二つの依頼
本日の投稿遅れて申し訳ございませんでした。
これからは気を付けます(ペコ)
キーシュ商会を出た俺はエレマ大森林に来ていた。
エレマ大森林は世界五大魔境と呼ばれる程の魔の巣窟だ。
当然、様々な魔物が生息しており闘鶏もその例に漏れない。
そして今俺がいるのは大深部と呼ばれる各魔物が強くなっているエリアだ。
「そろそろ、闘鶏のところに行くか、【神探知】」
「【転移】」
そしてやってきた闘鶏の縄張り。
「コケ―!」
すぐさま俺に気付いた闘鶏。
「【魔法剣】」
向こうも己の羽を剣として構える。
「【魔法付与】【従属化】」
お互いに斬りかかる。
だが反応があったのは闘鶏の方だった。
「コケコケコケ―!」
そう鳴き声を上げながらスリスリしてくる。
「【従魔空間】」
【従魔空間】に闘鶏を入れる。
「さて、何匹狩れるかな?(o^―^o)ニコ」
そうして始まった一方的な「狩り」。
そこにいた闘鶏を全部【従属化】してしまったので何匹かをここに残すことにした。
こうして闘鶏の卵を無事獲得したグレンであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
次は竜林檎だ。
「【転移】」
ピーシュ洞窟に転移する。
「どこだ?【神探知】」
それらしき魔力は見つけたのでそこに向かう。
因みに竜林檎はその名の通り竜つまりドラゴンの体から発せられる余剰魔力が塊となって出来た物だ。
なので当然含有魔力量は物凄い。
それは味までもが魔力に溶け天界の一品とでもいうほどに。
そして同じようにドラゴンの余剰魔力から生まれる物ドラゴンシリーズと呼ばれる。
入手しようとすれば莫大な金がかかる。
理由は上記に書かれている「ドラゴンの余剰魔力」という言葉。
即ち、竜林檎はドラゴンの近くにしか生えないという事。
それは、ドラゴンとの戦闘の可能性が高いということを意味しておりドラゴンと戦って勝てる確率などS~SSSランクの冒険者でない限り1%以下と言ってもいいだろう。
要は高ランク中の高ランクでしかできないので依頼料が金貨を確実に行く。
つまり入手料がめっっっっっっっっっちゃかかるという事。
「高級品」なのだ。
しかし、グレンは規格外なのでドラゴンなんてトカゲにすら見えてない
なのであっという間に終わってしまった。
「【転移】」
商会に転移する。
「依頼を受けた者だ、会長に会いたい」
「承知しました」
そう言って会長室に案内される。
「会長、冒険者の方がいらっしゃいました」
「ど、どうぞ?」
中に入る。
「あぁ、グレン君でしたか」
「はい、依頼を終わらせて来ました」
「!?はっはっは、闘鶏の卵と竜林檎をもう採ってきた?そんな簡単に終わればすごいよ」
机の上に2つの箱を置く。
「これが依頼品です」本当かい!?」
会長が箱を開ける。
「本当だったみたいだね」
「ありがとう、評価はSSSだよ」
「!?ありがとうございます!」
こうして闘鶏の卵と竜林檎の納品依頼を終え、残る依頼はあと一つになった。
開始時刻9:00
終了時刻10:00
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