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第8話

いらっしゃい

小手先の技じゃ欺けない…、今までで1ヶ月いや、1日でも時間をくれた事など無かった…正直怖い…今までで有った威圧感が綺麗さっぱり消えたのが原因か。

……魔力と言えば魔法と魔術だ。

魔術と魔法の違いは一言で言えば重要視する視点の違い。


魔術は魔力消費量が膨大になるので複数人必要になる代わりに魔力漏れが無い為、感知されにくい。

魔術の効力は術式の正確さが求められるが術者を問わない利点と誰が使っても同じ結果をもたらす有用性がある。


魔法は魔力消費が抑えられ魔術より使い勝手が良い代わりに感知されやすく魔力漏れが多い。

術者の力量に効果は左右されるが臨機応変に工夫を凝らし放題だ。


魔術は絶大な効力を有する代わりに使い勝手が悪いが魔法は使い勝手が良い代わりに効力は術者の力量に左右される。

…あれ?強化系って魔法なの?魔術なの?

魔力漏れの無い魔法?

今は考えるだけ無駄だな、魔王様が帰ってきたら聞こう。


魔力遮断は魔力漏れがゼロになる為、魔法を扱えなくなる。その欠点を補うのが魔力密閉による自然界の魔力を己の魔力とする技術。


自然界の魔力で魔法を放ち、己の魔力で己を強化する。魔法を使いながら魔術モドキを体内で扱う。

一定数自然界の魔力が体内まで侵食したら反発する前に力場を乗せて魔力の回復とする。


これらを無意識下でやり遂げたら、今度は何も無い空間で視覚や聴覚等を遮断した魔王様の攻撃から逃げ隠れして魔王様レベルの魔力感知からの脱出。

もちろん反撃や魔法の相殺は当然有りだが、そんな事したら数百年単位で逃げ続ける羽目になる。

取り敢えず、少し工夫を凝らしてみる。


ステップその1

手のひららの上に魔力の球体を創り出し維持する。


その2

魔力の球体から漏れ出した魔力の力場を取り除く。


その3

球体から盛れ出し、力場の取り除かれた白紙の魔力で球体を包む。


その4

反発しない様に球体の表面を白紙の魔力に同調させる。


ステップその4まで出来たらそれらを魔法として放つ。


「……おはようございます」

気配を察知出来なかったせいで警戒してしまった。

魔王様が居ないだけで少し命の危険を感じている。

始めて合った時もこんな感じで気配すら感じられなかったよな…。

「魔王様が居ない?なら、何が起きた?」

見れば消滅寸前の肉片が微かに見えた。

破裂したのか。


手応えはあった。

魔力の制御は完璧だった筈…。

魔力オンリーの球体だから不可能だった?

魔力遮断無しで魔力密閉しただけだ。

己の魔力オンリーだったのがアウトだった?

…魔法として放つ行為がアウトなのか?

もしかして、球体と白紙の魔力の間で暴発したのか?密閉って本当に密閉されてたりするの?

漏れるはずの魔力が漏れずに暴発したのなら対処法は魔力遮断する以外にないが…。

いや、魔法として放つ行為がダメだったのなら、話は別だ。

魔法の工程に問題があったに違いない。

魔法として放つには魔力の属性変換が必要となる。


魔法の放ち方。

その1

魔法の完成系を形取る。


その2

形取られた魔力に属性を加える。

属性の加え方は魔力の力場の在り方を変える。

強い感情を力場に練り加える。

では、何故通常、肉体から出る魔力は無色なのか。

その答えは属性魔力ではないからだ。


その3

魔法を放つ。

大抵は方向を決めて手放す感覚だ。

この3工程が魔法の発動から放つまでの流れだ。


属性魔力とは…なんだっけ?

得意な属性魔力は人によって異なる。

確か、生き物は炎とか土とか水とか風とか色々有る中の属性1つは生れつき有している為、専門魔力と言うらしい。それに加えて変形魔力と言われる後天性の属性魔力がある。つまり最低でも2属性持っている。ちなみに専門魔力は生涯変わらない。

人によっては専門魔力も変形魔力も同じと言う場合もある。変形魔力に頼り過ぎると属性が変わった時に大変な目に遭う事があると魔王様が言っていたので専門魔力に頼った方が身のためだ。

俺の専門魔力は防壁属性だ。

防壁属性とは結界や魔法耐性等の防御系統を得意とする属性。

今の変形魔力は無属性。

無属性とは、魔法の基礎の基礎…所詮は"無"属性だ。魔力の制御さえ出来れば誰でも扱える属性だ。

一応、無属性の奥義はあるにはある。その名も凝固だ。魔力を周囲に放出して維持すると同時に圧縮し、魔力の壁を創る。魔法を相殺する壁。

欠点は時間経過と共に弱くなり制御が困難になることだ。


凝固は魔法だ。

凝固の魔力漏れは実質ゼロの筈だ…圧縮によって。

物は試しだと言うことで凝固を手のひらで創り出す。

そのまま密閉する。

よし、成功だ。

後は放つだけだな。

そもそも遠距離魔法じゃないから一定以上離れたらその場で消滅してもおかしくない。

独立させれば話は別だが、そもそもの話、凝固は周囲展開系の魔法だ。遠距魔法に出来る気がしない。

魔法の独立なら可能か?独立に必要なのは魔力提供と媒介だ。

放った後も魔力で維持させる必要がある。

媒介に魔力を溜めて放った後にそこから必要な魔力を提供する。

大抵は魔石が必要なのだが、生憎と手持ちがない。

魔石を使う時点で感知されるのがオチだ。


「……おはようございます」

お疲れ様です

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