*設定資料4* 三章 登場人物紹介
三章<王立学院編>では、今後ノアを支えて行くキャラクターが多数登場してきました。
※年齢は物語初登場時のモノです。
□セレーシア・リフェンサー
サンクリッド王立学院の学院長。
賢者リフェンサーの妻。
若き日は冒険者でもあり、高名な魔術師であったらしい。
ブレーデン司書長とスティーナの師匠である。
賢者リフェンサーと共に、王立学院創立に尽力した。
□エジェリー・バイエフェルト 13歳
レ―ヴァン王国の名門、十二伯爵家の一つバイエフェルト家の長女。(兄はフォルノア王国に留学中)
珍しいストレートの黒髪が美しい乙女のひとり。
賢者の後継者の案内役選考会を勝ち抜き、ノアの傍に仕える事に。
普段は凛とした振る舞いを見せるが、気に入らない事があるとホッペを膨らます癖がある。
皮肉を言って容赦なく相手をえぐる。
□レベッカ・スピルカ 13歳
レ―ヴァン王国の名門、十二伯爵家の一つスピルカ家の次女。
スピルカ家は代々王国魔術士を取り仕切る家柄。
燃えるような赤毛には少しウエーブがある乙女のひとり。
「ねえねえ!」 と語りかけるのが口癖。
一見とてもポジティブな性格。
エジェリーとは幼なじみで親友でありライバルでもある。
□アリス・スピルカ 21歳
スピルカ伯爵家の長女。レベッカの姉。母親譲りの赤毛。
王立学院で魔術全般の講師をしている。
良家の才女として順風満帆な時を重ねてきたが、ノアによって鼻柱を折られる。
なかなかノアを理解しようとしないが、カールソン砦の戦役以後ノアを心から尊敬する様になる。
□アイリ・フリンツァ 12歳
亜麻色の髪の乙女。
領地を持たない男爵家の長女。
父は王国府の財務に関わる中堅官吏。
行儀見習また花嫁修業としてバイエフェルト伯爵家へ奉公に上がったが、エジェリーから誘いを受けノアの侍女となる。
大人しくおっとり系だが、ノアの傍で重要な役割を担って行く。
父(ブリジット)母(ビエラ)※まだ登場していません。
□リーフェ・ライマー 10歳
レ―ヴァン王国商業ギルド連合会会長またライマー貿易商会経営者の娘。
主に商売上の繋がりの為に、バイエフェルト伯爵家に奉公に上がったところで、エジェリーの目に留まりノアの侍女に抜擢された。
小柄で可愛らしい外見にそぐわず、肝の据わった根性を持っている。
数学脳が素晴らしく、ノアが教えた算術を武器に『数字の魔女』の二つ名で恐れ敬われる。
□フーガ・ハルバート 15歳
レ―ヴァン王国の名門、十二伯爵家のひとつハルバート家の三男坊。
王立学院筋肉愛好会の主宰者。
身長百八十三センチ、すでにボディービルダーとしての貫禄を持つ。
体格に見合わず謙虚な性格、やがて『賢者の盾』と成長していく。
□イルムヒルデ・シュレイダー 14歳
レ―ヴァン王国、四侯爵家の一角、シュレイダー侯爵家の長女。(兄は領地に住まう)
ノアが『二門のドリル砲』と揶揄する豪華なプラチナブロンドの巻き毛を誇っている。
学院在校生では最上位、『古城の女帝』の異名を持つ。
欲しいものは何でも手に入る事が当然であると思っている。
女児として生まれ落ちた瞬間にバークマン王家に嫁ぐ運命にあった。
五章<侯爵令嬢婚礼編>では彼女の嫁入りにまつわる大事件が描かれる。
□セレンダ 16歳
シュレイダー侯爵家に仕える騎士の娘。
幼い頃よりイルムヒルデの傍に仕え、彼女からの信頼は大きい。
イルムヒルデの無理難題を難なくこなす才能は天才的ですらある。
生涯イルムヒルデに仕える忠義者。
□マゼンダ 14歳
セレンダの妹。
イルムヒルデとは同い年であるため、共に成長したと言って過言ではない。
姉と共に彼女に献身的に仕える。
侍女としての礼儀作法は姉と共にトップレベルである。
□ラウラ・ブレーデン 46歳
サンクリッド王立学院の図書館司書長。
付与魔術士としての実力は王国一番か。
若い頃は素材採取のため森の奥に工房を構え『深淵の森の魔女』と呼ばれ恐れられた。
賢者リフェンサーと出会ってからは、ノアを探す旅のメンバーであった事もある。
ノアが最も頼りにする魔術師。
□フリージア・ラフレイン 24歳
ラフレイン縫製工房の二代目。
母親がブレーデンと親友だったため、ノアと関わりを持つ事になった。
魔力を織り込んだ布の仕立てには絶大な信頼がある。
イルムヒルデのウエディングドレスや聖女の聖衣などを手掛けたことによって、やがて大陸一のトップブランドに成長して行く。
□オズワン・ウエーバー 14歳
メドーリア湾の港湾都市、ポルトアートから工学の勉強に来ている。
実家は造船業を営んでいる。
モノづくりが三度の飯より好きという彼は、ノアの重要なブレーンと成長していく。
『空を飛ぶ事が夢』である彼は、実現する事が出来るのだろうか……⁈
□ジュビリー・ファイラ 15歳
王家直轄領の東を守る、テプリー辺境伯領出身。
生家は代々辺境伯に仕え、農業全般を任されている男爵家。
植物学を学ぶために学院に入った。
真冬の寒い図書館でノアに声を掛けられた。
ノアとの出会いによって人生が劇的に変化する一人。
□ザナック工房三代
本文中では、先代、店主、ウォルフと区別している。
王都で一番の評判を持つ鍛冶工房。
高位騎士や上級冒険者からのオーダーメイドの注文が多い。
ノアから巨額の投資を受け、以後ノアの武器開発の中核をなす工房となる。
ウォルフはエジェリーに淡い恋心を抱く。
□アルバート・スピルカ伯爵 44歳
レ―ヴァン王家と共に歴史を重ねて来た、名門スピルカ伯爵家の当主。
アリスとレベッカの父親。
王家直属魔術師団団長。王国魔術士会総帥。
先祖の業の深さを想い悩んでいたが、カールソン砦が侵攻された戦役を切っ掛けにノアに救われていく。
九年前に愛する妻と死別している。
□カラーウイッチィーズ 14~17歳
赤、青、緑、黄、桃をそれぞれイメージカラーに持つ魔女っ娘五人組。
活動は趣味で、それぞれメイドや売り娘などの仕事を持っている。
冒険者としてもたまに活動していて、レイドやイベントなどでの需要が多い。
王都サンクリッドでは以外と知名度は高く、根強いファンも存在する。
リーダーのレッドはレベッカとの勝負で負け、赤を着られなくなったため今後の活動が心配されている。
□エルフィーン 17歳
夢で天啓を受けたという自称勇者。勇者パーティーの主宰者。
出身地、生い立ちは不明。
自分を過大評価するのが悪い癖。
それ故、心の底には常に焦りがあった。
後に彼には大変な運命が待ち受けている。
□フレイヤ 17歳
黒い魔女服、とんがり帽子が良く似合うお姉さん。
魔女のポリシーとして、未だに白いかぼちゃパンツをはき続けている。
ある事件をきっかけに彼女の人生は劇的に変わる。
以後ノアとは特別な主従関係で結ばれる。(文字通り!)
□タイラー・アールステッド 15歳
レ―ヴァン王国、四侯爵家の一角、アールステッド家の四男。
母親が正妻では無い事を本人は気にしている。
身長百八十センチ、端正な顔立ち、剣術も学院最強とモテ要素の全てを持つ男。
公開模擬戦をきっかけにノアとの力量の差を悟り、傘下に下った。
やがて『賢者の剣』として、その勇名を轟かす。
□ウェルラー・シルワイデ 15歳
王立学院音楽科の受講生。
ほとんどの楽器に精通し、特にリュートを得意とする。
浮世離れしていて、吟遊詩人として活動するようだ。