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異世界で英雄目指します。  作者: サブマリン一世
第一章
1/12

01

「今日はブルーレイの発売で、ジャクソンから送られているはず。いくらキナソンと言われてても流石に大手の発送は早いはず。出荷メールもきたし」


 俺の名前は山口 奏(ヤマグチカナデ

奏は女性にも使われるが、俺は男だ。娘でもない。女顏とは言われるが...


深夜アニメを鑑賞したり、美少女ゲームやRPGもするし、ライトノベルいわゆる、ラノベを愛する一般的なオタク趣味な大学生だ。

最近は声優グループにはまっている。9人の新人だったが、今ではSSAで単独ライブを行えるほど成長して、初期のファンとしては嬉しい限りだ。


 ある日はその声優グループのライブ映像のブルーレイの発売日の講義が終わって猛ダッシュで自転車を漕いで帰っていった途中であった。

大学のキャンパスが家から二駅だから、運動も兼ねて通っている。この時ばかりは電車で妥協もしたくなったが、行きは来てるしまったのでしょうがない。


「くそー、ぱっすんのキレキレのダンスが早く見たいのに、なぜ俺の身体はこうもトロいんだ」


今日は急いでいるのでいつもは、あまり通らない道を走らせていた。


気味が悪いが家への近道なので今日は通ることにした。この道は人生で二度目で、一度目は必修のテストの日に寝坊した時に使った。


昔から、神隠しに会うとされていて、地元の人は滅多に使わない道だった。(一応舗装はされていた)


緩やかなS字カーブと90度の曲がり道が二回ずつある道だ。


その道は舗装されていたが(老朽化で少し足場は悪い)スピードを少し落とせば走れなくない程であった。


しかし、急ぐ気持ちが強かった。


また足場も悪く、曲がりきれなかった。


二回目のS字カーブの出口にあった祠に突っ込んだ。しっかりとした石材作りのものだ。

思いっきり側頭部にあたるコースで、

(あたるな〜、多分救急車ものだろう)









 がしかし、俺は突如巻き込まれた。

 衝突する直前に祠周辺のなにかかが裂け、真っ黒で何も無く、であって何かが詰まったような空間に飛び込んでしまった。




---

------

---------


「っう...ここどこだ?俺のぱっすんはへの道は??」


 目を覚ますと、俺は空に浮いていた。下を見るとどこまでも海が続く所だった。島もない、電波もない。ついでに彼女もいない。


「え?」


 ただただ広がる空に涙を流すしかなかった。清々しいほどの青空、雲がヤコブの階段を幾つも作り出して幻想的だ。


本能的に悟った。



俺は死んだのだと。DTも捨てられずに。。。













 が、突然


「ふむ、ちと遊びすぎたか」


「ほら、あんたが考えもなしに次元を乱すから繋がっちゃったじゃない」


「あれはお主が先じゃろ、この若作りお化けが」


「あんたも同い年だろうが、クソババ!」


 と顔と体型はそっくりだが髪型がポニテとツインテの二人の幼女が言い争いながら降りてきた。

 服は有名な絵画などの女神や天使がきてるような、白い布?みたいなのをきてるだけだ...生足だと!!


「みろ、あの小童の顔を!生まれたばかりのようじゃ、あんなアホヅラ晒してのぉー」


「あんた、バカね。最近の人類はあれで20歳前後よ」


「おおーそうであった、そうであった、姉さんは物知りじゃの」


「そうよ、姉さんはものs...ってだから!同い年、だ!!」


 といってポニテがツインテを彼方に殴り飛ばした。すげ!あれが錐揉み飛行ってやつか初めて見た!!すげー!光ってやがるぜ!!!

 ...激しいツッコミだなおい


神様?(ポニーテール)は居住まいを正してこちらを向き


「すまないな、人の子よ、私たちは剣と鞘の神です。あなたは私達の争いの余波で次元の狭間に来てしまいました。まずは深くお詫びします。申し訳なかった。」


「ああいえ、こちらこそ」


 なぜか中では罵詈雑言を言ってるが、面と向かうと謝ってしまうのが、現代っ子だ。ましてやそれがツッコミで光を放つまでの威力をもつものならば尚更だ。


「ここは所謂神託を下す場所なのですが、聖者でないものが入ると代償に命を失ってしまうのです。...」


 俺の心は聖者じゃないと!!そんなわけあr......

 あっ!そっか、自家発電した後の俺は「賢者」だった...


「じゃあ俺はもう戻れないのか!!ふざけるな、俺のぱっすんを返せ!!」


 そうだ、俺はライブ映像をみるために全力疾走してたんだ。あの時の俺は風になっていた...

そう全てはぱっすんのため...なんとしても復活せねば


「えっそこ?!死に執着心がないのはある意味聖者ですが...」


少し考えてる顔をして、


「ではこうしましょう、あなたに転移する権利をあげましょう。そこで私達が与えた条件を達成できたら、再びぱっすんとやらがいる元居た世界に再び転移する事を約束しましょう。」


 おっこれはあれか!竜をうっかりでヤっちゃたり、オンラインデスゲームで裏技使ったりのあれか!!


 でも怪しいすぎる神様って大抵嘘つきだし(ラノベより)


「でもなんですぐに戻してくれないんですか?神様なんでしょ?」


「最近は全次元での信仰心も少なくなってきていてね。生者死者の理を覆すほどのものは、なかなか使えないのです。ですからあなたには申し訳無いのですが少し待っていただきます。お詫びと言ってはなんですが、転移の際には少しばかり援助をしましょう。それなら力はあまり使わないので」


おおチートキタ!!


「まぁそう言う事なら待ってもいいが、どれくらいだ?」


あくまで平常心を装う


「ざっと100年強くらいです」





「はぁあ?!あと100年強って......それに向こうの医療技術は?衛生管理もそうだが、戦争やモンスターの類いがあったら生き残るのがもっと難しくなるじゃないか!!ふざけるな!!!」


 100年って言うと俺の人生の5倍だ。もし日本みたいな国じゃない所であったなら100才なんて。。。無理ゲーだ


「まぁまぁ慌てるな小童よ」


 そういってツインテの幼女が帰ってきた。以外と軽傷だ。。。


俺の前に立つと、仁王立ちして、足りない身長で精一杯身下そうとしている。


あ、諦めて少し浮いた


 なんだか偉そうだがまぁいい、それより聞きた事があるし、話を聞こうじゃないか


「わしらの力とは生き物の畏怖や尊敬の指向性の割合できまる。もちろん思考能力がある生物のほうがその割合に影響するのが大きいな。でだ小童よ!貴様がその世界で注目されれば力を授けた我らにも還元される...つまり貴様が神格化されればその分早く帰れると言う訳じゃ」


「ということは、英雄になればすぐに帰れると!!」


お、お決まりでチートで無双か!!


「そうじゃな、その認識で大丈夫じゃ!」

 なにか隠している、と疑いたくなるぐらいの速さでの回答だが嘘は言ってないみたいだ。

 じゃあお楽しみのチート内容だが


「で、くれる能力だが、俺が決めれるのか?」


まず剣術補正だろ、あと絶倫も...


「否、すまないのじゃが与える能力は決まっておる」


えっ...


まぁ最後まで聞いた後に交渉してみよう。。。


要点をまとめると、


 まず一つ目がお決まりの「言語理解能力」だ

 これには全ての文字、言葉が含まれてるので向こう側で多いに役立つとの事


 二つ目は「限界知らず」だ

 向こうにはやはりモンスターの類がいて、倒すと経験値が貰えるらしい。一般人(向こう側の住人)には限界値があるのだがそれをなくしてしまうものだそうだ。

 これだけでもかなり優位にたてそうだ。


 そして最後が「五行適正(最大) スキル取得補正最大」

 向こうには魔法やスキル(向こう側では業と呼ぶらしい)があって、魔法とその習得に当たるものがこれで補正されるそうだ。


「すまないがこれらの能力と儂等が八百万神だった頃の武器をつけるのが精一杯だ」


「ごめんなさいね」


「まぁこれだけあれば生き残れるとは思うしな!」


少し残念だが、魔法の適性が最大ならなんとかなるだろう。


 もう説明を受けている段階でテンションが上がり、はやく転移したい気持ちでいっぱいだ。


(これでうまくいけば、ハーレム形成で、英雄になって、戻ってきてぱっすんのライブをみると!よし完璧だ!!問題ない!!俺はやれる!!俺がヤるんだ!!!)



「儂等はこれから力を蓄えるために眠りに入る、連絡はできないが、力を分け、元依り代を授けるのだから命の危機ぐらいはわかる。もちろん危機を感じれば助けにいくが、助ける為には力を使う。うまく立ち回るのじゃぞ。」


そっか、人間みたいに寝れるのか。それで力を蓄えると...ちゃんと起きてくれるのだろうな。。。心配だ


「ああわかった。死なないようにすればいいんだな。」


神様の助けを得ると、その分、帰るのが延びるのか...

気をつけよう。


「無理はしないでね。たった100年だから気長に待てばいいのですよ。」


「いや、男なら一度は英雄に憧れるんだ。一回ぐらいは目指してみるぜ!」


 そうすればきっと俺のハーレムができるはず。。。


「そうだ、言い忘れてたがが儂等の条件は、むこうの人の滅亡の危機だからそれを救ってきてね(笑顔)」


「儂等もかつかつでな、新しく世界を作るより、救ったほうが早いと思っていたのじゃ」


「それでね、ちょうどあなたが来たから都合が良かったのよ」


え?


「じゃあそう言う訳じゃから頑張るのじゃぞ(笑顔)」


「あと、元の世界の技術や記憶は向こうではオーバーテクノロジーだからいじらせて貰うわね。でも向こうでの目的が英雄になるって辺りの記憶は弄らないから安心して英雄を目指してね。」


「まてそういうのはさk...」


この時、俺は自分を呪った、何故先に条件を聞かなかったのだと。なぜそのままの転移だと勘違いしていたのかと


 こうして俺は「異世界(バッファエ・ルンド)」へ転移した

勢いだけで始めてみました

iPhoneから投稿します

主に通学中に書きます。

では、行きましょうか

異世界(バッファエ・ルンド)」へ

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