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産廃屋のおっさんの異世界奮戦記〜適当に異世界に召喚されたのに、世界を救えなんて無理ゲーじゃね?〜  作者: アズマユージ
初めての任務

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第19話 初めての任務~なんか話がでかくなってきたぞ

本日も、2度めの投稿です。


そして、イコタンの大胆な提案は続きます。


えっ!何?

飯食いながらお気に入りのおねーちゃんのアバターに向かって機嫌よく本音ぶちまけてたら、しっかり情報としてデータベースに登録されちゃうの?

かしこまった面談より、よっぽどリアルな情報じゃん!

俺なんか調子こいてなんでもペラペラしゃべっちゃう自信あるよ!

こわっ!めっちゃこわっ!


「なるほどね。それはいいように聞こえるけど、そんなつぶつぶの事情を汲んでの会社間での異動なんて、本当に出来るのかな?それに、本人がそれを望むのかな?」


「もちろん、ご本人のご意向は、しっかりと確認します。

なにせ、本音をつかんでますから。

ちなみに、トレードの話が纏まりそうになった場合も、最終的な意向確認を行います。

もちろん、本人の無意識領域も含めて、AIが巧みに誘導するので、断ることは稀ですけどね。

そして会社の方は、本人が断らない限り、基本的にトレードを断ることは出来ません。

ただし、その会社に必要以上の余剰人員がいる場合は、金銭トレードという手段も活用します。

それらは、AGIを活用すれば、十分実現可能ですし、当面の間は、私のタレント、ヒューマンリソースと併行運用し、AGIの検証も同時に行います。

これにより、遠隔地への転勤や単身赴任などが無くなります。

ある程度の淘汰が進んだら、地域経済圏内で人事異動が完結し、移動コストが大幅に削減され、通勤ラッシュも無くなります。」


うん、なんか出来そうだし効率がすごく良くなるな気がして来た。


「これにより、なんとかエージェントとか、なんとかスタッフなどの人事系の会社は必要なくなり、その人材を、もっと生産性の高い会社に割り当てることができます。」


うわっ!この娘、えげつない!


「既に業種を一つ撲滅しちゃったって訳か。」


「いえ、1つではありません。

AGIを使わずとも、AIで代替できる業種は、多岐にわたります。公的機関も、AIの活用により、相当数の人数を削減することが可能かと思います。

決められたルールを把握し、住民の申し出を受け付けるなんて、AIにとってはお安い御用です!

細分化された地方行政区なんて、必要ありません。政治と行政は、国に一元化します」


えっ!ってことは、俺たちの町が無くなっちゃうってこと?


「いやいやいや、地方行政区って、県とか市とか町をなくしちゃうってことでしょ?

さすがにそれはやり過ぎじゃない?

いや、俺だって出来るならその方が効率的だってことはわかるよ、うん。

でもさ、ふるさとが無くなって、お国自慢が出来なくなったら、みんな泣いちゃうよ!

茨城県の人は、群馬県とか栃木県の人とケンカできなくなっちゃうよ!

翔んで〇玉なんて映画も作れなくなっちゃうよ!」


イコタンは、軽く微笑みながら冷静に言った。

「いえいえ、ふるさとが無くなる訳ではありません。

名称は残します。

住民は、今までとの違いをすぐには意識できないレベルの変化です。

ただし、行政は中央集権にして、地方政治家も廃止します。

国会議員も、国家レベルの職務以外は削減します。

私たちにはリシュンさんの開発したAGIという素晴らしいものがあります。

全面開放は慎重に行うとしても、部分的な活用は、すぐにでも始められるでしょう。

AGIが国民の声を聴いて意見を集約し、地方の声を反映すれば良いのです。

地方の声を代弁すると言いながら、利権を貪り好き勝手に政治を混乱させる族議員など、害悪にしか過ぎません。」


どこがアンパイなんだよ、どこが!

めちゃくちゃ大胆な施策じゃねーか!

なんだか、ものすごいことになって来たぞぉ…←孤独の〇〇メ風


それから、同一業種の同種の会社は、2社までに集約します。

これにより、特に間接部門の人員が浮いて来ます。」


えげつないとか思ってたけど、まだまだ序の口だったぁ!

何?自動車メーカーはト〇タ、〇ンダの2社のみにしちゃうの?

それは英断だねぇ…


「多くの会社が、同じような仕事を行っても、単なる無駄に過ぎません。

従来は、人は、競争原理を働かせることによって、モチベーションを維持し、より良い商品を作って社会が豊かになるといった考えで、競争上等!という前提で社会が成り立っていました。」


「確かにそうだね。

人は、子供の頃から常に競争しながら成長しているし、大人になっても競争が続くよね。

でも、やっぱそれが社会の活力なんじゃないの?

毎日徒競走をやって競争させた子供たちと、好き勝手に運動させた子供たちでは、競争してた方が足が速くなるって話、聞いたことあるよ?」


「それは、AGIが無かった時代の話です。

AGIによって、競争原理が働かなくとも、技術革新は可能となりますし、大胆な効率化も行えます。

つまり、人の動物としての本能に依存して、モチベーションを高めていたところを、AGIがロジカルに代替してしまえば良いのです。

AGIが、勝手に課題を探り、最適解を展開していく。

これにより、無駄を省き、人類ががん細胞だなんて誹りを受けずに、星と共存していくことが可能となります!

幸い、この国は専制君主制を敷いています。

AGIに支配されるという形ではなく、AGIの出す最適解を最大限尊重した国家運営を行うよう、マイヤンさま経由国王に進言するというのはいかがですか?」


いやもう、かわいい顔してホント大胆なのね、この娘ったら。

おじさんもう、たじたじだよ!

リアクションに困っちゃうよ!





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こんにちは、作者のアズマユージです!

『産廃屋のおっさんの異世界奮戦記』を読んでくださりありがとうございます!

もし「ちょっと面白いかも」と思っていただけたら、ブックマークや感想をいただけると励みになります。

今後も、異世界×環境問題×おっさんの奮闘を描いていきますので、よろしくお願いします!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さあ、この提案を受けて、ユージはどういう結論を出すのか?

次回、事件は会議室から現場へと動き出す(かも)。

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