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俺の戦記  作者: かな河
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13話 暗殺

 俺は遠藤が招き入れた貴族たちに会うことになった。そして俺は貴族に配下に入ることをすすめた。見返りとして今後その貴族の土地の奪還に力を入れ我々が支配下に治めたときはそこ全土を一つの管理地区としてそこの管理主にするという条件だ。もちろん税の一部をこちらに納めてもらうことにはなるが今まで軍備に回していた金をこちらに渡し軍備はこちらが用意するというふうに考えてもらえば特に今までと変わらない利益を上げることができる。この話を一週間にわたり説得したのだ。この説得により3つの家の貴族のうちの2家はこの話を承諾した。しかし問題は残りの一つの家である。どうにもこの家の現在の当主はかなり独立心が強い性格らしい。ただ政治家や軍人としての能力は低いらしくあまり現実的な案を考えることはできない。どうもその性格を遠藤に利用されたらしい。しかし利用されたおかげで当主になることができるのだから結果的には良かったのではないか。そのせいで暗殺されなければならないのだから可哀想ではあるが。もちろん暗殺は最後の手段なので、できる限り説得を続けていくつもりだ。特に遠藤は俺よりも優しいやつであるから血の出ることは嫌いであるし利用するだけ利用して必要なくなったら捨てるというようなことはなるべくならしたくないというのが本音だろうからなおさら説得に力が入る。しかし俺は暗殺の計画を着々と練っていた。仕方がない。貴族は国賓待遇でもてなさなければならないので本当に金がかかってしょうがない。なので家臣になるか、一般人になるか、のどちらかにしてもらはないと破産してしまいそうなのだ。ということで俺は情報を集めた。集めた情報によると彼は毎日馬に乗り遠くまでいくという習慣があった。なので最初は山賊のふりをして襲いかかり殺そうと思っていたのだが残念ながら最近、石井が兵士の訓練で山賊がりをするようになったせいで山賊による被害件数がものすごく少なくなってしまっていて現実味がない。なので毒殺するという方法に切り替えた。この方法なら簡単である。なぜなら彼は今うちの調理場で作られた料理を食べている。だから毒物を混ぜるのはたやすいことだ。しかし問題は急に暗殺がバレるということである。だから色々な毒物を調べ水銀にたどりついた。水銀ならば体に一定の量以上入らなければ症状も出ない。四ヶ月にわたり俺は毒を入れ続けたところついに症状が出始めた。その四ヶ月の間に説得には応じてくれなかったのだ。発症から一ヶ月俺は料理の中にトリカブトの根の毒を混ぜ殺した。この事により死んだ貴族は謎の病にかかり死んだ事になった。この事の真相を知るものは俺と遠藤と俺が本当に信頼している兵士数名だ。兵士たちはこの間の皇道派対統制派の決戦のときに生き残った者たちで今回は必要なものを入手してもらった。こうして俺は新しく兵を97人手に入れることに成功した。この五ヶ月に元統制派が占領していた土地についてわかりまた市川家についても新たな情報を手に入れたのでまた七ヶ国同盟の会議が行われることになった。

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