表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

あわてんぼう将軍

作者: せおぽん

あわてん坊将軍と呼ばれているヨシモネは、身分を隠し今日もオエドの悪の成敗に励んでいる。


ヨシモネは町人の1人に目をつけた。ピアスを幾つもつけた実にチャラい町人である。


むむむ。あの人相は天下の極悪人タゴサブロウではないか!とヨシモネは刀を抜いた。


「成敗!」


お目付役が、止めるまもなくヨシモネは町人を成敗してしまった。


「ちょちょちょ、待ってくださいよヨシモネ様。その町人は善人ですよ」


「そうなの? なんかチャラいから、てっきり…。どうしよう。たたっ切っちゃったよ。峰打ちだけど。」


「もう。全然似てないじゃないですか。タゴサブロウは、髭面の大男でしょう?この町人、シュッとしてるし、髭なんかないですよ。あー、目を回して伸びてるじゃないですか。可哀想に」


「でも、ピアスをいっぱいしててチャラいし…」


「こら。すぐに成敗しちゃうのヨシモネ様の悪い癖ですよ。ところで誰だろ?、この人。 ちょっと、この人のX垢をチェックしてみますよ… あ、この町人裏アカでヨシモネ様をdisってますよ!」


「見せて、見せて。あ、本当だ。親の七光のボンボンて書いてある!ちょんまげが曲がっててダサい。とも書いてあるよ! これって、成敗ありだよね?」


「アリだと思います。ヨシモネ様のちょんまげはイケてますよ。成敗オケです」


こうして、今日もオエドの平和は守られたのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ