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トリカゴ(前編)

あけましておめでとうございます

ぼちぼち書いていきますのでよろしくお願い致します。

 年始も年始、まだまだだらだら休みたい1月3日かつ土曜日なのに俺は会社に居た。

三が日といえど会社組織は動いているので、たまたまこの日に当番になったからだ。

年の瀬に遅刻したペナルティ…では無いと思う。ち、違うよね?多分…。


 出勤している社員は通常の1/3程度かな?何となくいつものオフィスが広く感じる。

当たり前だけれどみんな頭の中は帰宅する事で一杯だろうな。

でも俺は、ついこの前出会ったあの青年の事が気になって仕方が無かった。


 交通事故だぞ?人1人が車に激突したんだー幸い怪我は無かったもののー誰もが何事も無かったかの様にしているのはどう考えてもおかしい。

あとやっぱりあの青年も十分おかしい。

考えれば考えるほど頭がぐうっと重く感じ、つい口から言葉が漏れた


「…あれなんなんだよ」


他の社員に聞かれてそうでバツの悪さを感じつつ、視線を横に振るとスマホの着信ランプが目に入る。


 母からのLINEだ!クセの強い猫のスタンプと共にこう書かれていた。

「お正月からがんば!しっかりぬ」

そういえば仕事で実家に帰れないと伝えていたんだっけか?いつもの誤字が妙に和む。

この仕事が終わったら顔を見せに帰ろうかな?いや顔を見たいのは俺の方か。

その後は年末に処理し切れなかった仕事にも追われ気が付けば退社時間になっていた。


 1月の寒さは服の上から容赦無く刺さってくる。

既に日は落ちて真っ暗である。

もしかしたらまたあの青年に会えるのだろうか?いや別に会いたい訳では。

俺の思考を余所に聞いた覚えのある声が耳に滑り込んで来た。

「はぁーーー!破竜拳!破竜拳!ファイヤー破竜けぇん!」


そこに奴は居た。

クセの強い猫のスタンプは家老猫といい、この世界の中高年に人気のキャラクターになっております。

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