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勇者ts吸血鬼の狂生計画  作者: 風見 黄鵝
プロローグ
4/24

3

魔族軍対勇者特別研究所のたった1人の研究者、失われた時代からの最古参、引きこもりの吸血鬼……


そんなブラインは新たに来た被検体に心を躍らせていた。

勇者は天使になるという仮説を確かめられるかもしれない。


「対勇者兵器として勇者を1から育てる研究」


正直に言うとそれに関して、最初は乗り気ではなかった。

相手はまだ子供だ。

治療してやるのはいいが、俺は天使に関する研究で忙しい。

それに、こいつは不完全だ。

強さは他の勇者には劣っている可能性がある。


しかし、

「お前を対勇者兵器に改造させてもらう」

と言ったら

「いいね、できる限り協力するよ」

と言われた。


理由を聞いたら

「強くなった方が選択肢が増えるでしょう?

少なくとも、ここで抵抗する理由はない」

と笑っていた。


少しくらいなら手伝ってやってもいいかもしれない。


そうと決まれば、強化案はいくつかある。

とりあえず、完全に吸血鬼にするために俺の血液パックを飲ませよう。

俺はこれでも最強の吸血鬼、運がよければ吸血鬼として覚醒するかもしれない。


しかし、1つ問題点があった。

血液は不味いのだ。

吸血鬼になったからといって、血が美味しくなるとかそういうことはない。

俺でさえ、あの鉄みたいな独特の味にいまだ

に慣れない。


……まあ、杞憂だったが。


「意外と冷たいんですね」

とか言って飲んでいる。

最強の吸血鬼よりも吸血鬼らしい勇者がそこにいた。

頭おかしいんじゃないだろうか。


だが、この時のブラインは知らない。

これからもっと頭おかしいことをされるという事を……

これって誰かに読まれてるんですかね?

まあ分からないし、気にしないのです!

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