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最強エルフとスキルを失った冒険者  作者: 霧野夜星


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第八十〇話 不死迷宮の罠

 京也達の不死迷宮攻略一日目は地下八階までで終わり、森の街ベルトの宿屋に泊ってその日が終わる。そして次の日、京也、ニャオウ、アンナ、ハクレイは不死迷宮一階の入り口のトランスポーターの前に来ていた。


「みんな、準備いいか?」

「いいニャ!」

「いつでもオーケーよ」

「私もです」

「じゃあ、地下八階に転移するぞ」


 京也がトランスポーターに魔力を注ぐと彼等の足元に魔法陣が出現し、地下八階のトランスポーターが設置してある部屋に瞬間転移する。


「よし、行くか」

「次のトランスポーターは地下十二階だったよね」

「ああ、でも早く十二階に到着できたら、今日のうちに次の十八階を目指そう。カーナが心配だからな」

「わかったニャ! ニャオウもカーナのために頑張るニャ!」


 京也達はマップを見ながら地下十二階を目指して最短距離で進む。その途中は鋼鉄の槍と鎧を装備したゾンビソルジャー、動きの早いゾンビドッグなどが出現したが、京也の雷魔法ですべて倒して順調に進み、三時間程度で地下十二階に到着した。京也は自分のスキル画面を表示する。


「うーん。ゾンビ系からはスキルを習得できてないな」


 京也はこれまでにゾンビ、ゾンビソルジャー、ゾンビドッグを複数倒していたが、新たなスキルは習得できなかった。


「ゾンビ達はドロップするスキルを持ってないか、キョウヤがもう持ってるスキルだったとか?」

「ああ、その可能性はあるな」

「属性違いのスキルという可能性もありますね。キョウヤの適応属性は雷と闇なので、火系のスキルは習得できないとか」

「なるほど、ハクレイの言う通りかもしれない」


 京也は自分のスキル画面を表示して見ている。


 跳躍 加速 オーラブレード 気配察知 限界突破

 聴覚強化 魔法強化 エナジードレイン 錬金術

 魔法障壁 バーストショット 闇属性適応

 敵意察知 空気摂食 気配抹消 物理障壁

 毒の瘴気 スキルステータスブロック 黒炎剣 

 邪神化 雷迅剣 望遠眼 鉄壁  王の施し

 変装 パワーブースト 鑑定阻害

 毒無効 温度調節 ドラゴンオーラ

 従魔召喚 ルミナスブレード 魔法発動妨害 

 スパイラルクラッシュ


「しかしスキルが増えたな。さらにこれに雷と闇の魔法と生活魔法もあるから全部使いこなすのは無理だ」


 京也は習得していてもまだ使ってない魔法やスキルがいくつかあった。


「それでどうする? 一度、一階に戻る?」

「ニャオウはお腹すいたニャ!」

「私も外の新鮮な空気を吸いたいです」

「なら一度街に戻ってお昼を食べてから、また探索を再開するか」

「それがいいニャ!」


 京也達は地下十二階のトランスポーターを使って入り口に戻り、森の街ベルトに戻って昼食を取って少し休憩し、また地下十二階に戻ってきた。


「よし、探索を続けるぞ」


 地下十二階の通路を京也が先頭で、その後をニャオウとアンナを乗せたハクレイがついて行く。十二階以降はこれまで出現したモンスター以外にスケルトンジェネラル、マンティコア、メデューサなどが出現した。だがそれらは京也が既に倒したことのあるモンスターなので、今回も問題なく京也は倒していく。そして地下十六階の大きな部屋に到着した。


「ここは広いな」

「キョウヤ、石像があるよ」


 その大きな部屋に入ると部屋の隅に四体の巨大な石像が立っていた。それは悪魔の姿の石像で、高さが四メートル以上あった。


「趣味の悪い石像だな」

「こんな気持ち悪いの一体誰が設置したのかしら」

「石像なんてどうでもいいニャ! 先に進むニャ!」

「そうだな。先を急ぐ……」


 京也が先に進むため右足を前に出すと、踏んだ床が一センチメートルくらい沈む。


「っと、何だ?」

「キ、キョウヤ! それ、罠のスイッチ!」

「何っ!」


 その時、部屋全体が揺れ出した。


「じ、地震か?」

「ち、違う、キョウヤ、石像が!」


 アンナの言葉を聞いて京也が周りを見ると、四体の石像が動き出していた。それと同時にこの部屋の入り口の扉が閉じる。


「あっ! 閉じ込められた!」

「動く石像の罠か!」

「どうするニャ!」

「ゴゴゴゴゴ!」


 唸り声を上げながら動き出した悪魔の石像が、京也達を取り囲むように接近して来る。悪魔の石像は、侵入者を排除するために作られた魔力で動くモンスターだった。


「こういうのは全部倒せばいいんだよ!」

「キョウヤ! 石像には雷魔法は効かないよ!」

「そうか。なら闇魔法で倒す」


 京也は全身から魔力を放出して魔法発動の準備をする。


「私が後ろの一体を倒すよ」

「なら私も後ろの一体を倒します」


 アンナとハクレイは後方の二体の悪魔の石像と対峙する。


「ニャら、ニャオウは左の奴を倒すニャ」

「じゃあ、俺は右のだな」


 ニャオウはハクレイから飛び降りて京也の隣に移動し、左前にいる石像と対峙し、京也は右前の悪魔の石像と対峙する。


「スパイラルカッター!」


 ハクレイは悪魔の石像に高速回転する風のやいばを放つ。それが悪魔の石像の体をバラバラに切り裂く。


「フラッシュレイ!」


 アンナは超高熱光線を悪魔の石像に向かって放つ。その光線を上下に振って悪魔の石像を真っ二つに切り裂く。さらに何度も色々な角度で振って悪魔の石像をバラバラにした。


「フロストエッジニャ!」


 ニャオウは頭上に氷のやいばを複数作り出しそれを高速で放つ。その氷のやいばが悪魔の石像の体にすべて突き刺さり、全身を破壊した。


「ダークスマッシャー!」


 京也は二メートル程度の球状の闇の球を作り出し、それを高速で放つ。それが悪魔の石像の体の中心に命中し、その部分をくり抜く。すると悪魔の石像は崩れ落ちるように倒れた。


「全部倒したか」

「もう動かないニャ! 魔力も感じないニャ!」

「うん。倒したみたいね。みんな、前よりかなり強くなったよね」

「レベルが上がった成果ですね」


 悪魔の石像との戦闘が終わり、京也は地面に落ちている石像の残骸などを収納する。


 石像の残骸×143

 悪魔の石像の魔石×3


「魔石は四個のはずだが、ひとつは回収できなかったか」


 京也はさらにスキル画面を確認する。


 罠看破

 ダンジョンなどに仕掛けられている罠を発動前に発見できる

 常時発動スキル オンオフ設定可能


「おお! 罠看破! これはいい。ダンジョン攻略には欠かせないスキルだ」

「今までも結構、罠があったものね」

「ああ、矢とか槍とか色々飛んできたな。まあ、俺には物理無効の霧の鎧と、状態異常無効のミカエルのロザリオがあるから、罠なんて意味ないけどな」

「ふーん。じゃあ、水攻めの罠がきたらどうするの。キョウヤは空気がなくても生きられるの?」

「ああ、それは無理か」

「それに落とし穴で私達と分断されるとか、罠には色々種類があるでしょ」

「むっ、確かに直接攻撃してくる罠だけじゃないか。ならこの罠看破は超重要スキルだ」

「そういうこと」



 次回 不死迷宮の宝箱 に続く

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