飲まれ、消えていく。


「すげぇ、、、、すげぇ!!」

俺はその後、バルファンに気づかれることもなく屋敷に帰ったがしばらくの間は体に熱を持

ったままだった。



ふむ、こんなところか!

まだまだあいつの武勇伝はあるがこれくらいにしといてやろう!

では、またな!


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