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聖戦学院  作者: 雪兎折太
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聖戦学院 35話 Blood pain

船の上に突如現れた、謎の女性。

小さな身体に豊かな胸、しかしてその身に纏う異常性が、ある名前を告げた時、ルクスの怒りが爆発する。


「な、んだ、こいつは・・・」

「気をつけてルクス君、只者じゃ無い・・・!」

「お二人共、警戒を解かぬように」

驚愕と、懐疑と、畏怖と、三人からのありとあらゆる視線を集めているのは、真紅の雨を浴びる黒と白のドレスに身を包んだ、中学生くらいの一人の少女。

歳相応とは言い難い、ボリュームのある胸の合間から覗くのは、その官能的な谷間に直接埋め込まれた、禍々しい炎を象ったかのような宝玉。

そして右手にある短い槍のようなものは、グール・エーラと呼ばれる食人鬼の頭目の身体を、ぶれる事なく縦に貫いていた。

「あは」

少女は短く笑い、嗤い、そして明確に嘲笑って告げた。

「初めまして。天道寺ルクス様、天野美月様、そして秘書官様」

恭しく一礼して、自らの豊かな胸に手を当て、名を告げる。

「私の名はクレア・ツェペシュ・バートリー」


「またの名を・・・死神、ブラッドレインと申します」


「ふざけるな」


怒りが光となって形を成し、少年の身体を覆う。

激しい怒気がルクスの身体から溢れるように、場の空気を飲み込んでいく。

「ブラッドレインと、今そう言ったのか、お前は!」

空気を震わせる彼の言葉を、そよ風のようにクレアが受け止める。

「ええ、申し上げましたが、何か?」

二人の女性が止める間も無く、少年は船上を飛翔する。

「お前が」

平静眼の構えから放たれる、かつて死神レインを怯ませた一撃が、過去よりも速く、鋭く、その刃をクレアと名乗る少女へと運ぶ。

「その名前を騙るな!!!!」

船を次々と飛び越えて、大砲から放たれた鋼鉄の矢の如き勢いで、黒白のドレスの胸元へ。

迫り、迫り、いくつも船を揺らして。


そして、甲高い音を立てて、その刃は止まった。


「いけませんわよ、殿方が女子の胸にむしゃぶりついては」

面白がった風にゆらゆらと腰を振りながら、何処か扇情的な台詞を吐く少女。

その足元からは、無数の赤い刃が連なり、光の剣から身を守る盾となっていた。

「なっ!?」

それは、血。

それも鉄分を最大まで増加された、流動体の刃。

グール・エーラの骸から流れた禍々しい鮮血が、意思を持ったかのように彼女を守る。

「いくら私が巨乳だからって、そう無節操に飛びつくものではありませんわ」

「うる・・・さい!」

一度飛び退いて、再びルクスが斬撃を見舞う。

縦に、横に、斜めに、全身の隅々まで使った剣の舞が、しかし赤いワルツに遮られる。

「だめですわね、マナーがなっておりません。前戯にもちゃんとしたルールがありますのよ?」

クスクスと笑いながら、海の下からも血の雨を登らせ、少年の剣を翻弄する。

微動だにしないクレアを睨みつけながら、血の雨を捌くルクスがようやく彼女の前へと躍り出た。

しかし。

「女の扱いも分かってない童貞さんは・・・さっさとベッドに寝てもらおォかァ!!!!」

吠えるような一言とともに放たれた回し蹴りが、ルクスの腹を直撃した。

息を無理やり吐き出されながら、彼女の言葉通り、横たわった状態で、遠くに座するイージス艦に落下する。

その距離数百メートルはあろうというのに、彼女の脚は見事に少年を吹き飛ばし、何事もなかったかのように小さく髪を払う。

「ルクス君に何してんのよ、この痴女!!」

独楽のように身を回転させながら、天野美月が双鎌を振るう。

ルクスとは対照的に、舞い踊るように船上を跳ねるその姿は、まるで壇ノ浦の戦いの牛若丸だ。

「効かねえなあ?」

しかし、またしても弄ぶかのように笑いながら、血の刃を触手のように操り、一撃一撃を的確に弾いていく。

「んっ、この・・・っ!!」

隠しきれない苛立ちが、彼女の腕に力を込めて、同時に態勢を僅かに乱す。

足がもつれた瞬間を槍が的確に弾き、美月の身体が船に横たわる。

「女の子が痴女とか、はしたネェ言葉使うなよ。バァカ!!」

食人鬼を葬った、深紅の槍が美月の身体を引き裂こうと掲げられた、その刹那。


「それはひょっとして、ツッコミ待ち、というやつでしょうか」


割り込むように入った鉄の刃が、乙女を穢す槍の接近を阻む。

十字に重ねられた刀剣が盾から刃へと変わり、鬱憤を晴らすかのように素早く踊る。

「チッ」

はっきりと舌打ちして後ろへ飛び退るが、逃さないと鉄の剣先がクレアに向けられた。

すると、一本の鋼糸を芯として、剣はカッターの刃が分裂するようにバラバラになる。

鞭のようにしなるそれは、迷いなくクレアの後方にある船の船体へ飛び、先端の刃がフックのように深く突き刺された。

「残念、外れだ」

ケラケラと笑うクレアに、しかし返されたのもまた笑みだった。

「いいえ?当たりです」

そこからの一シーンを、後に天野美月はこう語る。

「剣の先端、船に突き刺さる刃が、秘書さんの身体を吸い寄せた」と。

クレアが目を見開くと同時に、紫月の身体が飛翔する。

この船団へ、少年と少女、そして我が身を運んだ技術が今、年端もいかぬ少女を斬るために振るわれる。

ワイヤーに引き寄せられるように空を飛ぶ秘書を、大きく身を逸らしてかわす。

ある船に足をつけた紫月を、少女は睨みながら口角を更に吊り上げた。

「なるほどな、確かに当たりだった」

片手に刃を付けたままの剣を携えて、秘書は皮肉げに小さく笑う。

「でしょう?今のは外れですが」

そして、斬撃の舞が始まる。

鋭利な刃が、韋駄天のごとく船上を駆け回り、撹乱と攻撃を同時にこなす。

木の船体を蹴り飛ばし空へと踊れば、剣を分割して刃鞭を放ち、また別の船に埋まった刃を軸として、空中の軌道すらたやすく変える。

縦横無尽に海上を駆け回りながら、クレアを斬るべく軌跡が踊る。

鮮やかな剣戟と共に空を舞う、紫月真帆の姿は、まるで風そのものが剣を持ったようだった。

「なんだよ、その技ァ!そんな流派でもあんのかァ!」

「名付けるとすれば、追跡剣、チェイサーブレード。でしょうか」

「ハッ。ダセェ名前だな!」

「貴女のセンスよりはマシかと」

互いに言い合いながら、一切攻撃の手は緩めない。

弾き、貫き、斬り、穿つ。

それを、現代の人間同士の争いだと、誰が信じようか。


西洋貴族と海軍秘書が、槍と双剣を振るい殺しあうその光景を。


やがて、クレアが大きく槍を振り払い、紫月から大きく距離を置いた。

お互い息一つ乱さないまま、その目線を喉元に突きつけた刀のように真っ直ぐ据える。

静寂が流れた中、先に口を開いたのはクレアだった。

「ハァ、本当ォにウゼェな、ババア!!」

聞くものによっては憤慨しかねないその言葉に、紫月は眉一つ動かさないままさらりと流す。

「三十路にはまだ遠いので、恐らく嫉妬を含んだ褒め言葉と認識させていただきます。あと貴女、火遊びばかりしていてはいつか身を焦がしますよ?」

声色を殆ど変えずに告げられたその言葉に、クレアは愉快とばかりに笑い出す。

「ハ、ハハハハハハッ!!色白ババアが説教とか、マジうける!・・・だがなァ、私を焼き殺すのはそんな小さな快感じゃァねェ!」

強く大気を打つ声に合わせて、背中の黒翼が大きく開く。


「『お姉様』の・・・愛だあああああああああッ!!」


霞むようにその身を消したクレアが、一瞬で紫月の懐へと飛び込む。

間一髪でその槍を防ぐが、少女の浮かべた笑みは消えない。

「紫月さん!」

美月の咄嗟の叫びも遮るように、クレアは槍から手を離し、地に手をつけて血刃を呼び出す。

回避のために後ろの船へ飛び移ろうと、真帆が身体を空に晒したその時。

「鮮血!捕らえろッ!!」

海面から現れた無数の赤い触手が、真帆の足を絡め取る。

「おや、スカートがめくれてしまいますね」

宙吊りの状態でそう言いながらも、冷静に剣を構え直し、小さな竜巻のごとく触手を斬り落とす。

半回転して船に足を付けたところで、秘書の女は異変に気付く。

足に冷たい感触が走り、靴から血ではない純粋な液体が侵入してくる、小気味悪い感覚。

海水が、彼女の立つ船の中に流れ込んできているのだ。

「っ!?いつの間に・・・船に穴を!?」

ニヤニヤと笑うクレアが、先ほどの触手と同時に先んじて穴を開けていたのだ。

浸水した船は、いかなる物で作られていようが沈む運命。

モータルの素材で作られた一隻の船は、彼女の重みに大きく揺れて、真帆の体勢を大きく崩す。

「くっ!」

そこへ飛来したクレアが真帆の首をその手に捉え、子猫でも持ち上げるように宙へと掲げる。

「ぐっ、か、アッ、ハッ・・・!」

堰き止められた呼吸は咳となり、苦しい喘ぎとなって口からこぼれ落ちる。

それをさも喜劇の一幕だという風に、クレアは声を上げて言い放つ。

「だァから言っただろうが。私を殺せるのは『お姉様』ただ一人。烏合の集が何をしようが、所詮殺せるのは人間か怪物止まり・・・」

言葉を区切って、右手の槍で軽く地面を叩く。

軽い音が鳴った後、湧き上がるように深紅の泉が現れ、ポツポツと出た小さな突起が、全て真帆の方へと向けられた。

それは、一人の将軍を殺すために、百人の兵が槍を向ける光景と、よく似ていた。

「まァババアにしては良くやったよ」

もう語ることはないとばかりに表情を消して口を閉じ、あとはただ残った「仕事」を片付けるべくゆっくりと槍をかざし・・・


そこで、紫月が動いた。


「ーーー!」

無音の詠唱、それは彼女が口にしたかった、魔粒子への命令。

願いを聞き届けた共存者が、彼女の得物の刀身を大きく伸ばす。

「ぐっ!」

呻きをこぼすクレアから、鮮やかな紅の液体が飛ぶ。

切っ先は彼女の脚と、自らの首を掴む手に向けられていた。

拘束から解放された秘書が、お返しとばかりに増長した刀身を振るう。

その長さは野太刀の如く、しかして速さは低空を飛ぶツバメの如し。

「愛だなんだと言う割に、いささか言葉が淫らではないでしょうか」

主導権を握ったとばかりに、身体ごと刀を回す紫月が淡々と言い捨てる。

「んだァ!まーた説教か!?ウゼェウゼェ!」

クレアもまた、その短槍を振り回し、回転する紫月へ真っ向から勝負を挑む。

まさに金属製の独楽がぶつかり合うような、精錬された甲高い音が何度も響く。

一度、二度、などと数えている内に桁を超える早さで、彼女達の衝突は繰り返される。

「しつけぇなァ。ババア、私に用がある訳じゃねェんだろう?さっさと退いてくれねェかなァ?」

「そうはいきません。貴女を捕らえてあのお方の元へと引きずり出します」

「ハッ!お熱いねえ!そしたら夜も構ってもらえるから嬉しいってか!?」

「あら、バレていましたか。では尚のこと捕らえられて下さい」

「キャッハハハハハハ!!この私を、恋人を夜に誘うための口実にするってか!?ふざけんな!!」

訳の分からない言い争いが、しかしれっきとした殺意を伴って繰り広げられる。

動きと、命。

互いに相手を「殺す」ための攻撃を、飽きるほどに放ちながら。










その二人の会話を聞く美月もまた、その戦いにどうにか立ち入ろうとして、やめた。

これは無理だ。美月はそう思っていてもなかなか次の行動が取れなかった。

もし、この場から去ろうとして、それがクレアという少女に見つかったら。

・・・すぐに血の槍が、いとも容易くあたしを殺す。

「・・・っ!なんでこういう時に限って、ツクヨミがいないのよ」

音になるか、ならないかという音量で呟き、少女はじっと二人の戦いを見守る。

互角だ、と美月は考える。

辺りにいたグールは、頭目が死んだことにより数の子を散らすように逃げてしまった。

もっともグールがまともに泳げるとは考えにくい。今頃は溺れて死んでいることだろう。

(天野殿、天野美月殿)

脳裏に響く精霊の声に、美月は深い安堵のため息を吐きそうになった。

「シ、シルフィード?」

(ああ、私とイフリート、そして鯨井で他の敵は殲滅した。そちらはどうなってる?)

「それが・・・」

吉報をもたらした風の精霊に、少女は少し言葉を詰まらせる。

「新たな敵が。今は紫月さんが応戦してる」

(何だと!?それは誰だ?)

「・・・クレア・ツェペシュ・バートリー、ブラッドレインとも名乗っていたわ」

絶句の気配。

微かに漏れる精霊の吐息が、震えるように声となる。

(いいか、今から十秒後、そちらに特大の風弾を放つ。その隙にお前達は船へと戻れ)

「えっ!?でも紫月さんは!?」

(大丈夫だ、あいつにも聞こえている)

促されるように、美月の視線が真帆の顔へと集中する。

反応はない。しかし美月には頷くような目線が届いた気がしていた。

いや、きっと届いた。

そう思って、栗色のポニーテールを揺らして、後方のイージス艦を見やる。


(五、四)


空気が薄くなる。

カウントダウンの開始に合わせて、少女の身体が宙へと躍り出る。

幸い行く手を塞ぐものはない。

船を渡り、行きと同じように秘書の剣に頼るべく、担い手を待つ。


(三)


「ゴラァ!!逃がすと思うか尻軽女!!」

「誰が尻軽ですか。貴女に言われたくはありません」

未だにクレアと下系の言い争いをしているらしい紫月が、同じく脳裏の合図を聞いて美月の元へと駆けつける。


(二)


逃すまいと海面から放たれた血矢は、風車を通る空気のように流れ行く。


(一)


「んだと!?私はーーーーーー」

意外にも激昂したように、クレアが大きく口を開けた。


その時。


(ゼロ)



祝詞も奏上されることなく、烈風の塊が二人の間に落下した。


「ーーーーー!?」

あまりの逆風に吹き飛ばされるクレアを横目に、紫月と美月もまた勢いに押されて水上を飛ぶ。

「や、め、ひいいいいい!?」

「あえて言います。舌噛みますよ?」

怯えたように悲鳴を漏らす美月に、呆れたように言うのは紫月。

年の差も相まって、まるで姉が妹を抱えるような光景だ。

「っ!美月!鯨井さん!二人が戻ってきました!」

船上にある大砲の操縦をしていたルクスが、二人の元へ駆け寄りながら、歓喜の声を上げて艦長を呼ぶ。

「本当か!?怪我はあるのか!?」

「・・・!大きな怪我はありません!」

安心したように息をこぼしながら頷いて、鯨井もまた少女達の元へと走り寄る。

身を震わせて息を荒げる美月と、それを優しく撫でる紫月に、鯨井が問いかける。

「無事で良かった。・・・本当に、クレアなのか?」

「はい」

迷いなく頷くと、鯨井は渋面で短く唸る。

「レインの名を騙るなんて・・・許せない」

今にも飛び出しそうなルクスを、船員の一人が抑える。

「落ち着くんだ。もう大砲の弾も、魔粒子弾も殆ど残っていない。それに君だって」

「僕はまだ戦える!!」

船員の男の言葉を遮って、叫び声とともに少年が駆け出す。


「馬鹿者が!!頭を冷やせ、天道寺!」


その場の空気を全て押しつぶすような、鯨井の怒号が船上に轟いた。

美月や他の船員はおろか、秘書の紫月ですら思わず竦みあがったその声に、ルクスは真正面から言い返した。

「頭は十分冷えましたよ!あんな奴を野放しにする方がどうかしている!」

「だからといって無駄死にする気か!?殺人鬼を滅ぼしたからといって調子に乗るな」

「そんなのじゃない!」

空気が何度も、互いの怒りの声によって震える。

鯨井の怒りは、無意味に命を散らそうとする少年への、懇願にも似たものであったが。


ルクスの怒りは、「ブラッドレイン」という少女の名を汚されたことによる、見るものによっては「愛」ともとれるものだった。


「生娘の名誉がそんなに大事か、小僧!」

「止めるなら・・・貴方を倒してでも、あいつを殺す!!」

二人の熱意は遂に殺気となり、互いの得物に手がかけられる。

ルクスとて、鯨井と斬り結べば自分が負けることなど百も承知だった。

それでも、少年は止まらない。

「愚か者が・・・!」

「天道寺君、もうやめなさい!」

「ルクス君落ち着いて!ルクス君らしくないよ!」

その場にいた全員が、只ならぬ様子と言ったルクスを説得するが。


その努力は、天空から飛来した黒白ドレスの少女によって無に帰した。



「へえ?私に傷一つつけられなかったその子が、どうやって私を殺すのですの?」



少年が、走り出した。

あとがきとなります。オルタです。

少し遅れての35話、投稿となりました。

第二の死神、本格参戦です。

彼女は敵なのか、それとも味方になるのか?

レインと同じ未来を辿るのか、辿らないのか。


あとルクス君は紫月さんのスカートの中身を見てしまったのか。


これからに、どうかご期待いただければと思います。

それではこの辺で。

オルタでした!

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