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散々な入院〜母の体験

作者: 桐原まどか



私が保育園時代、母が手術の為、入院しました。

私は祖母の家に預けられ、のほほんとしてたと思います。


事件が起きたのは、母の手術の次の日。母は大部屋の窓際のベッドに寝ていたそうなんですが、結構な大きさの地震!

窓枠に亀裂が走り、点滴が逆流。

他の動ける患者たちはみな逃げ、看護師や医師も来ない。

とりあえず母は逆流した点滴を引っこ抜き、『あぁ、○(私の事)は、ばあちゃんが育ててくれるのかな…』と死を覚悟したそうです。

やがて、揺れが収まり…非常に気まずげに看護師が現れ…「Aさん、大丈夫?」と問われたそうです。

「大丈夫に見えるかい?」母は言い放ったそうです。

「点滴、逆流したから抜いたから」

これだけでも十分事件ですが、更に入院最終日、妙な事が起きた。

『点滴が違うなぁ…』

薬が変更になるならば、必ず説明があるのに…。

奇妙に思った母は、医師に尋ねたそうです。そうしたら…

「あら、違う人のだわ」で、次の台詞が「大丈夫!死なないから!」

遂に母、キレる。

「地震の時は置き去り、点滴は笑って『死なないから』? 馬鹿にしてるのかい!?」

平謝りに謝られたそうですが…私が気になるのは、本来、母の受けるはずだった点滴…おそらく、別の方に打たれたのでしょうが…平気だったのか?

ヒューマンエラーは怖いですね…。

以来、その病院には行かなくなりました。

いまの時代に同じ事したら、大変な事になるだろうなぁ…。

いや、昔でも大変ですけどね…。

ちなみに、病気は無事に治りました。それが救いだな…。

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