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俺の戦記  作者: かな河
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21話 同盟、懐柔、裏切り工作(2)

 「頼むよ。まさエモンたすけてー」

 「大野、急にドラえもん何とかして式のこと言ってきてもどうしようもないだろ。というか軍事に関しては大野のほうが僕よりもできるだろ。」

 「軍事が俺のほうができるかはさておき、さすがに6個も城を落とすとなるとかなり大変なんだよ。多分3つの城は簡単に落とすことができる。しかし残りの3つに関しては時間がかかりすぎる。だから頼むよ。残りの3つの城に関しては何とかしてくれよ。まさエモン。」

 「大体どういう状況かは分かった。とりあえずのまさエモン呼びはやめよう。絶妙につまらない上にまじめな話のはずなのにそうだと思えなくなるからやめろ。」

 「しかたないだろ。この物語、大雑把な話の流れしか考えていなかったせいで今になって急にどうやってこの先、既存の流れに乗せるかという大きな問題にぶつかって時間稼ぎと話を進めることを同時に無理やり行う方法を考えた結果、会話に関係ないことを無理やり混ぜ込むというやり方になったからしょうがないだろう。」

 「おい、あんまりそういう話をするな。今までと作風が変わりすぎるだろ。とにかくここで話は終わりにするぞ。」

 まったく遠藤は。少しは遊び心というものを持ってもよい気がするのだが。仕方ないか今まで違うやり方をして読者の皆様から反感を買うのは望むことではないしここは諦めて今まで通りに戻すか。とにかく話を最初にもっていくと俺は6個の城を一気に落とさないといけなくなりどうしようかというところだ。もちろん期限が決められているわけではないので急がなければ6個落とすこともできるのだが早く城を落としほかのところに応援で駆け付けたと言えればこの後にある領土の分割の際にほかの6か国に戦果を誇ることができ領土が多くもらえることもできるかもしれないという計算があるから遠藤に頼ろうということだ。遠藤はこの間の七ヶ国同盟を締結した時からもわかるが基本的に交渉能力は高い。だからこそ懐柔や裏切り工作に持って来いと考えたのだ。あと俺は基本的に詰めが甘くズボラなので裏切り工作などやったらたぶんばれて失敗する。そのことについては遠藤もよくわかってるだろうから真面目に話せば通じるはずだ。とりあえず真面目に話すとするか。

 「遠藤、6個も城を落とさないといけないのは無理だから要するに裏切り工作などを手伝ってほしいというところなんだ。」

 「大野が言いたいことは初めからわかってるよ。だけどさ、そういっても簡単にはいかないよ。裏切り工作っていうのは守る側が不利になってから初めてうまくいくものであるのはわかってるだろ。結局長い時間がかかるのは変わらないと思うよ。」

 「それはわかってる。ただ俺が警戒しているのは城を落とすときにかかる時間じゃなくて兵の損失だ。時間に関してはたぶん多少無理すればすぐに落とすことはできる。だけどその際に兵の損失をできるだけ少なくしたい。だから俺がほかの城を落としてる隙に交渉をうまくやってほしい。」

 「むりだろ、それは。たぶん戦果を敵に教えつつ和平交渉に持ち込んだほうが楽だよ。」

 「それじゃ少しきついな。兵士を本国に返す交渉を進めているとは言えそんなに数は期待できない。できればうちの軍にある程度取り込みたいともかんがえてる。」

 「そこまで欲張るか。とりあえず交渉にかかってみるよ。ただし期待はするなよ。言って城の明け渡しがせいぜいだと思え。」

 この後俺と遠藤はどこの城を担当するかという相談に入りそのまま遠藤は交渉に俺は城攻めに入った。

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