第0章一話 なんてことなかった日々
ふんふ、ふーん、(鼻歌)
「突然だけど私には好きなゲームがある!
その名は乙女ゲー!
全人類に愛されるべき至高のゲームの名である!」
という頭の中での妄想をしながら23歳アラサーの私は出勤前にほんっっっっの少し余った時間で新しいゲームを買いに来ていた!
はず、なんだが....
「なにここ?」
急に目の前が真っ暗になったあとの白い空間とくれば信じたくはないがまさか、
「申し訳、ありませんでしたぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー」
といった感じに白い服に白い長いひげを生やした老人にスライディング土下座をかまされる理由といえば、
「おぬしはてっ、」
「手違いで死んだんでしょ、言わなくてもわかるわよクソジジイ」
「くそっ!?....まあよい話を戻すがおぬしは手違いで死んでしまったのじゃだからほ、」
「他の世界にてんせーーーいとか言った日にはマジ殺すけど、どうする?お・じ・い・ちゃ・ん?」
その時の私は目が笑っていなかったと思う。
なぜって?
目の前のジジイの顔を見ればわかるわよそんなの
「じゃ、じゃがわしのミスで死んでしまったおぬしには好きな世界に転生してもらおうと思っていたんじゃが、」
「ピクッ」
「そんなに無に帰りたいのか、そうか、そうか、じゃあ、」
「すいませんでしたぁぁ!出来心だったんですぅぅ!神のミスで死んだときはマウントを取りたいなと前から思っていてそれをしただけなんですぅぅ!」
「まっ、まあ、それならよいが、」
いいんかいっ!
「じゃあ転生するとしないどっちじゃ?」
「....それ選択肢あります?」
「ないな」
ですよねぇぇ、
「.......たしか転生する世界選べるんでしたっけ?」
「まあ、選べるが、それがどうした?」
数十分後
「やっと作りおわったぞい、」
「しゃああーーーーーー!ありがとうマジ神です!」
「まあ、かみじゃからのぉ、」
「それで転生先はこの子で!」
「本当に良いのか?さっきの話を聞く限りひろいんの方がいいのではないか?」
「神様...」
「なんじゃ?」
「私は....悪役令嬢専なんですっ!」
「まあよくわからんが本当にいいのじゃな?他にしてほしいことはないかの?」
「あ、じゃあ、魔法全部使えるようにと体を丈夫にと、頭を良くにと、それとそれと、」
「多いのぉっ!まあよいがのぉ、ほれ、全部叶えてやったそれと、たまに教会に来るんじゃそうしたらまた天界で会えるからのぉ、じゃあ、次は良き生を、じゃな」
「まあ、ぼちぼち好かれるように頑張るよ、それと、」
「?なんじゃ?」
「ありがと、おじいちゃん!」
「達者でな、」
その後数秒後に少女?は、消えた
「......また、騒がしいやつが帰ってきたのぉまあいつでも来るがよい、元愛の女神よ」