表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の戦記  作者: かな河
96/131

96話 向かうべきところへ

 俺は戦闘が終わるのと同時に次から次へと降伏してくる敵の部隊の受け入れや、逆に軍としてのまとまりを失った者たちが野盗化していくのを見つけ討伐したり、最後に一花咲かせようと暴れまわる集団を討伐したりとに三か月の間は質は論外というような戦が多発し極めて忙しい日々を送った。しかしそれもに三か月もすれば終わる話である。徐々に落ち着き始めたころ松本家から連絡があった。内容は領土の分割についての話し合いを行いたいので松本家に来てくれとのことである。俺は松本からの伝達を聞くと萩原と石井にこのことを伝えると出かけることにした。最近は内政も人を雇ったことで俺にも余裕が出てきている。ちなみに石井はもうすでに練兵の仕事に戻っているし、次に大規模な戦争が起きたときには萩原を戦争に参加させられるような体制が整えられている。もちろん演習などで俺の相手を務めさせることで実力は試してある。俺はゆっくりと馬に乗りながら松本家に向かっている。遠藤がいる間は供の者を連れて歩くように口ずっぱく言われていたが遠藤がいなくなると同時に俺はその制度をやめ一人で移動している。もちろん警備の問題はあるものの襲われた時に人で逃げ切れるぐらいの武力はある。そして今回も何事もなく松本家に着くと城に入る。城の中にいくと松本にいつも使う個室に通されしばらくの間ここで全員が集まるのを待つように言われた。二、三日後には全員がそろい会議が始まる。会議冒頭、俺は俺が匿っている貴族との約束で取り返さなくてはならない土地を渡してもらうように主張するとそれ以上はあまりしゃべらないようにした。あまりしゃべらなかったが松本家に働きかけたことと、俺の戦果が功を奏し俺の主張する領土はもちろんほかにもその領土と俺の現在持っている領土の間をつなぐ土地も獲得するができた。しかし今回、俺が手に入れた領土は戦果に見合っているとはいいがたい量の領土である。もちろん今回手に入れた土地がかなりいい土地であることを差し引いてもやや不公平感が否めない。しかしそれは次回の遠征の時に補えればいい。俺は領地に戻ると匿っていた貴族達を呼び、約束通り獲得した領地の支配者として派遣した。




 私は支配体制を確立後周りの貴族たちと交渉を開始する。荒れ果てたこの土地に新たな支配者が君臨したことを知らしめると同時に私の名前を知らしめるためである。南のほうで大規模な宗教反乱がおき、それが国家の体を徐々に始め、さらにそれが勢力を拡大しているため周りはそのことに対応するのに必死で他の国がこちらのほうに攻めて来ることはなかったことは計算外であった。




 僕は藤田とともに勢力をどんどん拡大する。この間の決戦で敵の主力軍をさんざんに破ったため、統制派の領土内にはほとんど敵がおらずどんどんと進んでゆく。藤田やその周りにいるものは僕を除き全員、王都奪還に向けて動いている。僕としても大野の領地に反乱の矛先が向かなければよいのでこの案に賛成し僕たちから見て北東の方角にある統制派の領土と西にある松島領は無視し北に攻めあがっていく。(ちなみに南側は海であり、かまうことはない。)もちろん松島家とほかの統制派の領土を放っておくわけではなく正規軍を派遣し、諜報と宣教活動をおこなわせている。(ここの正規軍は正規軍と名乗っているが実態は諜報隊といった要素も多分に含まれている。もちろん戦闘もするが。)北に行くにつれ統制派の領土はなくなっていきほかの領主の領土となり始めた。

今回は短かったですね。だからという訳ではありませんが意味のないことをダラダラ書きます。読まなくていいです。

今回でようやく大野と統制派の軍の戦いを書き終えることができました。本当はもっとコンパクトに終わらせるつもりでしたが長くなってしまいました。それが原因だと言いたいわけではありませんが話が長いわりにラストが雑だった気がします。やはり力量不足ですね。大野以外の話も混じっているのでわかりにくいですがとりあえず筆者としては一章が終わりかな?みたいな気分です。「週一投稿で100話近くもかかる一章があるか!」というごもっともなご意見が聞こえてきそうですがご容赦ください(僕も同じことを書きながら思っています。)投稿ペースの遅さ、話の展開の遅さ、これらも筆者の力不足ですね。もちろん終わり方やそれまでの道筋もだいたい決まっていて、(話の進みは遅いですが)グダグダ引き延ばす気はないので最後までお付き合いいただければ幸いです。またあまり感謝の言葉を読者の皆さんに伝えていない気がしますが、いいね!、ブックマーク、評価といったものがつけられるたびにとてもうれしく感じています。ありがとうございます!長くなりましたが最後にいつものことながら俺の戦記を呼んでいただきありがとうございます!今後もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ