表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の戦記  作者: かな河
98/131

98話 野盗と宗教(2)

 私は諜報の兵が帰ってくるのを待つ。大きな路線変更に迫られた。なんと隣国の領主が我々との交流を拒否すると言い始めたのだ。隣国とは私が前領主を暗殺したところの国である。私としては唯一かかわりがある国で、さらにそこの国からすべての食料を輸入していたため大きな痛手となった。さすがにこの事態は想定外であったから今までの計画を大きく変えないといけなくなった。しかしなぜ急に隣国の領主が方針を変えたのかを調べなければならず諜報の兵を出したのだ。隣国から兵糧攻めをされ始めてから4日目中野が現れ待ち望んでいた言葉を言った。

 「岩田様、諜報に出た兵たちが戻ってまいりました。」

 「今すぐ会議室に集めろ。情報をまとめる作業は私も付き合ってそこでやればよい」

 私が会議室に行き、待っているとすぐに中野が兵を集めてきた。全員がそろうと私は言った。

 「今すぐに情報を報告せよ。」

 兵士たちが情報を口頭で報告する。諜報部隊は諜報相手に自分たちの存在がばれないようにメモなどをとらずに記憶だけでここまで持って帰って来る。私は兵が言う情報を紙にまとめていく。すべて報告が終わると私は兵を解散させ情報をまとめる。どうやら今度の農民反乱の首謀者は前皇帝の藤田で皇帝一族と代々、仲がよかったある隣国の領主は藤田をここに明け渡すため、私が邪魔になってきたらしい。ここまで情報がわかると私の方針は決定した。俺はすぐに中野を呼ぶ。中野が来ると俺は言った。

 「どうやらここからの引き時らしい。もちろんその前に一戦するがただの戦闘になる。ただの虐殺はやらずに済む。相手は隣の領主だ。すぐに全軍に準備させろ。ただし例の諜報部隊は動かすな。」

 「分かりました。」

 私は前に調べた隣国の地図と敵上の城の中の見取り図を開く。今回は私一人で作戦を立てる。




 僕は吉田と藤田と話しながら慎重に作戦を立てる。今回はいつもと違い、隣国の領主がこちらについてくれるらしい。藤田によるとその領主の兄が本来なら僕の代わりに法律を担当していたはずだが暗殺されたため合流ができなかったらしい。しかし一族として信用ができる。さらに今回きれいな価値を治めれば周りにあるほかの国もこちらに流れてくる可能性が高い。僕はその領主と書簡でやり取りしながら作戦を立てる。




 私は次の日、朝早く行軍を始める。前日のうちに黒田と話は済ませてある。古参の兵を引き連れ自分の支配地内を駆け抜ける。私の支配地は城壁に囲まれているせいで支配地から出るときには絶対にばれる。だからこそ速度で勝負をかける。支配地の出入り口では味方と敵の見張りの兵がそれぞれいる。味方にも今回の出陣を伝えてはいない。少人数の敵を蹴散らかし、味方の兵にここで待機するように伝え、前に進む。少し経つと後ろから古参以外の兵がここを襲う。私は敵の城に向けて兵とひたすら走る。敵の防衛体制が整う前に城までたどりつかなければならない。しかししばらく走った後、前の兵から報告で敵の接近を知らされる。この短時間で組んだ陣であるからそこまで強いものではないはずである。俺はそのまま敵陣を突っ切らさせる。予想どうりすぐに突破できる。そのまま城にたどり着く。城の前で一度陣を整えなおすと今日の朝に兵に説明したと通りに指示を出す。兵もわかっていることを言われるだけであるからすぐに理解する。そして城をすぐに占拠する。中野が言った。

 「城の中がからですね。」

 「くそ。すぐに捜索しろ。」

 城の中は全くの殻であった。どうやら防御が間に合わないとみて城をすてたようだ。もちろんそんなこともあると思い、後ろからくる軍には城には来ず領地内にある軍事施設を襲うように指示をしている。私は城の中を使い物にならないように破壊し、ほかの部隊の援護に行く。

今回は岩田、遠藤、岩田というわかりずらい形でしたね。少し先の話になりますが12月ごろから少し投稿のペースが遅くなるかもしれません。もちろんそうならないようには努めますがご了承ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ