1章 第3話 勇者にあった件
家の都合で少々遅くなりましたm(*_ _)m
《お待ちしてました、勇者様。》
そう言われ俺は起きた。
(どうやらここは異世界で自分は勇者として召喚されたらしい)
(俺はいつもと違って興奮していた。
だって異世界で勇者なんだからな。)
(ここで俺は勇者様として魔王を倒し、姫様と一生暮らすと思うと...)
思わずニヤニヤしてしまったらしい。
《勇者様 この世界をお救い下さい。》
[わかりました、頑張らせていただきます。]
そう言って俺は自分のステータスを見る
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不礪亞 16歳 男 種族 人族 レベル.1 職業 異世界からの訪問者(勇者)
体力 320
筋力 200
知力 400
俊敏 300
防御力 220
魔力 1200
運 75
スキル
召喚士の卵:契約した対象を召喚して使役する事が可能。
使役した対象を強化したりも出来る(レベル依存)
風魔術 Lv.1
召喚魔術Lv.1
解析Lv.1
加護
風の精霊の加護:風魔法、風魔術を使った時威力が上がる。
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(俺はゲームで言うなら後方支援型っぽいな、でもこの世界の人よりステータスは高いのだと言う。)
ここは人族の中心にある街らしく、魔物が出るダンジョンなどもあるらしい。
《まずはそこにいる騎士達とダンジョンに潜って力を蓄えてください。》
そう言われ俺は騎士達と共にダンジョンに入って行く...。
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「ここが街か。」
人族の中心の街 聖王国アンテローナム
人族の街の中で最大の大きさを誇る町並みに俺は思わず息を止めていた。
<これからどうしますか? ご主人様。>
「ご主人様はやめろって言っただろ。 智弘でいいから。」
<では、これからどうしますか? 智弘様。>
「様も要らないんだが... まあいい、冒険者になろうと思うから まずは」
<冒険者ギルドですね?>
「そうだな。」
〈おいお前 ちょっと とまれ。〉
そう言われて見てみると門番の人だった。
〈身分を証明出来る物は?〉
<すみません、村から出てきたばかりで これから冒険者ギルドに行って登録するところなんですよ。>
〈そうか なら通行料として大銀貨1枚だ。〉
<はい、わかりました。>
そう言って大銀貨1枚を渡して中に入る。
貨幣の値段はこんな感じだ
白金貨→10,000,000シェール
大金貨→1,000,000シェール
金貨 →100,000シェール
大銀貨→10,000シェール
銀貨 →1,000シェール
大銅貨→100シェール
銅貨 →10シェール
金貨が日本で一万円ぐらいだと思う。
白金貨の上もあるらしいがものすごいお金持ちでもお目にかかる事はないらしい。
(今 俺は金貨20枚を持っているが 少々心もとないために冒険者で稼げればと思う。)
<さあ、行きましょう。>
門をくぐってからすぐの所に冒険者ギルドはあった。 何やら、冒険者のために門に近いのだと言う。
(さあ、冒険者登録をしよう。 俺は内心ワクワクしていた。)
〔どうされました?〕
「冒険者登録をしたいのですが。」
〔わかりました。 お2人でよろしかったでしょうか?〕
「ああ、そうだな。」
〔代筆は必要でしょうか?〕
俺はミーシャの方を見る。
(ミーシャは首を振っているので書けないのだろうか。)
「いえ、結構です。」
〔わかりました。登録費は大銀貨2枚です。〕
「冒険者について詳しく教えてくれないか?」
〔はい、冒険者にはランクがございます。
Fランクは登録したてであまりクエストに行ってない人がここですね。
Eランク クエストを5回以上成功するとなれます。
Dランク クエストを15回以上成功するとなれます。
Cランク クエストを30回以上&試験に合格でなれます。
Bランク Cランクのクエストを10回以上成功するとなれます。
Aランク Bランクのクエストを20回以上&試験に成功するとなれます。
Sランク これはAランクの中でも凄い方のみなれます。
こんな感じです。 あまりにもクエストを受けないと勧告があって、除名される可能性もございます。
お気をつけ下さい。〕
「ありがとうございます。」そう言って俺は大銀貨2枚を渡す。
〔それでは これがギルドカードです。 これは身分を証明出来ますので、落とさない様にしてください。 再発行には金貨1枚必要ですので。〕
「わかりました、無くさないようにします。」
〔クエストはお受けになりますか?〕
「いえ、今日はやめておきます。 ところで 素材とかは買い取って頂けるのでしょうか?」
〔はい、こちらのカウンターで買い取らせて頂けます。〕
「そうなんですね、それではお願いします。」
そして俺は、カウンターに素材を置いていく...。
〔凄いですね。 こんなにあるなんて。〕
「そうなんですか?」
〔凄いですよ、ギルド内でもこんなに素材を持ってきた人は数えるぐらいしかいません。〕
「は、はあ」
<おいくらなんですか?>
〔えっと...大金貨5枚と金貨10枚と銅貨30枚ですね。〕
そう言って麻袋に金貨などを入れて渡してくれる。
「ありがとうございます。」
そう言って俺達はギルドを後にしようとしたその時
バン!! ドアを思いっきり開けられぶつかってしまう。
[邪魔だ。]
(誰だこの柄の悪そうなやつ)
〔大丈夫ですか?〕
「大丈夫です。」
「所であの方は?」聞こえないように小声で聞く
〔最近召喚された勇者様だそうです。〕小声で教えてくれる。
[おい、そこのお前。]
「自分ですか?」
[そうだ お前しかいない。]
「何でしょうか?」
[そこの奴隷の契約者だろう? それを俺に譲れ。]
「...。」
(なんだコイツ 態度がなんか上からだし、ミーシャを譲れだと? いかん 凄くイライラしてきた。)
[譲らないのか? そうか金か言い値で買ってやるよ。]
ニヤニヤしながらそう言う。
「金などいりませんし、彼女は自分のです 譲りません。」
[そうか 残念だ、後で後悔するぞ。]
そう言ってカウンターへ行く
<ありがとうございます。>
そう言ってミーシャは擦り寄ってくる。
「いや、物凄くムカついたしな。」
カッとなって言ってしまったが恥ずかしい。
何故かミーシャがいやんいやんしている。
怖い。
「さ、さあ 宿を探そう。」
そして俺達は宿を探すため街を周る...。