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第八話 火撫由輝斗と桜小路薫子⑦完

登場人物紹介

 黒崎くろさき櫂斗かいと:主人公。異世界少年を自称し、自分が異世界に召喚されることを信じて疑わないバカ。異世界ラノベも大好き。無双流の使い手。

 片岡かたおか荘介そうすけ:櫂斗の友人。陰キャオタク。最近、櫂斗とオタク友達になった。

 阿久根あくね孝蔵こうぞう:坊主頭の巨漢。高校生なのにおっさんと思われている。不良達相手に喧嘩の代行業をしていた。櫂斗に敗れた結果、現在開店休業中。

 火撫ほなで由輝斗ゆきと:阿久根と同じ高校の赤毛の少年。櫂斗の幼なじみ。火蜥蜴サラマンダー(笑)。桜小路薫子が自分のせいでさらわれて後悔中。

 桜小路さくらこうじ薫子かおるこ:櫂斗のクラスメイト。隠れオタク。櫂斗と荘介が楽しそうにオタクトークに花を咲かせているのが気になっていた。偶然、由輝斗と阿久根の二人と関わりを持つことになる。由輝斗の人質として不良にさらわれてしまったが助けてもらった。なにかを決意しているようだが……

 黒崎くろさき源斎げんさい:櫂斗の祖父にして無双流の師匠。自称異世界召喚経験者。実は異世界ラノベ好き。


 由輝斗は呼吸を落ち着かせ、構えを取った。

 少し時間が経過したからか、鈴原に正拳突きを喰らわした時より、動けそうだ。

 由輝斗がやることはシンプルだ。

 とにかく、今できる全力の一撃を喰らわせるだけ。

 櫂斗を見る。

 櫂斗は、自然体で立っていた。

 ただ立っているように見えて、隙を感じさせない。

 ――今のオレが櫂斗(アイツ)にどこまで通用するのか……見せてもらうぜ。

 だんっ。

 地を蹴り、櫂斗に向かっていく。

 間合いを詰め――正拳突きを打つ。

 と、見せかけて、

「おりゃあっ!」

 渾身の回し蹴りを放った。

 自分でも完璧とも思える蹴りだった。

 だが――


 気づいた時には廃工場の天井が見えていた。

 櫂斗に投げられたのだ。

 ――負けた……

 完敗だった。

 仮に、万全の状態でも結果は変わらなかっただろう。

 そういうだ。

 ――異世界少年……か。まったく……

 なんだか、すがすがしい気分だった。

「大丈夫か? 由輝斗」

 櫂斗が差し出してきた手を、素直に手を取り、立ち上がる。

「由輝斗」

 神妙な顔つきで、櫂斗が言った。

「なんだ」

「今からでも、無双流に入門しないか?」

 櫂斗の言葉に、由輝斗はわずかに逡巡する。

 数秒の考慮の後、由輝斗は答えた。

「遠慮するよ。――これでも、師匠と呼べる相手がいるからな」

 空手を教えてくれた叔父の顔を思い出しながら、言った。

 叔父に謝りに行かないとな、と思った。

 櫂斗は残念そうに肩をすくめた。

「そうか……。――道場に見学ぐらいは来てくれよ」

「ああ、それは願ってもないぜ」

「待ってるぜ。――RINEのID、交換するか」

「ああ」

 スマートフォンを見せ合い、連絡先を交換する。

 こんな簡単なことが何年も出来なかったのか。

「また、鍛え直したら、挑戦していいか?」

「ああ、いつでも来いよ」

 由輝斗の言葉に、櫂斗は頷いた。


「そうか、じゃあ、オレは行くわ。さすがに医者にいかねえと。――でも、その前に」

 と、由輝斗は桜小路薫子の方を見た。

「本当に迷惑をかけた。すまない。オレなんかと会話をしなければこんなことにはならなかったのに」

 これは本当にそうだった。

 ほんの少し由輝斗と関わってしまったが為に、とんでもない目に遭わせてしまった。

 自分からは手を出さないとは言え、売られた喧嘩を買い続けたことの代償だった。

 その代償を自分が受けるのはいいが、無関係な桜小路薫子に与えてしまったことが忸怩たる思いだった。

 ここで、桜小路薫子に糾弾されても甘んじて受けねばならない。

 だが、薫子は首を振った。

「火撫さんは悪くないですよ。いいじゃないですか。――結果、こうしてわたしは無事だったんですから」

「そうか……ありがとう。――今後はあんたとは関わらないようにするから、心配しなくていい」

 由輝斗は安心させるように言ったつもりだった。

 だが。

「…………そんなこと言わないでください」

 薫子は、不満そうに頬を膨らませていた。

「え?」

 予想外の反応に由輝斗は目を丸くしていた。


       *


 関わりを避けようとする由輝斗に、薫子は不満だった。

 確かにきっかけは、些細なことであった。そこで終わっていたら、なにもなかっただろう。

 だが、そこで終わらなかった。

 良くも悪くも、由輝斗達と関わり合ってしまったのだ。

 ここで、はいさよなら、でいいはずがない。

 おそらく、由輝斗は薫子のことを気遣ったが故の発言なのだろう。

 いい人(・・・)であるという印象は間違っていなかった。

 これまでの薫子であれば――それを受け入れたのかもしれない。

 そうすることで、これまでの平穏は保たれ波風の立たない日常が続くはず。

 これまで通り、ひっそりと異世界ラノベを嗜み、オタク活動を行うだけ。

 それも、悪くはないだろう、とは思う。

 別に充実していない――とは思わない。

 だが、変わりたい(・・・・・)、と薫子は思った。

 結果どうなるにせよ、今、自分が思うことは言うべきだ。

 薫子はなけなしの勇気を振り絞った。

「わたしは、火撫さんと友達になりたいです」

「なんだって?」

 由輝斗は驚きの声を漏らした。

 薫子は大きく息を吐いて、今度は阿久根の方を見た。

「阿久根さんともそうです。せっかく、ここで関わりを持ったのだから、はい終わりは嫌じゃないですか」

「……ほう……」

 阿久根は感心したのかそんな声を漏らした。

 由輝斗と阿久根は初めて会った時から、不思議と嫌な感じはしなかった。

 でなければ、こちらから声をかけたりなんてしていない。

 そして、今度は黒崎櫂斗と片岡荘介の方を見た。

「黒崎君、片岡君も同じです。わたし達、友達になれると思うんです」

「ええっ」

 荘介が驚きの声を漏らしている。

 櫂斗は不思議そうな顔をしていた。

「そうなん? 桜小路は俺みたいな奴と友達になりたいって言う奴とは思わなかった」

「……実はわたしも、異世界ラノベとか大好きなんですよ」

 薫子は覚悟を決めて、自分の秘めていた思いを告げた。

 そのことに、とても解放感を感じていた。

「え、マジか?」

 櫂斗の声のトーンが一段階上がっていた。

「実は……そうなんです。あの自己紹介の時の黒崎君を醜態を見て、勇気が出せなくて言えなかったんです」

「……醜態って、桜小路って結構言うなあ……」

 櫂斗が顔を引きつらせている。

「僕も同じ事を思ったよ」

 荘介が薫子に同意していた。

「おいおい。荘介もそんなこと思っていたのかよ。まったくよ」

「わたしはそんな黒崎君がいつのまにか片岡君と楽しそうに話しているのを見て、羨ましく思っていたんです」

「え、そうなの?」

「あの妙な視線はそういうことか……」

「すいません」

 薫子はそういうと、改めてこの場に全員に顔を向け、

「色々思うことがあっても言わなければ伝わらないですから。――わたしは、今回の出会いをここで終わらせたくないと思ったんです」

 薫子はとても大胆なことを言っているな、と自覚していた。

 もともと異性と話すこと自体ほとんど無かった薫子が、こんなこと言えてしまうことが不思議だった。

 でも、本音であった。

 この繋がり(・・・)は消してはいけないと本能的に感じていた。

 言い終わったら顔を上げられなかった。

 どんな反応をされるのか、恐かった。

「俺は、大歓迎だけど。異世界ラノベの話するの、好きだし」

 櫂斗はあっさりと言った。

「ぼ、僕も桜小路さんが良いのであれば……」

 荘介は、おずおずとしながらもはっきりと言った。

 そして――

「あんたがそう言うのであれば、オレは構わないが……本当にいいのか?」

「オレも構わんよ。――なんだか、面白そうだしな」

 由輝斗は困惑気味に、阿久根は興味深そうな表情で答えた。

「ありがとうございます」

 薫子は深く頭を下げ、礼を言った。

 その後は、全員で連絡先の交換をした。

 すぐに仲良くなれるかはわからないが、これで繋がりを産むことは出来た。

 薫子は男性相手にこんなに大胆なことができるとは思わなかった。

 なにかを、成し遂げた気がした。

「じゃあ、わたし達の集まりは『チーム異世界』とでもしましょうか」

 薫子は気が大きくなってしまったのか、そんなことを言ってしまった。

「ちょっと待てよ。オレを異世界とやらに巻き込むなよ。勘弁してくれよ」

「オレはなんでもいいぞ」

 由輝斗は悲鳴を上げ、阿久根はあっさり受け入れていた。

「『チーム異世界』か……面白そうだな。由輝斗、良かったな。これで無双流に入門できるぞ」

 うれしそうな櫂斗に、由輝斗は反論した。

「だから、オレはその気はないって言ってるじゃねーか」

「まあまあ。お前も無双流のことは気になってるんだろ。『チーム異世界』に入ってくれるなら、色々教えてやれるぜ。――なんで異世界にこだわっているかってこともよ」

「……本当か?」

 櫂斗の言葉に由輝斗が反応した。

「そういえば……櫂斗が異世界に行きたいと思っていることについて根拠があるとかなんとか言ってたよね」

 荘介が口を挟んだ。

 櫂斗はそうだったな、と手を打った。

「そういや、あの後、その件で話できていないな。だったら、『チーム異世界』のメンバーになら教えてやってもいいぜ」

 由輝斗の目が光った。

「なら、言ってみろよ」

「……仕方ねえなあ……」

 櫂斗はもったいぶりながらもうれしそうだった。

 ――今までは、こんなこと言ってもスルーされ続けて来たからでしょうね。

 そんな櫂斗を見て薫子は、そんなことを思った。

「じゃあ、教えてやろう。実は…………俺のじっちゃんは、異世界に行ったことがあるんだ。謎の妖精みたいな奴に召喚されてさ」

「……………………ん?」

 櫂斗を除いた全員に困惑した空気が流れる。

 櫂斗の宣言にどこか白けた空気が流れた。

 だが櫂斗はそれに気づかない。

「そして、じっちゃんは異世界で色々暴れて帰ってきたんだけど、その妖精の話ではいずれまた呼び出すこともあるからって言われたらしくて……」

 得意げに話し続ける櫂斗。

「そんなこともあり、じっちゃんが自ら立ち上げた流派が無双流ってわけ。異世界で無双(・・)する――そんな思いを込めた名前の流派なんだ。そして俺はその無双流を受け継ぎ、次の召喚者となるべく研鑽を重ねているわけだが――あれ、どうしたみんな?」

 感慨深げに櫂斗は言ったあと――ようやく妙な雰囲気に気づいた。

 きょとんとした顔の櫂斗に対して由輝斗は肩をすくめた。

「『チーム異世界』は解散だな。じゃあな。オレは医者に行くから」

「お、おい! 待てって」

 スタスタと帰ろうとする由輝斗を引き留める。

「うるせえ。全身がいてえのにそんな与太話を聞かされる身にもなれよ」

 由輝斗はすがってくる櫂斗を振りほどいている。

「櫂斗……本気で言ってるの?」

 荘介は引き気味だった。

「なるほど……まあ、そうだったら、面白いかもな」

 阿久根は困惑しつつも、櫂斗を気遣って否定はしなかった。

 櫂斗にはそれが逆につらいようで――

「え? え? マジでみんなそうなの? ――桜小路もか?」

「わたしは……」

 ――異世界に召喚されるなんて、さすがにそれはないよね……でも……

 異世界云々は眉唾物だとは思うが、黒崎櫂斗という少年の実力は本物だった。

 つまりは、櫂斗自身は本気も本気で異世界に行こうとしているのだ。

 だからこそ、これほどの実力を持っていると言えるのかもしれない。

 薫子は言った。

「黒崎君。わたしは信じますよ。――いつか異世界に行けると良いですね」

 薫子としては本心で言ったつもりだったが、櫂斗はそう受け取らなかった。

「お前もかよ……。もういい! 本当に異世界に召喚されることになっても連れてってやらないからな! 後悔するなよ!」

 完全に拗ねてしまった櫂斗。

「するか! そもそも、オレは異世界なんて行きくはねーって」

「僕も……現実に行きたいってことはないかな……」

「まあ、オレは応援してるよ。じゃあ、行くか、火撫」

「わたしは信じてますよ」

 みんな好き勝手言っているが、なんだかんだ言ってこの『チーム異世界』はうまく行くんじゃないかと、薫子は思った。

 と――

 ――あ、習い事のことすっかり忘れてた……

 慌てて謝罪の電話をする薫子であった。


       *


「まったく、みんな好き勝手言いやがって……」

 黒崎家にある無双流の道場で、櫂斗はボヤいた。

 廃工場から帰って来て、いつもの鍛錬メニューをこなして、小休憩をとっているところだ。

 道場の畳に仰向けに寝転がり、独りごちる。

 ――まあ、実際のところいつ召喚されるかなんてわからないんだけどな……

 寝転がりながら床の間に飾られている水晶玉を見た。

 この不思議な水晶玉を見れば、異世界の存在を疑うことはなかった。

 だが、それが自分が生きている間には、起こらないかもしれない。

 そう思ったことはある。

 だが、それは櫂斗の歩みを止める理由にはなりはしない。

 ここで諦めるような奴が異世界に召喚される資格があるはずもない。

 人事を尽くして天命を待つ――それこそが櫂斗に出来ることだった。

「ふぅ」

 櫂斗は立ち上がると、道場の壁にある名札かけを見た。

 そこに書かれるは、創始者である祖父黒崎源斎の名と門下生である孫の黒崎櫂斗の名。

 そしてもう一人の名前があった。

 御巫みかなぎ詩穂美しほみ

 櫂斗のもう一人の幼なじみの名であった。

 由輝斗より前――物心ついた時から詩穂美とは一緒だった。

 祖父から異世界の話を目を輝かせるように聞き――異世界に一緒に行こう、と誓い合ったものだ。

 詩穂美は、唯一、異世界の存在を信じてくれた櫂斗にとってかけがえのない存在なのだ。

 そして、一緒に無双流も始めた。

 詩穂美は毎日のように道場に通い、櫂斗と一緒に修行をしていた。

 それから一〇年は経ち――

 高校生になってから、詩穂美は一度たりとも無双流柔術道場(ここ)に来ていなかった。

 詩穂美は、高校生になり光華こうか学園という全寮制のお嬢様学校へ通うことになったためだ。

 全寮制であれば、道場へ通うのは難しいのは確かだ。

 だが、それ(・・)が本当の理由でないことに櫂斗は気づいていた。

 むしろ、道場へ通わない(・・・・・・・)理由を作るために、全寮制の光華学園への進学を決めた、と櫂斗は思っている。

 何故かは、わからない。

 詩穂美なら喜んで『チーム異世界』に入ってくれただろうに。

 電話やRINEをしたことはあるが、反応はなかった。

 ――なにやってんだよ、詩穂美。いつまでもそうしてると、俺だけで異世界に行っちまうぜ……


「櫂斗」

 祖父の黒崎源斎が道場に現れた。

 組手による稽古の時間だった。

「じっちゃん。やるか」

 感傷にふける時間は終わりだ。

 道場で二人の武術家が向かい合う。

「……を使ったのか? 櫂斗」

「……よくわかったな、じっちゃん」

「使ったのは……隠の型か?」

「ああ。まだまだ未熟だな。気を練るのに時間が掛かり過ぎちまう」

「……練気術は無双流の奥義じゃ。そんな簡単に極められるものではない。――それにこの世界(・・・・)で、気を練るのは容易くはないしな。――じゃが、この経験は異世界で無駄にはならん。精進するが良いぞ」

「わかってるよ。――そういや、由輝斗に会ったよ」

「ほう。あやつは才能はあったのだが如何せん、異世界に興味が無かった。残念じゃった」

「本当にな。でも、入門はしないみたいだが、また道場に来てくれるかも」

「そうか。では、今度こそ異世界好きにさせてやるかのう」

「それがいいな。――じゃあ、それそろやるか、じっちゃん」

「そうじゃな」

 櫂斗と源斎、道場の中央で向かい合う。

 そして、組手が始まった。

 火撫由輝斗がかつて目を輝かせて見ていた、凄絶な組手が。


       *


 薫子は帰宅するなり夕食の準備をする母親の元へ向かう。

「あら、おかえり、薫子」

「お母さん。わたし、習い事を減らしたいんだけどいい?」

「…………どうしたの? いきなり」

 母――綾乃あやのはどうしてそんなことを言い出したかがわからず訝しげな表情をしていた。

「やりたいことが見つかったの。――ダメ、かな?」

 不安げな薫子だったが――綾乃は特に気にすることもなく、

「いいわよ。好きにすれば?」

「え? いいの?」

 拍子抜けした。

 絶対に反対されると思ったからだ。

 そんな娘の姿を見て、綾乃は笑った。

「もしかして、私のこと教育ママかなにかと思ってる? 習い事は提案はしたけれど、やると言ったのは薫子よ。私個人としては強要するつもりなんてなかったわ」

「……そうなんだ……」

 なんだか考えすぎていた自分がバカみたいだった。

 もっと早く言えれば良かった。

「でもなんでいきなりそんなことを言ってきたのよ。あやしいわね。――もしかして男の子かしら?」

「ち、違うよ! なに言ってるのお母さん!」

 あながち間違いではない指摘に――過剰反応してしまう薫子。

 ――でも、違う……そういうんじゃないんだから!

 薫子は胸中で絶叫した。


 ここで名前が出た幼なじみの御巫詩穂美は、別作品の「義妹できました。~クラスメイトが義理の妹になったけど、元々あまり親しくないので気まずいです~」に登場しています。時系列的には一年前ですが。

 よろしければそちらもご一読お願いします。

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