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第14話:魔法《ノット》

お久しぶりです。

更新が滞ってしまって申し訳ありません!!

 10mとは具体的にどのくらいの大きさか?

 一般的に地上から建物の3階の天井まで言われている。思い出して欲しい。今、もしくは昔通っていた小学校の校舎3階はかなりの高さだったと記憶しているはずだ。


「風と水の精霊様。」

 流石にこの規模のファイヤーボールをそのまま放つのは森が炎上するので止めに入る。

 火球の回りを真空状態にし、そこから漏れた物を水で鎮火する。


「おい、ティア。ファイヤーボールってのはあれが普通のデカさなのか?」

 取り合えず火球処理が終わったので呆けて立っているティアに質問する。

「えっ、えっと魔力の込め方によって左右されるです、でもだいたいこれくらいだと思うです。」

 自分の手で枠を作る様に説明する。それは地球にあるサッカーボール程の大きさであった。

(メーター振り切るぐらい魔力持ってる奴には朝飯前ってことか。)


「そんなことより!」

「そんなこと?」

 まさかのそんなこと呼ばわりであった。

「今、何したですか!?発動した魔法が急に消えたです!それに水も出てましたし…。」

 どうやらこちらが魔法を使った事に気付いてないらしい。それもそうだ鎌鼬ですら殆ど視認できないというのに真空状態にする空気の移動など分かる訳がない。

(って言ってもこの世界で科学現象を説明してもな…。)


「あれは俺が使った精霊魔法だ。」

「へ?カゴ様の職業は剣士とか騎士では…?」

「いや、精霊使いだな。」

「じゃあその剣は護身用です?」

「いや、ちゃんと剣術スキルも持ってるぞ。」

 そこまで言うと頭を抱えだすティア。精霊使いなのに…や剣…術?などの呟きも聞こえる。

「そ、それでも詠唱なんてする余裕なかったはずです!魔法を発動するのに詠唱しないといけないです!」

(げっ、色魔法だけじゃなくて魔法全般にいるのかよ。)

 明かされた真実にやはり魔法は自分には荷が重かったかと思った所で気付く。

(いや俺詠唱知らないし。…ってことはラノベ書いてあった通り魔法はイメージ力というのが証明された訳だ。)


「ティア、手を出せ。」

 論より証拠。実践させた方が早いと判断しやらせてみる。

「?こうです?」

 右の掌を上に向けて差し出してくる。

「そうだ。そして赤魔法を使うのを意識しながら自分の掌から火が出てくるのを強くイメージしろ。」

 自分が最初魔法を使った感覚を伝えていく。ティアはさっきファイヤーボールを使ったばかりであるので火はイメージしやすいだろうというのもある。

「待ってくださいで「いいから。」…はいです。」

 異義を唱えようとするのを強引にシャットアウトする。


 目を瞑りむむむっと念じるかの様にしているティア。

 するとさっきのファイヤーボールが嘘かの様な野球ボールぐらいの火の玉が出した掌から出現した。

「おい、そのまま目を開けてみろ。」

 火の玉が出ても目を瞑り唸っているティアに呼び掛ける。

「っ!魔法が、魔法が使えてるです…。どうなってるです?」

「つまり最初から詠唱何て魔法に必要なかったって事だ。」

 何が起こっているのか解らないといった風な瞳を向けてくる少女に今までの常識を塗り替える真実を明かす。

(まあ精霊様頼りな精霊魔法はある程度必要だろうけど。)


「凄いのです…凄過ぎるのです!こんなの誰も知らないはずです!!カゴ様は強いだけじゃなく聡明でいらっしゃるのです!!」

(いや、流石に知ってる奴が皆無という事はないだろ。)

「取り合えず危ないからそれ消そうか。」

 先程から腕を振る様にして興奮している少女の掌にはまだ火の玉が消えていなかった。

「はっ!ごめんなさいです。」

 ビュンビュン回していた火の玉を消して謝る。


「それじゃあ詠唱がいらなくなったと解った所で色々試してみるか。」

「はいです!」

「じゃあまず赤、青、緑、紫の魔法をそれぞれイメージしながら出して消してを繰り返してみろ。」

「はいです!」

(本当に解ってるのか?)

 カゴの考えとは裏腹に火の球を出しては水玉や極々小さな竜巻を出し、近くの雑草を成長させたと思えば雑草が生えている土を操ったりと多彩な魔法を繰り出していく。

 本人は気付いてないが火…火…。水が出て…。など口に出しながらやっているが今は言う必要もないだろう。


(さて、俺は俺で試さなきゃな。)

 目尻にティアの段々大きくなっていく火や水を捕らえながらアイテムボックスから二種類の草を取り出す。

 その二種類の草を交互に精霊魔法で出した水と一緒に錬金術を使用すると草と水が消えて赤色と青色の液体が出来る。その出来た液体を土を魔法で固めて作った入れ物へ別々に入れていく。


 名称:マナポーション

 分類:フェアリーポーション

 等級:6級

 特性:魔力中回復。


 名称:ポーション

 分類:フェアリーポーション

 等級:6級

 特性:体力、傷中回復。


 草の正体はゴブリンやオークの討伐をしながら片手間で採っていた魔力草と薬草と呼ばれる物で魔力や体力を回復させるポーション作成に使われるものである。

 錬金術のレベルを上げる為、初歩であるポーションを加護に聞いたレシピ通り作っていた。

(フェアリーポーション?…ああ、精霊魔法で作った水だからか。)

 通常のポーションとの違いがいまいち解らないが、そのまま大量に作っていく。

ここ最近、勉強に飛行機やホテルの予約など忙しくて忙しくて…。(言い訳)

とりあえず今日は2、3話仕上げて投稿するつもりです。

明日、明後日には投稿出来てなかった分投稿するつもりなのでよろしくお願いいたします。

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