表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖戦学院  作者: 雪兎折太
54/56

聖戦学院 44話 狂気

囚われの美月を救うべく、生徒会長と相対するルクス。

だが安村が語り出したのは、少年の思いもよらない事実であった。


同時刻、「暁」の足止めを命じられた二人の少年もまた走り出す。

空から見下ろす、二人の視線にも気付かずに。

時は僅かに遡る。

ルクスが「天野美月がまだ校内にいる」という声を聞き、踵を返して学院に戻ると、そこには彼も知る精霊が佇んでいた。

「ツクヨミ!僕を呼んだのはもしかして・・・」

「良かった、来ないのでは無いかと思ったぞ」

その言葉は肯定の意を告げている。

珍しく顔に焦燥の色を浮かべる女精霊に、ルクスは早口で問うた。

「美月は何処?なんでまだ学院の中にいるの!?」

「・・・」

言葉が胸に刺さるとばかりに顔を俯かせるツクヨミ。

普段のルクスならば、その態度を見ただけで言葉を控えるのだが、今回は違った。

「ツクヨミ答えて!!美月は何処にいるの!?」

焦りと苛立ちが、ルクスの声を叫びへと変える。


それでもツクヨミが口を開くまで、少しの間が生じた。


「・・・三階の、職員室」

「職員室?」

「ああ。妾が、妾がもっとしっかりしていれば、こんなことにはならなかった!!全て妾の責任じゃ・・・!!」

悲痛な声を上げて、嗚咽を堪えるように言うツクヨミに、ルクスも流石に感情を抑えて訳を聞いた。

「ど、どういうこと?一体何があったの?」


「・・・美月は捕まった」


「は?つ、捕まった・・・?なんで、誰に」

訳がわからない。少年が言いたかったことはまさにそれだ。

捕まる理由も、そもそも捕まえる相手すらいないであろうこの状況で、その単語が出てくる意味がわからないと。

だが、その訳の分からないことが事実だと、ツクヨミは言う。

「進藤からの、一人で職員室まで来いと言う手紙が部屋に入っていた。妾もまたやるべき事があった故、要求通りに行かせたのじゃが・・・それが悪手となった」

顔に後悔の色を浮かべて、無念だとばかりに何度も首を横に振る。

「美月が行ってから数分経った頃か。用事を済ませて美月の所へ行こうとした時に・・・教員室にいるはずの進藤がいた」

「つまり、偽者だったと?」

然り、と精霊が頷く。


「慌てて職員室へ向かおうとしたが、遅かった。美月はもうあやつの手の中にあった・・・あやつに妾の存在を知られてはならないが故に、妾は手を出せなかった・・・何もできなかった!」


己の未力を嘆く精霊の拳は、血が滲む程にきつく握りしめられていた。

そんな精霊を見やり、ルクスは慰めるように言葉をかけた。

「ツクヨミ。僕が美月を助けに行くよ。だから安心して、泣かないで」

「助けに・・・?じゃが、妾はそなたと臨時契約は出来ない。「暁」の対策の為に、妾もまた隠れ家に行かねばならぬのに」

「そのつもりで来たんだよ。大丈夫、必ず二人で生きて、帰ってくる」

震えて、今にも泣きそうな表情のツクヨミは、心を落ち着かせて少年に敵の名を告げる。


「・・・妾以外に他者の姿を偽る事が出来るのは、この学院の中ではただ一人」


「安村久遠。あやつ以外にはおらぬ」

















「美月は何処だあああああああああああっ!!」

時は戻って、学院の三階、職員室。

激しい怒りを孕んだ怒号が、デスクの並べられた広い部屋に響き渡る。

その声を受けた安村は、軽く笑って足元から新たな影を伸ばし、手を使わず、鞭のように少年の胴へと横向きに振るう。

「っ!!」

黒い奇跡を伴った一撃は、盾から離れて振るわれた光の剣に阻まれる。

だが更に二本の影の鞭が、弄ぶように少年へと襲いかかる。

「無駄だっ!!」

少年、天道寺ルクスもまた、光を爆発させたかのように巨大化させ、白光の大剣を薙ぎ払い影を消し飛ばす。

「ほう・・・」

感嘆を漏らして、距離を取る。

ルクスもまた剣を構えたまま飛び退く。

そこで、安村の側にドーム状の黒い物体を見つけた。

人間一人くらいは軽く飲み込めそうな大きさの、影の檻を。

「美月・・・」

苦々しく呟いて、視線を一瞬落とす。が、直ぐに安村を真っ直ぐ睨みつける。


敵意を受けた安村が、飄々とした態度でルクスに呼びかけた。


「どうしてここが分かったのかな?天野さん以外には伝えられていなかったはずだが」

「それを聞いて、どうするつもりだ」

「今後このような事を起こさぬように、教訓としたいだけさ」

その笑みは穏やかで、にこやかで、それ故に恐ろしさを醸し出す。

それでも少年は怯むことなく、真っ向から言い放つ。

「だったら必要無い。今後なんてもう二度と来ない」

「ああ、言われてみればそうかも知れない」

ふふっ、と軽く笑う安村に、今度は少年が問いかけた。

「何故、美月を捕まえた。「暁」の復活に光の魔粒子は、美月は関係ない!」


ルクスは、安村がこのようなことをした理由を、「暁」の復活や行動を阻止する、言わば人類の為だと考えていた。

その怒りは確かに激しいものであったが、彼が謝れば収めるつもりだった。

だからこそシルフィードから聞いた情報を伝え、誤解を解こうとしたのだが。


違った。

目の前の男は、そんなことなど、微塵も考えていなかったと、少年は思い知る。


「・・・はっ。関係ない、だと?」

吐き捨てるようなその笑いは、嘲笑であり。

まるで簡単な問題を解けない子どもを、心無い大人がけなすような笑いだった。

「そうだ。確かにあれの降臨には、光持ちはもはや関係ない。だが違うのだ。違うのだよ天道寺君」

くつくつという笑みは徐々に激しくなり、狂的なものへと変貌する。

笑いが、笑いが。


笑いが嘲笑いが嗤いが止まらなくて止まらなくて止まらない。


「ふっ、ははっ、は、ハハハハハハ、ハハハハハハハハハハハッ!!ヒャーーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」


足元の影も、笑い過ぎて苦しいとばかりに、その身を悶えさせて暴れ狂う。

漆黒よりも黒い嵐が部屋を覆い、辺りの壁や床に深い爪痕を刻み付ける。

唖然とするルクスを尻目に、安村は顔面に狂った笑みを貼り付けて語り出す。


「あれの正体はなんだと思う?ドラゴンではない!ましてや魔鳥フレースヴェルグでもない!それすら理解していない三下連中に、あれを拝謁する資格なぞ無い!!!そもそも完全ではないということすら、知っている人間はそういまい!!」


狂った笑いを収めることなく、その狂気を撒き散らして安村は高らかに叫ぶ。


「私の望みはあれの「完全なる」復活だ!いや、この世界に生まれ落ちた時からあれは完全ではなかった!だからこそ私が本当の姿を取り戻してやるのだよ!」


・・・絶句の果てに、声を震わせてルクスが問うた。

「そんなことをすれば・・・人類が、世界がどうなるか分からないのか」

「ハッ、人類?世界?」

吐き捨てるように言い放ち、冷めたように表情を消す。

そして、この会話の中で最も憎悪に満ちた一言を少年に告げた。


「そんなもの、どうでもいいのだよ」


「なっ・・・」


「私は二年前のあの戦いであれを見た。その力強さを!その神々しさを!!君には分かるまい。何一つ不自由なく暮らし、力さえ手に入れた君には!親に、友に、かつて契約していた精霊にすら裏切られて、何もかも失った私の希望は、今や「暁」以外に無いのだ!」


再び言葉に熱がこもる。

その有様はまさに狂信者と言えただろう。

そしてその熱は激しい感情の嵐を呼び、安村に次々に言葉を吐き出させた。


「だからこそ、私はあれを追い求めた!求めて求めて、くだらない人助けや要らぬお節介を焼き!吐き気がするような善人ぶった演技をずっと続けて来た!ずっとずっと、ずっとずっとずっとずっと、ずっとだ!!」


「君に・・・お前に分かるか!?助けたくも無い人間を助けなければいけない気持ちが!差し伸べたくも無い手を、差し伸べなければならない苛立ちが!!」


「私は・・・俺は!もう懲り懲りなんだよ!俺を裏切った奴らに頭を下げるのも!助けるのも!殺したくて殺したくて仕方がないのに!それを我慢してその憎らしい笑顔を守って来た!俺が、俺がどれだけ耐えてきたと思ってる!?」


怒号、絶叫、激昂、咆哮。

波濤(はとう)のように流れる言葉は、ルクスに一切の反論や介入を許さない。

少年は愕然と目の前の男を見つめ、ただ立ち尽くす。

そんな少年の姿など眼中にも入れずまくし立てた安村が息を吐き、人類への憎悪を少しでも形にしようとするかのように口を開く。


「・・・人間なぞどうでもいい。むしろこのまま絶滅して欲しいくらいだよ」


嵐が過ぎ去ったように、沈黙が訪れる。

少年は彼の言葉を全て受け止めて、それでもなお敵意を手放さずに静寂を破る。

「・・・お前がどんな辛い目に遭っていたのかは、僕は知らない」

「ああ、別に知ってもらおうとも思わない」

微かに浮かぶ嘲笑うような笑みを真っ直ぐ見据え、再び剣に手を掛けて真っ直ぐ言い放つ。


「だけど、美月を、レインを・・・皆を傷つけるのだけは許さない!」

「・・・はっ、偽善者が!調子に乗るな!!」


お互いの身体に力が巡る。

神経のスイッチが再び入り、戦意と敵意が膨れ上がる。


「今に私の夢は叶い、もはや無意味な演技をする必要は無くなる!!人は滅び、世界は壊れ、世界は何もかも失うのだ!!私のように!!!」

「ふざけた願いはここで終わらせてやる。誰も傷つけさせはしない!!」


影と光。

相反する刃が、再び交差した。

















「・・・これは、思ったよりも少々厄介な事態になってますわね」

学院上空から、隠れ家へと向かう学院の人間達を眺める者が、苦々しく呟く。

白いボブカットの女、クレア・ツェペシュ・バートリー。リヒテルスに続いて彼女もまた、滝宮学院にその姿を現した。

襲撃者ではなく、共闘者として。

「まさか生徒会長とやらが「そちら側」だったとは。言わば戦闘員である学生のトップがこんな状態では、まともに戦うことすら出来ないのではなくて?」


「・・・そうみてえだな。あたしが前に会った時は、あんな様子は一度も見せてなかったんだが」


クレアの言葉に返答を返したのは、胸元にその身を晒す彼女の精霊、ヘル・・・ではない。

右手に大剣を持ち、左手でロープにぶら下がるような体勢で空に留まる女。

ダインスレイヴ・ブラッドレイン。少年達がレインと呼ぶ黒髪の少女だ。

ロープの代わりにヨルムンガンドが空を噛み、その身を固定させている。


その様子だけ見れば滑稽だが、そもそも二人とも空に浮いているという時点で、おかしいことに気付かなければならないだろう。


「ったく、ルクスに会いに来てみれば、とんだ面倒に巻き込まれたもんだ。まさかリヒトもクレアもここに来てるなんてな」

学院へと戻るルクスを切なそうに見ながらも、不機嫌そうに舌打ち混じりに言うレインに、クレアは頬を膨らませて拗ねたように返す。

「まるで、会いたくなかった、みたいな言い方!お姉様、久しぶりに私達に会えて嬉しくないんですの?」

「嬉しいどころか目障りだ」

ふんっ、と顔を逸らすレインに、ますます頬を膨らませて抗議の視線を送るクレアだが、黒髪の少女は気にも留めずに問いかける。

「信奉者とやらの方はどうなっている?」


そう尋ねたものの、レインは「暁」を盲信する団体のようなものの存在には半信半疑だ。

だからカマをかけて、信奉者自体の存在を探ろうとしているのだが。


返されたクレアの言葉が、その存在を肯定した。


「私はあまり携わってはいませんが、リヒトの方は順調だったようですわ」

「そうか」

信奉者。

「暁」の強大な力に魅了されて、人類の敵となった者達。

何故生命の天敵として君臨する「暁」に(かしず)くのかは、未だに分からない。

だが、レインにとってはもっと大きな事実があった。


「・・・あいつ、人を殺したのか」

「ええ」


何も変なことはないと頷くクレアだが、それでもレインは胸の奥が締め付けられるように痛かった。

「リヒト・・・リヒテルス・・・お前まで・・・」

ぽつりぽつりと零れた呟きを掻き消すように、黒髪の少女は大きく首を振る。

だがその零れた言葉を拾って、クレアは皮肉を込めて言った。

「お優しいこと。お姉様はいつまでそう甘いフリをするおつもりで?」

「・・・チッ」

忌々しげに舌打ちして、視線を眼下に広がる学院に戻す。


すると先程まで話題になっていたリヒトが、黒一色の身なりの少年と共に巨竜の元へと向かっているではないか。


「ん?あれは・・・」

「・・・あら、リヒト?何をするつもりかしら・・・」

その様子をクレアもまた見つけたようで、首を傾げて考える。

だが予測を打ち立てたのはレインの方が早かった。

「・・・やべぇ。あいつら、正面から行く気だ!!」

「確かに不味いですわ!このままでは二人とも・・・!」

二人の表情がみるみる曇る。いくら一般的な人間に比べれば天と地程の差があるリヒトと言えども、「暁」と真っ向から戦って生き残れるかと言われれば難しい。

自分達が行っても同じ結果になると分かっていたからこそ、こうして空から観察していたのだが。

「降りるぞ」

「ええ」

短く言葉を交わして、二人の少女が地上へと落ちて行く。


各々の得物を携えた二人の表情に、笑顔は一切浮かんでいなかった。















その二人のブラッドレインが眺めていた、二人。

リヒトこと、リヒテルス・シュヴァルツヴァルト・レーゲンスブルグ。

そして、選抜生こと、黒神刀夜。

二人は一ノ瀬の指示を遂行するべく、進撃の巨竜の元へと向かっている途中だ。

「刀夜って言ったっけ。本当に砲台の用意は終わったの?」

白狼のような風貌の背の低い少年が、隣を走る漆黒の少年ーーーーリヒトの方が歳下なのだがーーーーに尋ねると、刀夜は走りながら小さく頷く。

「問題は無い。ヤツガレが認識している、滝宮学院の擬似砲塔、百台。その全ての砲門を解錠した」

「ひゃく!?もはや要塞じゃんあの学校!?」

素っ頓狂な声を出してはいるが、その足が鈍ることはない。

荒野を疾走し、風を貫いて、みるみるうちに巨竜の元へと迫る。

「にしてもすごいねー。火薬も無しに発砲出来るなんて、誰が作ったんだろうね、あれ」

「知らない。ヤツガレはずっと地下にいたから、()()()()()()()、誰が何をしているかまでは把握しかねる」

その言葉に目を丸くしたリヒトが何かを言うよりも早く、けたたましい咆哮が突風となって吹きすさぶ。


ーーーーーーーーーー!!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


「う・・・るさい・・・ッ!!!」

負けじと吠えるリヒトの周りからも、烈風のような風が強く飛ぶ。

風と風がぶつかり合って、嵐の中にいるような錯覚すら起こさせる光景の中、刀夜は強風に吹き飛ばされないように身を屈めながらも、腰の二刀を直ぐに抜けるように構える。

「凄まじいな・・・これが「暁」か」

刀夜は何も、咆哮の強さだけに関してそう零した訳ではない。


その咆哮に秘められた、あらゆる命をねじ伏せ、平伏させ、その自尊心を破壊し、存在そのものを否定するかのような、悪意。


学院に入る前からも特別な環境で過ごしていた刀夜だからこそ、その悪意を感じ取ることが出来た。


心では否定しても脳が感じた恐怖が足をすくませ逃げろと命ずる。

崩れそうになる膝を無理矢理奮い立たせ、戦意を損なわないように注意する。

「なるほど、これは確かに弱い人間なら従うのも無理ないね」

どうにか全ての風を打ち払ったリヒトがおどけたように言うが、その表情に笑みは微塵もない。

リヒトもまたその悪意に気付いてはいたが、精神の性質(ありかた)が他者とは違う彼にとっては、言葉通りただのうるさい雑音でしかなかった。


だが、咆哮の勢いが余りにも強かったのか、二人とも予想以上の衝撃を身体に受けて、僅かに顔を歪めている。

巨体から繰り出される咆哮は言うなれば衝撃波のようなものだ。二人は知る由もないが、竜の周りの地面は咆哮だけで軋み小さな悲鳴を上げていたほどだ。


「まだ十数キロはある。この調子だと近づくだけでも一苦労だな」

「そもそもあんなデカブツを僕らだけで足止めしようとする事自体がおかしいんだよ?二分間動きを止めろだなんて、正気の沙汰じゃない!」

次あいつに会ったら半殺しにしようかな、などと物騒な事を呟くリヒトを横目に刀夜が再び走り出す。

それを見て一つ大きなため息を吐いて、リヒトも後に続いた。

「一応聞くけど、前の「暁」を見たことは?」

「無い」

「やっぱり」

予想通りの答えに軽く頷き、隣を走る共闘者に白狼は忠告する。

「気をつけた方が良いよ。あれに近づくにつれて、僕達の仕事が曲線グラフみたいに増えるから」

刀夜は顔をしかめてそれに返す。馬鹿にするな、とでも言いたげな表情だ。

「・・・近づくと大変なのはヤツガレが先に言った。改めて言われなくてもヤツガレは分かっているぞ?」

だがリヒトは苦笑して、違う違う、と言ってから前方を見やり、口を開く。


「確かに「暁」本体も馬鹿みたいに強いけど、それだけじゃ無いんだよ・・・ほら、丁度見えてきた」


荒野に徐々に緑が増えてきた所で告げられたその言葉に、刀夜が訝しみながらリヒトの指す所を見ると。


木々がまばらにそびえる森林の中に、灼熱と真紅のラインが全身に張り巡らされた、マグマを纏った狼のような怪物がいた。


「炎狼?・・・違う、なんだこいつは・・・!?」

初見の敵に狼狽える刀夜に、リヒトは走りながらも爪を構えて言った。


「だから言ったでしょ?仕事が増えるって」

あとがきとなります。オルタです。

データ量の無駄遣いし過ぎて泣きそうな、オルタです。

お金もデータもご利用は計画的に。

WiFiが欲しい…


さて。もう完全に安村さんが敵になりましたね。

危険種の猛攻から逃げ果せる程の実力を持つ相手とルクスがぶつかるわけですが。

さあどうなることやら…


そういえばそろそろホワイトデーですね。

何か特別編を用意しようかと思いましたが…そもそもルクス君、学院に入ってからバレンタインデー自体まだ過ごせてないような気がします()

なのでカットカット!もし来年も続いてたらその時は書くかも知れません。


さて、今回はこの辺で。

また次回、お会いしましょう。オルタでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ