旅路 1
祝総合PV9000突破✨
ありがとうございます!
正直、作者が書いている他作品ではここまで行きませんでした。
これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。
テルートの町を出発し夜になった。
「そろそろ、野営の準備でもするか?」
そうジェイスが言った。
「そうするか」
俺は馬車から降りる。
「【疑似拠点構築】」
魔法を展開する。
「おいおい、急に拠点が出来たんだが!?」
「俺の【固有魔法】だ」
「【固有魔法】!?おいおい、あんた何者だよ!?【固有魔法】の保有者なんて国に抱えられるか世界魔法連盟高等幹部になってるだろう!?なんでこんなところ居るんだよ!?」
「スフィラン王国騎士団所属騎士だったが国王ルイス=フォン=アルゲイル=スフィランと騎士団長ギーズ=グラードによって追放された元騎士だ、追放後このシュトロム王国に来てテルートの町で冒険者登録をし試験で試験監督が心肺停止を起こし代理の試験監督をSランク冒険者ナチス=テピロンによってBランク冒険者になり先日Aランク昇格試験を受け規格外のレッサードラゴンを討伐しAランクになった、そしてこの依頼を受けて此処にいる。これが理由だ」
「・・・・」
俺はそう言い終わると屋敷に入った。
【青天の霹靂】のリーダーであるジェイスは唖然として立ちつくしていたが他のメンバーは恐る恐る入ってきて前回と同じようにメイドのエルに案内されていった。
俺は執務室に行きコントロールパネルを操作して今回使うルートを確認し安全かどうかを調べていた。
やがてジェイスも屋敷に入りメイドのエルに部屋に案内されていった。
時は経ち夜になった。
『皆様お食事の用意が出来ましたので食堂で撮られる方は食堂に来てください、部屋で摂られる方はお運びいたします』
因みにエルには操作命令の使用権限を与えている。
食堂に行くとすでに全員が来ていた。
席に着くとジェイスが謝ってきた。
「グレンさん、さっきは申し訳なかった。言い訳になるがまさか追放されて此処にいるとは思わなかったんだ。すまなかった」
「別にいい。俺も同じ立場だったら聞くに決まっている」
「ありがとう、本当にすまなかった」
その後食事を終え寝室に行き就寝した。
◇◆◇◆◇
グレンが寝室に行った後、ジェイスの部屋にメンバーたちが集まっていた。
「にしても、まさかグレンさんが【固有魔法】の保有者だとは」
「冒険者、しかもAランクが【固有魔法】保有者だって誰も思わねぇよ!」
「ん、世界魔法連盟か王宮近衛魔術師にしかいない」
「レナの言うとおりだ、どんな【固有魔法】でもそのどちらかには所属するからな」
「世界魔法連盟は世界の最高魔法戦力を集めて組織化したものだからな」
「あぁ、現在魔神帝軍は壊滅しているが五魔王、五魔帝、四天王、高位魔神帝軍、魔神帝、高位幹部、最高位幹部、高位準幹部、最高位準幹部は対魔神帝部隊でも封印しかできなかったから、来る魔神帝軍復活の時対魔神帝魔法隊を結成するために生まれた組織だからな」
「Bランクパーティ【青天の霹靂】リーダー権限でこの件に関しての緘口令を発令する!」
ジェイスがそう宣言すると魔方陣が展開する。
これはパーティを結成するとリーダーが使用できる【宣誓魔法】だ。
この宣誓内容は必ず死守しなければならないので余程の覚悟がないと使用しない。
つまりこの事は墓までもっていくということである。
そんな大事なことをしたとは知らずにグレンはすやすやと眠っていたのだった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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