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俺の戦記  作者: かな河
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11話 七ヶ国同盟(2)

 俺は今七ヶ国同盟の会議などがおこなわれることになった松本家の領土内にある建物に来ている。ここはもともとは松本家が別荘として使っていたものらしい。松本響の案内に従って中に入っていくと大広間のようなところにとうされた。ちなみに遠藤は別のところに案内された。俺が案内されたところに行くとそこでは五人の人が待っていた。俺は一つだけ空いている席に座るように促された。俺がそこに座ると松本が話し始めた。

 「これで七ヶ国すべての国が集まることができた。ちなみに初の合同軍の遠征になった今回のことについてだがほとんど被害が出ていないので安心してほしい。はじめは全体が300人で重傷者50人軽傷者60人死者10人。どこの国の所属の兵かまでは確認が取れていない。なにか質問はあるか」

 会議の参加者の一人が質問した。

 「敵兵の総数はどのくらいだったのだ。我々の機関による調べでは9500人と大規模な軍でありとても300人という小規模な軍では勝てないと思うのだが。確かに相次ぐ小国との戦争の後で疲弊しきっているとしてもだ。」

 松本が答える。

 「小林家の調べの通りかなりの数の負傷者がいてさらに疲れが隠れ見えするような兵だった。さらにいうと大野家との交戦中に後ろから攻撃したので勝てた。他にも遠藤殿が煙幕を使ったり色々と工作をしてくれたおかげで潰走させられた。しかし兵力は我々が到着したときにはだいたい3000人ほどしかいなかった。なにか大野殿は知っていることはあるか。」

 驚いた。まさか俺の攻撃で6000人ほど殺すことに成功していたとは。確かに俺の罠の山をみていくらかの兵は逃走しただろうけど本当のところは2000人は確実にいくとしても4000人いったら奇跡だと思ってたんだよな。罠に自信がありそうなこと言ってたけど実際はそのくらいにしか考えていなかったんだよ。敵の軍を見た後からは遠藤が結んだ同盟によってなんとか助からないかと考えていていたのだよ。それはそうと俺は松本からの質問にこう返す。

 「最初はたしかに一万近くの兵が攻めてきた。しかいこちらの仕掛けた罠によりかなりの兵力を削ったのは間違いない。」

 その場にいた者たちが驚きの声を上げる。どうやら大野家はかなりの戦術家たちが揃っていると思われたらしい。話は変わるが俺はどうでも良いがしかしかなり大事なことを聞く。

 「ひとついいか。全員誰が誰だかわからないから自己紹介みたいなのをしてくれるとありがたい。」

 松本が返す。

 「それもそうだな。ではまず最初にいかせてもらうとしよう。その後は時計周りに言ってもらおう。名前は一度言ったと思うが松本響。ここらを治めている。七ヶ国同盟の中では一番大きな土地を治めている。」

 次のやつが言う。

 「野村 智也だ。ここから西に行ったところを治めている。鍛冶職人が多く住んでいる。武器の調達ならうちのところの鍛冶屋を使ってくれ。」

 次に先程小林と呼ばれていたものが発言する。

 「小林 啓介。野村家の北側にある国を治めている。土地が痩せているから人口も収入も少なくあまり兵力を持っていない。だから情報を集取してこちらに流すかわりに兵を出さなくてもいいことになっている。」

 席順的には次は俺なので話そうとすると松本がこちらをみて必要ないと伝えてきた。どうやら俺の話は遠藤がしているようだ。次のやつが話し始める。

 「吉岡 隆之介です。野村家と小林家と接している領土を治めています。大国の市川家の領土とも接しているため何かと迷惑を掛けがちになりそうですがよろしくおねがいします。」

 なるほどあの市川家と接しているのか。市川家は内戦が始まる前に俺が国防を頼り同盟を結んでいたところだ。これは大変だ。

 「浜野 悠斗。言わなくてもわかるよな。」

 そのとおりだ。なにせこいつは大野家の領土の南側の土地を治めている。そして代々大野家とは先祖が土地を奪いあったとかで仲が悪い。しかし何かと顔を合わせないといけない事があるのでよく知っている。

 「梅田 香帆です。ここの北東側に接する土地を治めています。兵の質はあまり良くないけれどこの中では数は二番目に多いです。」

 女だ。確かに少し昔に子供が女しか生まれず跡継ぎをどうするか揉めた貴族がいると聞いた。梅田家のことだったのか。そして女が本当に領主になったのか。ちなみに梅田家の領地と大野家の領地は繋がっている。しかし山を挟んでいるため交流がない。

 地理的な状況をまとめると松本家の領土を囲んでいる国と野村家、小林家、市川家に接している吉岡家がこの同盟にさんかしているようだ。その後は同盟に加入するために色々な書類にサインしたり古いしきたりに従った儀式などが行われた。こうして2日が過ぎ次の日は本格的にこの同盟をどうしていくかぎろんしていくことになった。しばらくの間領土に帰る事はできなさそうなので俺は遠藤を先に返して戦後の復興作業を行わせた。手紙での報告によるとこれには石井も協力したらしい。石井は農民であっただけあり農民の扱いがうまいらしく復興作業におおいに貢献しているらしい。

5人新しく人を登場させましたがこの5人をうまく扱える気がしません。何人かはもう登場しないかもしれません。

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