その朝霧を超えて
偶然をくぐり抜けたら
運命はそこで始まる
歯車はそこで噛み合うのだろう
窮屈な毎日の途中
4畳半の部屋を抜け
ここじゃないどこかに行くべきなのか
目的地は霧の中
そんな優しいものじゃない
それは道から外れたときの
言い訳になるだけ
これが旅だというならば
終わりはいつかやってくる
そのときを迎えるまで
寄り道でも歩き続けてくれ
助けてしまえばきっと
君も楽になれるだろう
でも僕らは君のその姿を
見ることしかできない
もし覚悟が決まって
その部屋を抜け出したとき
その一歩は僕らにとっての
勇気にもなるから
上は向かなくてもいい
進むべき地面を見つめて
ただ君が行きたいその場所で
運命は噛み合うのだろう
寄り道したその分だけ
君の世界は広がっていくから
読んで頂き、ありがとうございました。