gr 00 3-12
ほんとにもう……。あらすじはほぼ頭の中じゃ出来ているんだから、もう少しかたちにしてカイテおきたかったのに……。吐き出せるうちに吐き出しておきたかったのに……。書くのが遅いのは今に始まったことではないけど、異世界(まあ、剣も魔法もくそもない、ファンタジーでも何でもない世界ですけども、異世界ほ異世界ですよね? この先のネタバレを少しするのなら、リアルな中世ヨーロッパ準拠の異世界なのですが)編の終までも辿り着けないか……。まあ、「入院しろ」なのだけれども……。致命傷じゃなかったからいいようなものの……。
いや、本人的にはちっとも良くない。
ちなみに、頭ではないですよ。おかしいの。
「入院してても書き続ければ良いのでは?」と云う方はいるかもしれませんが、痛いやら、苦しいやらだとそれどころではないし、プラシーボかもしれないが、痛み止めの類が効いてるうちは何だか頭が回転してるかんじじゃないし、麻酔の類だと抑々意識がないのだからどうしようもないし……。
前書きが長くなりました。
それでは、本編をどうぞ。
……本編はあくまで『ジャイアンツ・ロボ』で、この物語は前日譚、スピンオフ、番外編の位置づけだけれども。
(“おじさん”の魔法で呪文の詠唱なしで使える唯一の魔法は……)
それはエ〇ガ王室直伝の間隙の収〇魔法――実際は間隙世界に向けて呪文を唱える必要があるのだが、タクヤはそこのところは知らない――である。
(“おじさん”はこいつを使って『剣で刺しても何ともない』ってやつをやっていたはずだ)
タクヤは自分の喉を刺し貫くかんばかりに剣を動かした。但しゆっくりと。
(間隙の収〇魔法が発動すれば自殺を許さない呪い――魔法が存在するとこを見せつけられるし、もし刃の先端が喉に触れチックとでもしたら、“おじさん”から“呪いで能力を封印された勇者”のラノベの原作の続きのセリフでいかにオレがカッコいいかを教えてやろう)
結果、間隙の収〇魔法は使えた。痛みなどまったくなく、剣の刃はスルスルと入っていった。
老人は驚きを隠せない。
「わ、ワシは夢でも見ているんか? こ、こんなことが本当に現実なのかね?
自殺を出来なくする呪い――魔法なんてもんが本当に……」
魔法が使えた場合、「これがただのインチキ――ただの手品だと見なされた場合はどうしよう」と多少不安ではあったのだが。
(まあ、中世ヨ〇ロッパレベルの非文明社会の、貧しい農村の純朴な田舎モンのジジイなんぞはこんなもんだろうがな)
「本来ならばこんなチャチなやつじゃなくて、伝説の勇者たるこの私はこれよりも遥かに超ハイレベルな魔法が使えたんだがな」
「あ、あんた、本当に凄いんじゃな」
「ああ。なにしろ、異世界ファンタジー世界のチート主人公の勇者、だからね」
老人は興奮して、
「み、皆に、村の衆皆に教えてやらんと。ほ、本物の救世主様がこんな片田舎にいらっしゃると」
老人はいっそう興奮して外に飛び出していった。
「まあ、せいぜい布教して、オレの信者を増やしてくるがいい」
タクヤはニヤリと意地悪い笑みを浮かべた。
それから、「ククククッ」嫌なヤツでしかない笑い声を漏らした後、
「アッハハハハハハハハッ! ワハハハハハハハハッ!」
と、大爆笑した。
本日も最後迄お付き合い頂きありがとうございました。
どうせ、勉強したり、調べたり、考えたり、書いたりの90%はボツなのだけれども、頭がまわらないとなると、当然今以上にボツ率は高くなります。それでも、おそらく、一番ボツ率が悪化しないのは、調べることなので、入院中はそれに専念します。……創作は多分一番劣化が著しくなります。なのでそれは止めておきます。
また戻ってきたら、読んで頂けると有り難いです。
退院時はまた時価で高級寿司でいろいろに食わされた気分になっていることでしょう。『おいしかった』等というの幸福感なんぞは欠片もないのに。それ以前に、「そんなもの頼んでいない」だし。この前がそうでしたから。
全くもって生きているというのは本当に金がかかる。 普通の日常生活をおくるのでさえそうなのに……。
岸田内閣総理大臣。この人はどうしてこんなにもアレが色々と下手くそなのだろうか? 耳が良い――良く聞いている――音痴というのは聞いたことがないのです。
其れでは皆様、また何時かお目にかかれたら。




