*設定資料1* 一章 登場人物紹介
各章が終了したところで人物紹介としてまとめたいと思います。
年齢は物語初登場時を表記しています。
□ノア・アルヴェーン 6歳
この物語の主人公。聖歴1610年の異世界に転生を果たす。
『創造主にして観察者』より、『新たに生まれ落ちた世界を導け』と使命を負わされる。
四属性のエレメンタルを使いこなす魔術士。
Sランクパーティー『黄昏の梟』の先導者。
□霧島 隼人 享年32
転生前の主人公。
AB型 左利き 独身
中堅商社のサラリーマン。
『広く深く!』がモットーの超多趣味人。転生後における知識チートの基礎となった。
別段スペックが低いわけでもなかったが、いわゆる『おたく魂』が災いし、女性との交流は希薄だった。
西暦2023年3月にベルギー・ブリュッセル国際空港で銃乱射テロに巻き込まれ死亡。
□フレデリカ・ブルーレイク(サークルレーン)享年23
ノアの養母であり、セシルの母親。
当時三歳で露頭に迷っていたノアを拾い育てた。
ノア五歳の時に、セシルを出産。
夫と共に隊商での旅の途中、傭兵崩れの大盗賊団の襲撃を受け、命を落とす。
絶命の間際、ノアにセシルのすべてを託す。
□バージル・ブルーレイク 享年26
ノアの養父でありセシルの父親。
貿易商を営み隊商での旅の途中、傭兵崩れの大盗賊団の襲撃を受け命を落とす。
フレデリカとは、サークルレーン家当主に身分の違いを理由に認められなかった為、駆け落ちを強行し結婚した。
とても優しい妻想い、娘想いの青年だった。
□セシル・ブルーレイク(サークルレーン)1歳
生後五ヶ月で両親を失う。以後ノアによって育てられる。
一歳から五歳まで、ノアと共に冒険者ギルドの二階に住まう。
ギルドのマスコット的存在。
誰でも呼び捨てにする怖いモノ知らず。
霊感が飛びぬけて強く、類まれなるネクロマンサーの資質を持つ。
本人にはまだ自覚は無いが、どうやら転生者でもあるらしい。
彼女を待ちうける未来もまた…………!
□ジルザーク・ブローク 26歳
Sランクパーティー『黄昏の梟』のリーダー。
フォレストゲート冒険者ギルド一の実力と名声を持つ。
近くに領地を持つ騎士階級の家の三男坊。騎士は性に合わずと冒険者になった。
業物のバスタードソードがトレードマーク。
主人公ノア・アルヴェーンが最も敬愛する男!
□マリア 25歳
Sランクパーティー『黄昏の梟』の攻撃系魔術士。
マリアの攻撃魔術は、ギルド一番との評価を得ている。
魔力圧縮弾を得意とする。
男勝りの性格ゆえ、ギルドの姉御的存在で男女問わず慕われている。
ジルザークとは幼なじみ。
□カイル 25歳
Sランクパーティー『黄昏の梟』のガーディアン。
立派な体躯の持ち主。
見かけに反して頭が良く、敬虔な神聖シャール教会の教徒。
十五歳の時、サーラを連れて冒険者になろうとフォレストゲートにやって来た。
そこでジルザークとマリアに出会い意気投合、現在に至る。
サーラとは折を見て正式に結婚する予定である。
□サーラ 23歳
Sランクパーティー『黄昏の梟』の支援系魔術士。
フォレストゲートの聖女と言われるほどの美貌の持ち主。
生い立ちは高位な貴族の娘とのウワサもあるが、本人は一切語っていない。
不遇の少女時代を送ったようである。
十歳の時教会でカイルと出会い、十三歳の時、身を売られる寸前にカイルに連れられ旅に出た。
□クレメンス・フォルマ― 54歳
冒険者ギルド発祥の地である、シャレーク王国フォレストゲート冒険者ギルド長。
数々の武勇伝を持つ伝説級の冒険者。
左目の瞳が金色の魔眼持ちで、普段は黒いアイパッチで隠している。
ノアとセシルを陰ながら見守っている。
□メアリー 27歳
フォレストゲート冒険者ギルド長の秘書兼事務室長。
ノアが最も助けられた恩人のひとり。
多少の天然が入っているが、しっかり者でギルドを切り盛りしている。
婚期を逃しつつあるのは、本人のせいではなく、ギルド長のせいである。
□アイリーン 21歳
フォレストゲート冒険者ギルド受付看板娘のひとり。
彼女目当ての冒険者も多い。
ギルド近くの素材買い取り屋の娘。
□デイオン 32歳
珍しいソロのBランク冒険者。調査や情報の依頼をこなすスペシャリスト。
ロケットの紋章を頼りに、セシルの母の生家を探し当てる。
生涯なにかとセシルと縁を持つ事になる。
□クリス 16歳
Fランク冒険者『グローリーツヴァイ』のリーダー。
ジルザークの村の出身であり、彼に憧れて冒険者となる。
フォレストゲートの現在のガキ大将。
ノアに何度も救われ、ノアを兄貴と崇拝している。
□ボルツ 16歳
Fランク冒険者『グローリーツヴァイ』のガーディアン。
体格は良いが、非常に大人しい性格。
物心ついたころからクリスの後についていた。
□ミアンカ 15歳
Fランク冒険者『グローリーツヴァイ』の攻撃系魔術士。
気が弱いのに魔力は意外と強力なため、テンパると何をしでかすか解らない厄介者。
年下のノアを兄さんと慕い、甲斐甲斐しくセシルの面倒をみてくれる。
□酒場のマスター 56歳
フォレストゲート冒険者ギルド内の酒場の経営者。
冒険者に手伝わせながら一人で切り盛りしている。
料理の腕はまあまあ。
愛想の無い風貌だが、ノアとセシルを温かく見守っている。
□レイナード・サークルレーン子爵
ナルフムーン王国サークルレーンをあずかる領主。
セシルの祖父。典型的な貴族気質であり、相手を家柄や身なりで判断する。
セシルによって少しずつ、柔和な表情を見せ始める。
□ヨハンナ・サークルレーン
領主レイナードの妻。セシルの祖母。
すでに二人の娘を亡くした事を、悔やみながら日常を送っている。
娘によく似たセシルに救われていく。
□アルバート・サークルレーン
サークルレーン子爵家の次期当主。フェリーネとフレデリカの兄である。
父に似ず、誠実で理知的な性格であり、領民からの信頼も厚い。
セシルの良き理解者となる。
□エミリア・サークルレーン
アルバートの妻。サークルレーン家に入り三年目だが、まだ子宝に恵まれていない。
夫の両親には、あまり馴染めていないらしい。
初めは霊感の強過ぎるセシルを気味悪がるが、やがて夫と共に彼女を支える存在となっていく。