第57話 死闘の果てに
大変更新が遅れて申し訳ありません(´Д` )
家庭や私事で色々ありなかなか考える時間がありませんでした。
こんなノロマな作者ですが暖かく見守ってもらえると幸いです。
「お、お師匠様!」
「やれやれ君はいつも危険な目にあってるね。だからあの子達に見張っておけと言ったのに」
ルーネは苦笑しながら少し怒っているようだった。
「すみません。僕が任せろと言った結果です」
ふうとルーネはため息をついた。
「これは後でお仕置きだよ?楽しみだよ。さてあの魔物達をどうにかして帰ろうか」
「帰ろうと言ってもどうにか出来るレベルを超えています!それにタイレンの時よりも規模が遥かに大きいです!」
フランツ達が奮闘しているとは言え視界を埋め尽くさんばかりの数である。
とてもじゃないがルーネが言うように簡単にどうにかできるとは思えなかった。
「やれやれ、私を誰だと思っているんだい?あの時の悔しさをバネに私も新しい力を手に入れたんだよ。そこで見ててごらん」
そう言ってルーネは魔法を詠唱し始めた。
ルーネは普段詠唱を唱えることが皆無であり、実際にリュカが弟子になってから詠唱を見たことがなかった。
そのルーネが詠唱を使って行う魔法なので、その威力がどんなものになるのかリュカには想像が出来なかった。
「レーヴァテイン」
長い詠唱を唱えた後ルーネはぽつりと呟くように魔法の名前を唱えた。
大きな爆発音とともに激しい光が発しリュカは思わず目を瞑った。
そして目を開けた時にはフランツ達が戦っている魔物を除いて殆どの魔物達が消えていた。
文字通り跡形も無く消えていた。
「え?」
「さあフランツ君達の元へ行こうか」
呆然とするリュカの手を引いてルーネはフランツ達の元へと歩き出した。
その頃フランツ達もいきなりの爆発音と閃光により魔物の大半が消えたことに混乱していた。
「一体何が起きたんじゃ?」
「分からないが運が良いじゃないか。皆このまま殲滅するぞ!」
生き残る希望を見出した騎士達の士気は
勢いを増した。
そしてフランツは次から次へと魔物を斬って魔物達の集団の奥へと入りこんでいった。
そして遂に指揮官らしき者へと辿り着いく。
「人型?魔族か?」
それは龍と人が混じったような姿をしていた。
二足歩行で片手剣と盾を持ち鎧を着込んでいた。
「貴様ら!よくも俺の仲間を殺しやがったな!俺自らぶち殺してくれる!」
「はっ!それはこっちのセリフだ!」
言葉を交わしながら魔族とフランツは切り結ぶ。
フランツは大剣を軽々と振り回し縦に横にと縦横無尽に斬りかかる。
対する魔族は盾を器用に使いフランツの大剣を防ぎカウンターをしかけてくる。
「くそ!やりにくいぜ。エミリアみたいな戦い方しやがる!」
「呼びましたか?」
小柄の人が戦闘に入り込み素早く敵の懐に入り込み盾を使って魔族に体当たりをした。
「エミリア!」
「今です。フランツ様トドメを!」
一瞬の隙を見逃さずフランツは大剣で魔族を縦から真っ二つに切り裂いた。
「すまない助かった。でもどうしてここに?」
「ラスクさんの進言で辺りの偵察をしていたのですが、そこで先頭集団に出会い急いで向かってきました」
「ということは皆は無事にハンダルクに逃げ込めたんだな」
「あの距離なら全員とまではいかないまでも半数は到着している頃でしょう。姫もこちらに向かおうとしましたが殴って気絶……説得して残ってもらいました」
「今気絶って言わなかったか!?」
「気のせいでしょう」
「そ、そうか」
フランツはエミリアがあまりにも爽やかな笑顔で否定したためそれ以上は追求する気になれなかった。
「エミリア姉。全部排除した」
「うわっ!?アイリか!急に現れるんじゃないよ。びっくりしたぞ!」
フランツはアイリがラスクに師事して以来弓の扱いを教わるというより暗殺者方面の力を付けているんじゃないかと思わずにいられなかった。
「ご苦労様。じゃあ戻りましょうかハンダルクに」
ここに長き戦いが終結した。
あまりにも犠牲が大きかったため軍の半分が機能しなくなり完全に立ち直るのに数ヶ月を要することとなる。
誤字脱字、感想、ここはこうすれば良いんじゃないの?という提案がある方はよろしくお願いします。m(_ _)m
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