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運命

第3試験を終えたカインたちは飛行船でゆっくりしていたが…

 カインたちは第3試験を無事クリアした。そのあと飛行船に乗り第4試験会場までずっと寝ていた。


ア: 「はぁ…疲れた」


雪: 「大丈夫ですか」


ア: 「大丈夫だよ…雪乃ちゃんこそ大丈夫なの?」


雪: 「私はもう大丈夫です」


 彼女たちはたわいない話をしていた。そこにエスクが来た。


エ: 「お風呂空いたよ」


ア: 「ありがと。2時間くらい待ったなぁ…」


雪: 「体を清めないと」


エ: 「洗濯は試験監督のおっちゃんがしてくれるって。それと洗濯機は脱衣所に入ってすぐ左にあるから」


ア: 「わかった」


エ: 「パジャマは俺が準備したからな」


ア: 「うわ、変態」


エ: 「違うよ!次の人の準備をしろって紙に書かれていたんだ!」


ア: 「運が悪かったのね」


雪: 「入りましょう」


ア: 「わかった。エスクが入った後って絶対くさいよね」


エ: 「うるせー!臭くないよ!」


ア: 「臭かったらジュース奢ってよね」


エ: 「さっき奢っただろう!?」


ア: 「そうだっけ?」


エ: 「お前…」


ア: 「まぁいいか!雪乃ちゃん入りましょう!」


雪: 「はーい」


 二人は脱衣所に向かった。


エ: 「やれやれ…」


 カインが来た。


カ: 「なんだか騒がしかったな」


エ: 「まぁな」


カ: 「あいつらどこまで元気なんだよ」


 脱衣所から声がした。


ア: 「エスクの嘘つき!!滅茶苦茶臭い!!」


エ: 「は!?ちゃんとにおいは消したはずだぞ!?」


ア: 「何このにおい!!」


雪: 「く…くさいです」


 エスクは脱衣所に向かった。


カ: 「やめとけエスク!入ったら何言われるか大体予想着くだろ!」


エ: 「そうだけど…」


ア: 「マジで臭いんだけど!!!」


雪: 「確かにきついです…」


エ: 「もう行くしかないな」


カ: 「ちょっと待て!!!」


 エスクは脱衣所に入った。


ア: 「変態こっち来るなー!!!」


 エスクはアルハにどつかれた。


エ: 「いたいなぁ!お前が臭い臭いいうから来たんだろうが!!」


ア: 「言った覚えないんだけど」


エ: 「言ってただろうが!」


エ: 「言ってないわよ!」


雪: 「言ってませんよ?」


エ: 「え…?」


ア: 「じゃあ誰が臭いとかいったの…?」


エ: 「待ってろ…オーラを察知してみる…」


カ: 「エスク待てよ…ってアルハ…その格好大丈夫か…!?」


 アルハは顔を真っ赤にした。


ア: 「見ないでよ変態!!」


カ: 「ご…ごめん!!」


 カインは後ろへ向いた。


カ: 「ん?あれ?ここどこだ…!?」


 カインはあたりを見渡したがそこには誰もいなかった。


カ: 「みんなどこだー!!!」


 今カインがいるところはとある砂漠だった。


カ: 「く…暑すぎる…気温は多分50度は行ってる…」


 カインは仲間や候補者たちを探索していった。


エ: 「カイン!!」


カ: 「エスク!!!お前もどうしてここに!!?」


エ: 「馬鹿かお前!お前アルハのあられもない格好見て鼻血だして倒れただろう!?そのあと第4試験の説明の前にお前が起きて今ここにいるんだろう!?違うか!?」


カ: 「うそじゃないよな…」


エ: 「嘘じゃねーし!」


 そのときあたりが元に戻ってアルハ達の姿が見えた。


カ: 「!!?アルハ!!!!」


ア: 「えへへ。すごいでしょ」


カ: 「どうなってたんだ…?」


エ: 「俺のオーラ察知はてきを察知して捕まえることができるんだ。捕まえたら今みたいなものが消える。どうやら犯人はあいつのようだな」


 一人の候補者がどこかへ連れされていくのが見える


カ: 「ちょ…待て!鼻血を出したっていうのは!?」


エ: 「ああ、あれは嘘だ」


カ: 「良かったぁ」


ア: 「どうだった?私のボンッキュッボンのスーパーベリーベリーナイススタイルは何点かな?」


カ: 「何点だったって…わからないよ見る気もないし」


ア: 「じゃあもう一度見せてあげる♪」


カ: 「やめろ!!」


 すると雪乃が風呂からあがり脱衣所へ戻った。


雪: 「ああ気持ちよかったです…ねえアルハさ…キャー!!何見ているんですか!!?」


カ: 「ち…違うんだ…これは…おいエスク…っていないのかよ!!」


ア: 「こっち見て」


カ: 「絶対いやです」


ア: 「いいから」


カ: 「絶対いやです」


ア: 「何で見ないの?」


カ: 「見たらいけないものを見せられるから」


ア: 「なんで…なんで見せたらいけないの…?」


雪: 「アルハさん…」


カ: 「じゃあもう見てやるよ」


 カインはアルハのほうへ向いた。アルハは顔を真っ赤にして手紙をカインに渡してすぐに自分の部屋に戻った。


カ: 「これって?」


雪: 「カインさんがエスクさんと話している間に書いた手紙です」


 カインが手紙を開くとそこには「大好き♡」と大きな字で書かれていた。


カ: 「あいつ…」


雪: 「アルハさんはいつカインさんに大好きって言おうと思っていたらしいです」


カ: 「…」


雪: 「どうしました?」


カ: 「かわいいなぁって」


雪: 「アルハさんは最初からかわいいですよ」


カ: 「あいつ、褒めたら顔が真っ赤になるところがかわいい」


雪: 「褒め言葉に弱いんですね」


 カインと雪乃はアルハについて話していた。


エ: 「二人とももう寝たほうがいいんじゃないか?」


カ: 「エスク…あ、もう12時か。寝ようぜ」


雪: 「そうですね」


エ: 「二人とも明日の試験に向けてしっかり寝たほうがいいぞ」


カ: 「わかってるよ」


 翌日、カインたちは試験会場へ歩きで移動した。移動したところには扉があった。


カ: 「なんだこれ?」


試験監督:「これより第四試験を開始します。ルールはあの扉の向こうの世界から脱出することです。それでは一人ずつ扉へ入っていってください」


 試験監督がそう言い終わると一人ずつ扉へ入って行った。


カ: 「なんだか嫌な予感しかしない…」


 カインはそういい扉へ入って行った。

カ: 「感想やブグマをよろしく頼むぜ!」 次話 「選択」

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