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第7話　クウメルと鳩と彼方のログジン

　クウメルと、ログジン。アースとエビデンスは「虚空」の先兵ログジンと戦った。

　先兵ログジンは強かった。

　しかし、クウメル達の味方をするログジンの方が、比較にならないほど強かった。

　精神の強さを見せつけたログジンに、先兵ログジンは敗北した。

　クウメル達は、世界を守ったのだった。

　世界はそれを機に、徐々に状態を回復させていく。

　人々の精神は余裕を持ち、世界の飢えもなくなっていった。

　しかし、その代償にログジンは宇宙の彼方に吹き飛ばされてしまっていた。

　ログジンを探すため、クウメル達は知恵を絞った。

　クウメル達は数年の時をかけ、「庭」システムを修復し、時空を移動できるようにした。

　クウメルだけでは意味をなさなかった「庭」の知識をアースが拾い上げて理論を組み立て、エビデンスが形を整えた。

　時空を移動したクウメル達はログジンを探し出す旅に出た。

　何百年、何万年経過しても、成す遂げるつもりで。

　やがてどれくらい時間がかかったのか分からなくなった頃に、アースの鳩が宇宙を飛んだ。

　その鳩の行き先にいたのは、彼方へ吹き飛ばされたログジンだった。