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シンチレーション

作者: ばーでーん




星をみてごらん

僕の視細胞にたどりつく


幾百光年もの旅路の末

フォトンという粒が目にたどりつく


フォトンは何粒だろう



星をみてごらん

君の視細胞にもたどりつく


幾百光年もの旅路の末

星は君にも同じにみえるけど


君に届いたフォトンは僕のと違う



星をみてごらん

大気のゆらぎが、それを砕く


何万光年かけて真っ直ぐ届いた光さえ

僅か数十キロの大気に ふるえてしまう


それでも その光はきみの中で輝いてる



星をみてごらん

何百万光年の旅路と 数十キロの薄皮が


僕たちの地球が如何に僅かな空間か

そこにいる僕たちの小さな目に届く奇跡が尊い


このあと視細胞から脳が星を認識する旅路が続く



お読みいただきありがとうございます。

何百万光年も星の光は邪魔を受けずに真っ直ぐに進むことができるというのは驚きです。

おかげで遥かな星のこと、例えば星の表面温度などがわかります。

星と目の膨大な距離の間に僅かな光の散乱体があったらどうでしょう。緑色の星が見えるかもしれません。


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― 新着の感想 ―
星を眺めるところから、その瞳の方にフォーカスして続く展開に引きこまれました。 幾百光年もの旅路の末、視細胞にたどり着くフォトン、広大な宇宙の中を何にも遮られずに瞳まで届くのは、本当に奇跡のようですよ…
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