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俺の戦記  作者: かな河
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第14話 会議

投稿が遅れてしまい申し訳ございません。

 七ヶ国同盟の会議ではまず最初に各自が集めてきて松本家に送った情報を松本家がまとめてつくった資料に目を通すところから始まった。資料によると我々の周りには大きく分けて3つの勢力がある。一つ目が七ヶ国同盟のような小国の集合体、二つ目が市川家、そして三つ目が統制派の軍である。詳しい情報に関して言うと小国の集合体はどこも似たような戦力であるため無駄な争いを起こし戦力を削ってしまいそこを他の付け込まれ滅ぼされるのを防ぐためにらみ合いは行ってるものの戦いは起こりそうにないとのことだ。

 次に市川家についてだが市川家は先の大戦で多くの兵を失ったためしばらくの間は戦いは起こしそうにないとのことだ。しかし国境を警備するには十分な兵力は持っているし、ほかのところと同盟を結んだりして警備の必要がなくなったりしたときに攻めてきたら我々では勝てないだろうとのこと。ちなみに同盟の可能性を探るために小林家が使者を派遣して対等な国として扱わず植民地のような条件の同盟を突き付けてきたらしい。

 最後に統制派の軍である。今はもう統制派はなくなっているので元統制派というべきかもしれないがここではめんどうなので統制派のままでいく。現在彼らはもともと中立国だった場所を当して物資の運搬をしていたようだがその中立国と交戦状態になったらしい。そのため本国から人や物が来なくなったため現在軍だけで政治を行い自分たちで必要なものを税として徴収しているらしい。しかし政治には不慣れな者しかいないため住人の心は離れていっているらしい。

 会議の参加者が資料を読み終わったところで司会の松本が今後の方向性について話を進めていく。その後の話の流れを大雑把にまとめていくと今後は敵との戦力差があまり出ないうちに戦っておきたいという意見で一致した。次にどこと戦うかということだがこれは将来的にあまり脅威になりえない小国の集合体は排除された。しかし問題となったのは市川家に攻めるか、統制派の軍の支配地に攻めるかという問題だ。市川家の領土の近くに領地をもつ野村と吉岡、小林家市川家を攻めることを主張し、俺や浜野、梅田は統制派の支配地の近くに領土を持つため統制派を攻めることを主張した。できれば自分の近くある脅威を排除したいという気持ちが起きるのでここはしょうがない。しかし問題は松本である。松本は自分の領土がどちらの支配地からも同じくらいの距離にあることや中心国であるからあまりほかの国と関係を悪化させられないとの考えからこの件に関しては中立を保つといったため軍事行動をする際に必要な4か国以上の賛成を手に入れることができなくなった。そのため会議は話し合いがずっと行われている。話はずっと同じようなことを永遠と繰り返しているだけで一向に前に進まない。しかし俺もこの間家臣にした貴族との約束で統制派の軍にとられたその貴族の領土を取り返す都約束してしまっているので何とかして統制派の領土に攻め入らなければならない。さらに言うと遠藤の調べで分かったことなのだがその貴族の領土ではいい馬が多くいるそうで少し前から考えていた騎馬隊の創設も大きく前進する。さてしかしこのままでは話し合いが進まない。どうやって説得しようか。ここは金を使って票を買うのが一番いいだろう。さてどこの票を買うか。まず松本と吉岡はたぶん金では動かない。なぜなら松本はそう言った交渉をあまり好まないようだし、吉岡は領土の境界線の半分以上が市川家接しているものであるのだからどんな交渉を持ち掛けても市川家の脅威が消えでもしない限り交渉に応じないだろう。となると残りは小林と野村になる。どちらにしようか迷うがとりあえず何となく野村と交渉してみよう。そんなことを考えながら会議がおわるのをまった。そして終わると明日の会議に備え部屋に戻り休もうとしている野村を捕まえ話しかけた。

 「すいません。野村さんのところと取引がしたいので少しお時間よろしいですか?」

 「大野さんですか。かまいませんが同盟の規則違反になる金の絡んだものはうけつけませんよ。」

 なんと。その規則確かにあったけど結局なあなあにしてごまかすやつじゃなかったの。仕方ない。向こうが守るつもりならこっちも守ろう。そう思い俺はこう返した。

 「そんなわけないじゃないですか。取引というのはあなた方の兵の練兵をうちでやる代わりに今回の決議で統制派の軍を攻めるほうにまわっていただきたいのです。うちの練兵は松本家に任されるくらいしっかりしたものですから安心してください。あともう一つあって統制派の領土内に良い馬がおるらしくその馬を使った騎馬隊の創設も考えています。もし今回我々に協力していただければ馬具の調達の際にそちらの領内にある工房を使うことを考えさせていただきます。」

 「わかりました。その条件なら次の会議ではそちらにまわりましょう。」

 こうして必要な最低国数を確保した俺は次の日の会議ではあっさりと話がまとまり一週間後に各国、兵を連れまたここに集うことになった。

投稿が遅れてしまい申し訳ございません。少し言い訳をさせてもらいます。今まで使っていたパソコンが使えなくなってしまい代わりの機械を見つけるのに時間がかかってしまい投稿が遅れてしまいました。それからもう一つ。4月になると生活環境ががらりと変わるのでまた投稿が遅くなるかもしれません。

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