六十六話 怒っている
「どうしていつも通りなの?!」
怒っている声で言われる。
確かにそのとおりだ。
クラスの人が遭難したんだ動揺してもいいだろう。
実際俺以外の人は驚いたりしている。
「俺は知らない」
誰かが遭難したからと言って混乱したりはしない。前世が今世に影響しているから。
「中原君のこと調べていたじゃん!」
その通り、それはあくまで自分が引き起こした影響がでているか確認した。
「この時まで、俺はキャラを演じなくてはならない、徹底しないといけない、まだまだ、まだまだ危険が潜んでるから」
「その危険なに?」
口調が強くなっている夜乃。
その危険はgiveが夜乃に被害を与えるから。
だけどこれはゲームで知ったこと、だから話しても信じてくれない。
「言えない、けれどもこれは言える、危険はあと少しでくる」
「そうなのね」
夜乃は去っていった。
どうやらまだ怒っているみたいだ。
理解できない。しかし胸が少しチクッとするのはなぜだろう?
忘れかけていたことをする。
それは簡単で自分がエゴイストの一員と偽装して向かう。
まずは走に会いに行く。
「どうもNO.18036だ、走様」
「最近の新人か、どうした?」
「いえ、自分も同じ学年のものでして」
「そうなのか」
「はい、実は裏でなんとかして研信達の居場所がわかりました」
「本当か?!」
「ええ」
そうして俺はどこで遭難したか言うと走は急いで去っていった。
これでよし。




