表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

面会

翌日

俺は宿の食堂で朝食を取っていた。

因みに今日のメニューは黒パンと野菜スープと果実ジュースだ。

「ごちそうさま」

そう言って俺は食事を終えギルドに向かう。

カランカラン

扉の音を聞きながら依頼を見る。

「どれにするかな」

俺は依頼候補を3つに絞った。

------------------------------------------------------

グラードン討伐(B)

依頼内容

最近、グラードンが人里に降りて村を襲っているので

討伐してほしい

場所

シュルート村

討伐確認部位

報酬

金貨150枚

-------------------------------------------------------

-------------------------------------------------------

竜林檎(ドラゴンアップル)採取

依頼内容

竜の住処の近くに実る竜林檎(ドラゴンアップル)を採取してきてほしい

場所

ピーシュ洞窟

納品個数

10個

報酬

金貨10000枚

依頼主

キーシュ商会

--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

闘鶏(コカトリス)の卵採取

依頼内容

闘鶏(コカトリス)の卵を取ってきてください。

納品個数

12個

報酬

金貨1000枚

依頼主

キーシュ商会

----------------------------------------------------------

因みにグラードンというのはワイバーンより強くレッサードラゴンより弱いドラゴンの劣等種だ。なのでレッサードラゴンはAランク、ワイバーンはBランクなのでBランク上位ということとなっている。要は判定が難しいからBランクでいいや!ということなのだ。

「聞きたいことがある、」

「何でしょうか?」

「依頼は掛け持ちしてもいいのか?」

「違約金を払ってくださるのなら」

「分かった、この3つの依頼を受理する」

「えっ、3つも!?」

「あぁ」

「違約金は前払いですので」

そう言われたので白金貨11枚と金貨15枚を置く。

「!?じゅ、受理します」

「今回の依頼は依頼主に会って直接納品形式をなります」

商会に行く。

建物に入り受付に話す。

「すまない、依頼を受けた者なんだが」

「分かりました。ご案内します」

そう言われ受付嬢の後を付いて行く。

「会長、冒険者の方です」

「おう、入りたまえ」

中に入るとソファに座った上質な格好をした少しふくよかな体型をした人がいた。

「私がキーシュ商会会長のベトル=キーシュだ」

「依頼を受けたグレン=テピートです。ランクはBです」

「グレン君か、では依頼の話をしましょう」

「はい」

「依頼内容は紙に書いてある通り闘鶏(コカトリス)の卵の採取です」

「はい」

「場所は不定です」

「はい」

「ここらで私が何故闘鶏(コカトリス)の卵を欲しているかを話します」

「はい」

「実は我が商会では非常に大きな商談が待っています」

「大きな商談?」

「はい、デアトリス商会との商談です」

「デアトリス商会!?」

一応説明しておくとキーシュ商会は結構大きな商会でシュトロム王国一の商会と言えば分かると思う。対してデアトリス商会はギルシュ帝国一の商会なのである。

(作者的に言うとキーシュ商会がアメリカ一の商会だとしてデアトリス商会はロシア一の商会と言えば多分みんな分かると思う)

「はい、その商談を結ぶためにどうしても闘鶏(コカトリス)の卵が必要なんです」

「そういえば俺、竜林檎(ドラゴンアップル)の依頼も受けてたな」

「本当ですか!?竜林檎(ドラゴンアップル)も非常に大事な土産の一つなのです。どうかよろしくお願いします」

「はい、分かりました」

そうして俺と会長との面会は終わった。

これが後にSSSランク冒険者御用達大陸一のキーシュ商会との繋がりになるとはまだ誰も知らなかった。

最後までお読みいただきありがとうございます。

よろしければブクマ登録(モチベー)ポイント評価感想(ションアップ)をお願いします。

★★★★★(希望)

(^▽^)/(無言の圧力)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ