私の視界 第4話 【×××人生生きづらい部編②】
俺これで歯磨きしてマァ~~ス(画像)
「……!?」
私とかにくんは別のチャットルームにも入っていました。
Twitterをブロックした私でしたが
そのチャットルームの更新頻度は低く、
下の方に隠れていたため存在を忘れていたのです。
お互いその部屋でのハンドルネームは教え合っていなかったので
残存確認を正確に取ることはできませんでした。
しかし上記の画像付き投稿でかにくんの存在を感じ、その部屋を退出しました。
随分時間が経っているのでうろ覚えではありますが経緯をお話しします。
私はTwitterブロック後にこのような投稿をしました。
「ベランダが汚れてきたから、こんな感じの使い捨てブラシ欲しいな~(画像)」
そう言って便器掃除に使われるス○ラビングバブルの使い捨てブラシの画像を添えました。
その内容を見てなのか、チャットルーム内の1人が歯ブラシとしてそれを紹介していたのです。
そうです。こんなタイムリーなことを起こせる人物は1人しかいません。
そして退出しました。
それから何ヶ月か経ったでしょうか。
正確には、ほんの数ヶ月も経っていないかもしれません。
それまで通りのチャットルームに依存しない
何一つ面白味の無い生活を送っていました。
(皆に会って謝りたい)
そういう思が自分の中にありました。
その他、1つの不安もありました。
かにくんは生きづらい部を退出後、私になりすまして暴れていないだろうか?
複数アカウントを持っているような様子でした。
それを確かめたいけど、もうあの部屋の皆に合わせる顔がない……。
そこで私は自らの保身のために禁断の手を使ってしまいます。
いかにもおじさん臭そうな自由アイコンを使用し
スーハーマリオとして入室申請を出しました。
汚い手です。
そして許可が降り、入室が出来ました。
私はそっと当時の様子を確認してすぐに出て行くつもりでした。
かなり文章を遡りました。
その先には落ち込んでいるへろくんと、
朝になって気づいて驚いている綿くん達の様子がありました。
とても後悔しました。
今度はかにくんが問題を起こしていないか
それを調べました。
かにくんと思われる人物がへろくんに暴言を吐き、強制退出させられた記録がありました。
システム上強制退出させられたメンバーは二度と入室ができませんので、
その後かにくんと思われる人物はいませんでした。
ですがかにくんは複数アカウントを所持している素振りがありました。
つまり、それまでにも別名で問題を起こして強制退会させられているのでは?
その考えが頭の中をよぎりました。
または、現行メンバーの中にまだ潜んでいる可能性も…?
これまでの行動からかにくんが私並み粘着質であることを知っていました。
ここで私が発言すれば、身を潜めているかにょんくんがまた暴れてしまうのではないか。
「自分だけ許されるのか、
お前のせいでここに居られなくなったのに」と
ですがどうしても皆に謝りたくて、投稿をしてしまいます。
名前を偽ってまで入室したこと
私のせいでチャットルームが荒れてしまったこと
それをすごく長く言い訳がましく、投稿しました。
しばらくして沢山の既読がつきました。
そしてリーダーである綿くんが長文で丁寧に返信してくれて、
嫌じゃないなら居ていいよと言ってもらえたのです。
私はそれが嬉しかったです。
既読数から察するに確実にへろくんも読んでいる様子でした。
へろくんは当時仕事をしていないと自ら語っていて投稿頻度も高めでした。
夜中になってもへろくんは現れませんでした。
やっぱり出て行った方が良いよな。
そんな時へろくんから、今気付いたゴメンと添えたメッセージを貰いました。
その後私はまだそこに居たくて、また何ヶ月間かお世話になりました。
かにくんが潜んでいる様子はありませんでした。
でもやっぱりへろくんとの間には何となくわだかまりが残っている感じでした。
メンバーのちっかくんは生きづらい部のメンバーや一度仲良くなった人に対しては
優しいのですが、「女さん」そのものを嫌っていたり、初対面の相手や発達グレーゾーンの人には厳しかったのを覚えています。
それでも元彼女さんのことを引きずっている様子でよく話題に出していました。
ちっかくんは発達グレーゾーンが発達を名乗るなとよく言っていました。
他にも有名なスポーツ選手がうつ病を告白した時、
「うつ病の人間がスポーツなんてできるわけがない」
「パートナーがいる人間がうつ病のわけがない」
そうやって、うつ病を言い訳に使うな…!俺の居場所を奪うな…!
彼には許せないようでした。
私はそうやってレッテルを貼る彼の考え方が嫌でした。
そんなことしたら、私達のことを後ろ指差して笑っている連中と変わらないじゃないか…。
日頃共感できる相手ではあっても、完全に分かりあうことはできず悲しかったです。
ちっかくんも入会•退会を頻繁に繰り返していました。
人間関係リセット癖があるそうで、全てが敵に見える時期があるそうです。
その辺りも私と同じで、すごく共感します。
そんな中、日頃温厚な無能弁護士くんが突然ちっかくんの言動を非難して、
ちっかくんは二度と帰ってこなくなりました。
当時の騒動内容は詳しく記憶していません。
騒動後、私はどうする事もできず泣いてる絵文字のマークをただ送信したのを覚えています。
ちっかくんは相当荒れている様子で心配でした。
その日の夜、後に×××××事件などと呼ばれる無差別テロ事件が起こってしまうのです。
(まさか… ちっかくんじゃないよね・・・・・・)
そんな思いが頭の中をよぎりました。
彼は以前Twitterアカウントを載せていました。
自分だけ勝手に見るのは反則かと思いながらも確認すると元気そうにやっていて安心しました。
彼ではありません。疑って本当にごめんなさい…。
ちなみに生きづらい部とは全く関係のない話ですが
「×××××事件」などと言って騒いでいる連中のことが嫌いです。
どんな事件にも被害者がいるのに、キャッキャと面白がって楽しんでいるようにしか見えないからです。
「老人しか刺せなくて弱い奴(笑)」
まとめサイトにまとめられたスレッドの中にはこんな酷い書き込みもありました。
被害者までも馬鹿にするような書き込みが許せません。
ちーぎゅくんからは「だるま」こと前○仁という人物について教えてもらいました。
その時は気づくことがありませんでしたが、それが新たな場所へ繋がる
キーワードとなりました。それはまだまだ先の話です。
しばらくして、へろくんが居なくなってしまいます。
騒動前にもへろくんは数回退会を繰り返してしていましたが、その後に戻ってくることはありませんでした。
私もやはり何ヶ月かして退会してしまいました。
(ここの部屋の存在に甘えていても私は変われない)
プライベートでの問題も佳境に入り、内心凄く荒れていました。
本当はもっと生きづらい部の思い出を話したかったのですが、疲れてしまったので一旦終了します。
この後も生きづらい部の名前はちょくちょく登場する予定です。
生きづらい部編 終了。私の視界第5話へ続く