表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自律神経と僕  作者: 自律神経BOY
1/1

先が見えない不安と恐怖

自律神経失調症、未だに甘えという層が居ますが徐々に理解が進んでいる病気です。中には自覚がないまま苦しんでる人も多いのではないでしょうか?色んな方にリアルな体験を知ってもらいたいと思い、今回小説作成に踏み切りました。

〜地獄の始まり〜

締め切ったカーテンから朝日が漏れる、今日も憂鬱な朝を迎えてしまった。

目は冴えている、でも身体は全く動かせない。こんな日がここ最近ずっと続いている。

「今日も学校は休んで明日にはしっかりと動かせる状態にしよう」そんなことを考えるのすら負担になってしまった。

毎日毎日身体を動かせない日が続く、一体どこから間違えてしまったのだろうか

〜高校入学とそれまで〜

地元の中学では成績は上の中で、内申点の兼ね合いで1つレベルを落とした2番手校を受け余裕で合格した。

荒れている学校だったが、自身は至って真面目な上に頑固な所もあったのでよく他人とはぶつかった。

それでも最後はなんやかんや打ち解けて話せるぐらいに落ち着く、そんな至って普通の中学生だった。

野球部だったのもあり、走るのはクラスでも1番速かった。

・先輩のクズさ・自分の代ではレギュラーではなかった

とどうしても良い思い出が少なかったが、その分は高校でリベンジしてやれば良いと思っていた。

高校では上の代は6人しか居ない、少なくとも中学校みたいに自分たちの代になるまで練習もできないような事にはならないだろう、人数によっては2年生から公式戦に出られるんじゃないかとワクワクしていた。

しかし、そう思い通りには問屋がおろしてくれない

〜高校入学〜

入試が終わった数週間、中学の同級生と遊び倒した後についに入学の日がやってきた。

オープンハイスクールで何回か来た程度だがなんとかなるだろうと入学式を終え、クラスに入る。

進学しただけあって、前後左右新しい顔ぶれがほとんどで幼稚園から同級生の男子と特に仲のよくない女子の2人が知っているメンバーだ。

緊張はしているが、少ししたら喋れる人も増えて慣れていくだろうとそんな確信はせいぜい15年とちょっとの経験からでも安易に想像できた。

放課後は中学でも同じ野球部だった岡木 谷岡 磯部の3人で野球部に乗り込んだ、先輩はまだ来てなかったので磯部のクラスメイトの野球部2人とも談笑していた。

これだけで6人、既に上の代と同じ人数になっている事には若干の不安を覚えた。

中学時代レギュラーだったのは磯部だけ、センターで1番の主力選手だ、僕と岡木と谷岡は控え選手、一軍の試合にギリギリ出る可能性があるか?ぐらいの立ち位置だった。

そのため高校では公式戦に出たいと思っていたため同級生が多い事はあまり好ましくなかった。

〜ズレていく歯車〜

春休みどころか秋口から大した勉強をしていなかった分、学習調査テストたるものは中々に悪い成績だった。

まぁそんなもんだろうと特に気にはしていないんだが、それにしても担任の話を聞くのがしんどい。

昨日寝たのは1時過ぎ、野球部の朝練が始まってからは6時には起きないといけないので最大でも5時間弱、朝が元々強くない自分は4時45分からアラームをセットして10分おきになるスヌーズで二度も三度も寝直すような形でなんとか目を擦りながら起きてきていた。

「この場にベッドがあったらすぐ熟睡できる」

なんてのはこの時期の学生にはありがちだと思う、まぁそのうち慣れてくると小学校から同じで2つ先輩の松頭さんのお母さんも言っていたそうだし、なんとかなるだろうと当時の自分は甘く見ていた。

6時起床〜7時朝練8時半〜16時授業 放課後は19時辺りまで部活をした後に塾に直行して授業がある日はそれを受けてから

次の日の予習復習の日程。

元々宿題を出したりするのが苦手で小学校から貯めがちだった自分からすると、このスケジュールは身体にくるものがあった。

土日の野球部は同然一日練習で休める日なんて存在しない、そんな日常は徐々に心と身体のバランスを崩していく事になる。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ