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第18話 世界情勢と女神様

 旅団結成から一ヶ月各々は修行をこなしつつクエストをこなしていた。

 中央の方では討伐軍と魔王軍とが激戦を繰り広げていた。


 魔王復活の報告を聞いた各国の王はすぐさま討伐軍を編成し、魔王討伐に向かわせた。

 しかしそれを察知した魔王は魔物による軍を編成し5人の指揮官反撃にでた。


 この世界には4つの国がある。

 まず北に位置し、リュカ達がいる冒険者の国ノーザン王国。


 南に位置する龍族の国サウステリア皇国。

 西に位置するルーテリア教会による国、聖ルーテリア教国。


 東には軍国主義であるイース帝国。

 魔王軍はこれら4つの国に向けて反撃を開始した。


 各軍は徐々にではあるが魔王軍に押されつつあり、ノーザン王国ではいくつかの支城や町が陥落させられたらしい。

 とはいえリュカ達が居る辺境では魔物が強くなったのと増えたぐらいで特に何事も起こってはいなかった。



「討伐軍が魔王軍に押されているらしいですね。お師匠さま。」


「噂によると指揮官である貴族達が武功を立てようと足を引っ張りあってるらしいよ。」


「こんな時ぐらい協力すればいいのに。貴族というのはバカばかりなんでしょうか?」


「そうだねぇ。貴族というのも権力を維持するので必死なのさ。それにここ何十年となかった戦争だ。家名を上げるチャンスだからね。」



 現在リュカとルーネはギルドから依頼を受けて町周辺の見回りを行っていた。

 いくら何も起きていないとはいえいつ魔王軍に襲撃されるか分からないのでギルドからアンダンテに定期的な警戒任務を依頼されたのである。



「お師匠さま。誰かが魔物に襲われています。」


「本当かい?なら助けに行こうか。」



 リュカの耳を頼りに先に進むとグリーングリズリーに冒険者らしき3人が襲われていた。



「グリーングリズリーかCランクの魔物だ。リュカくんいい練習台だ。やりなさい。」


「はい。お師匠さま。」



 リュカはグリーングリズリーに向かって駆け出した。

 ファイアとウインドの混合魔法を当てるとグリーングリズリーは後ろに後退した。



「魔法があまり効かないのか?ならこれで・・・ストーム!」



 リュカはストームで周りにある木を薙ぎ倒しグリーングリズリーの動きを止めた。

 そこにすかさず駆け寄り驚き戸惑っているグリーングリズリーに短槍を突き刺した。


 グリーングリズリーは暴れてリュカに向かって爪で切り裂こうとしてきた。



「シールド!」



 リュカは以前土龍と戦った時の経験を生かして魔力の盾を魔法に昇華させていた。

 そのまま盾として攻撃を受けると威力のある攻撃を相殺しきれないのでエミリアの盾の使い方をヒントに攻撃を受け流すという使い方で使っていた。


 シールドで攻撃を受け流し、短槍でグリーングリズリーを引き裂いた。

 とうとうグリーングリズリーは絶命した。


 三人組に近づくと男の子一人と女の子二人がいた。

 女の子二人は気絶しておりリュカは唯一気絶していなかった男の子に声をかけた。



「大丈夫かい?」


「女神様・・・」



 そういうと男の子は安堵したのか意識を失った。



「僕は男だ!何なんだどいつもこいつも全く!」



 ルーネは怒るリュカをなだめすかし三人組を魔法で浮かせギルドに向かった。


誤字脱字、感想があればよろしくお願いします。

m(_ _)m


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