*設定資料3* 二章 登場人物紹介
※年齢は物語初登場時のものです。
□ジークフリート リフェンサー 72歳
主人公ノアとは異なった世界線からの転生者。
『創造主にして観察者』よりノアを導くための使命を負わされた。
前世での建築土木系の技術をフィードバックし、賢者と称されるようになった。
スパソニア帝国のサウスブルグ城や神聖シャ―ル国の大聖堂、レ―ヴァン王国のノイエ・ブルクハルト宮など、歴史的建造物の改修に多く関わった。
レ―ヴァン王国の王都サンクリッドに学院を創立し、ノアを迎え入れたところで彼の使命は終了した。
□ザルベルト・シュトラウス 45歳
『聖母に愛された男』と異名をとる当代一の芸術家。
彼の作品として、ウェルシーナ礼拝堂の『聖母の降臨』の祭壇壁画や、『聖母の奇跡』を描いた天井フレスコ画のシリーズが有名である。
また全て剣種を使いこなす達人で、特にレイピアを得意としている。
さらに『右手は絵筆、剣は左手』と独特のポリシーを持っている。
ノアの芸術と剣術の師匠である。
□スティーナ・リフェンサー 26歳
スパソニア帝国の帝都アムリードにある孤児院の出身。
14歳の時養父に引き取られるが、すぐに娼館に売られてしまう。
初めて取らされた客がザルベルトであった。
専属モデルになる事を条件に、ザルベルトに買い取られる。
子供のいないリフェンサーの養女となり、以後ノアを探す旅を供にする。
□聖女テレージア 13歳
ラデリア帝国王都バルシュタット郊外にある神聖教会の神父の娘。
主人公ノアの転生前の日本と少し違う日本からの転生者。
非常に甘えん坊な性格。
ノアを巡る乙女のひとり。
□宮内鈴華 享年17
神社の神主の娘として生まれるも、西暦2012年(平康24年)の日本で病没。
『創造主にして観察者』によって聖女テレージアとして転生を果たす。
□スパソニア帝国妖女帝(年齢????)
謎の多い妖女。
使命は不明の転生者。
自らの身体に年齢設定を自由に出来る変身能力を有する。
表に皇室が存在するが、彼女が真の女帝であるらしい。
彼女の存在を知る者は、帝国内でもごくわずかである。
町娘に変身して、強い男をコレクションする事が楽しみの一つ。
□エドモンド・クリシュトフ助祭枢機卿
誠実な人柄が認められ修道士より助祭枢機卿に格上げされたばかり。
ミコラージュ司教枢機卿の腹心であり、真の次期聖女であるテレージアをバルシュタットまで迎えに行く。
以後、聖女テレージアを支える役目を担う。
□ミコラージュ司教枢機卿
教皇に次ぐ地位の六人の司教枢機卿の末席。
真の聖女を導く様に天啓を受ける。
左目の瞳が金色の魔眼持ち。
教皇庁の良心。
□教皇クリフォードⅡ世 68歳
スパソニア帝国、サウスブルグ家の血筋。
生まれながらに富と権力を持ち、権力闘争などとは無縁で興味も無い。
高齢のため間もなく退位と噂されている。
□聖女ローゼマリー 36歳
神聖シャ―ル国、教皇庁に住まう現聖女。転生者でもある。
聖女としての適齢期を間もなく終え、次期聖女との交代を待っている。
聖女引退後は、神聖シャ―ル教全修道院の長の役目を担う。
□メルケル司教枢機卿
神聖シャ―ル国教皇庁第一勢力の長である実力者。
次期教皇の座を狙っている。
ラデリア帝国南部の豪商。
多額の寄付金で教皇庁での地位を得た。
□リヒャルド司祭枢機卿
メルケル卿の少年時代からの腹心。
聖女の検査を衆人に公開し、聖女テレージアを辱める。
精霊の聖騎士によって改心するが、テレージアからの冷たい視線は直らない……。
□ヴェンデル司教枢機卿
神聖シャ―ル国教皇庁第二勢力の長である実力者。
次期教皇の座を狙っている。
タスクランド連邦共和国で海運業の成功者。
多額の寄付金で教皇庁での地位を得た。
□エデュルト司祭枢機卿
ヴェンデル司教枢機卿の腹心。
テレージアを亡き者にするために、エレン王国の暗殺者を送り込む。
結果ノアの逆襲を受け、セントレイシアの屋敷を破壊され、教区に逃げ帰った模様。
□クラレット 15歳
メルケル卿に囲われた聖女候補。
フォルノア王国西部の貧しい村の出身。
強力な魔力が知れ渡り、メルケル一派の目に留まった。
結果、金銭と交換に両親から売り渡された。
六人姉弟の長女であった彼女はそれを運命と受け止めた。
精霊の聖騎士に救われ、聖女テレージアの義姉として生きる事になる。
聖女テレージアに献身的に仕えるしっかり者。
□カーマイン 13歳
ヴェンデル卿に囲われた聖女候補。
ルキニシア公国の孤児院から、魔力の強さを認められて召し上げらた。
非常に内向的な性格で、ほとんど口をきかない。
精霊の聖騎士に救われ、聖女テレージアの義妹として生きる事になる。
□ミレイユ 12歳
サークルレーン領の神聖教会孤児院から領主の屋敷に奉公に上がる。
程なくセシルが現れたため、専属のメイドとなる。
生涯セシルに仕え、数奇な運命を辿る事になる。
とても大人しい性格。
□フェリーネ・サークルレーン(享年17)
最凶の一年と歴史に残る、聖歴1608年に流行した疫病の犠牲者のひとり。
なぜか彼女の魂は天に召されず、屋敷内に留まっていた。
彼女自身幼い頃より霊感が強く、死して尚、姪のセシルを導く存在となる。
フェリーネの魂もまた、セシルと共に激動の人生? を歩む事となる。




