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ショートコント「インタビュー」

前回と全く関係なしの漫才です。

実際に学校でやったものをもとにしています。

(落ちも同じです。)

教室の扉が閉まると、照明が落とされた。


今日は文化祭初日。外から騒がしい声が、壁を通して微かに聞こえてくる。


突然舞台のライトが付けられ、出てくる男子を写し出した。


その子は剣道部の袴を付けていて、ニコニコと笑いながら舞台の中心に立った。


まだカーテンが降りているので、必然的に舞台の前ギリギリに立つことになる。



「みなさん、こんにちはー!」


…。


「あれ、なんだか元気がないなー?みんな、ちゃんと朝ごはん食べてきたのかな?もう一回行くよ?」


「みなさーん、こんにちはー!」


こーんにーちはー!


「はい、ありがとうございます!」




「本日は、劇団『信長☆モンキーズ』の演劇『本能寺の恋』を見に来てくださって、誠にありがとうございます。」


[本能寺の恋!?なんだそりゃ]


[本能寺の変だろばかやろう☆]


…なんか舞台裏から突っ込み入りましたw


「間違えた、『本能寺の変』です!」


劇団名『信長☆モンキーズ』には誰も突っ込んでくれないのか…。


「えー、それでは突然ですが、この劇のイメージキャラクターの馬氏(うまし)を呼びたいと思います!」


旨し!?

なんだそりゃ!?


「みなさんご一緒に叫んでください!せーのっ」


うましー(奇声混じり)


え?なんで奇声混じりかって?

そりゃ叫んだからに決まってんじゃん?

…おい貴様今アホって言わなかったか?表出ろや。あぁ?


「こちらが馬氏(うまし)です!」


めっちゃリアルな馬来た!?

…なんだ、被り物かよ。肩から下は袴だし。

ついでになんか変な男子ついてきた!!


「はーい、通訳でーす!」


通訳かよ!?

てゆーか通訳跳ねながら踊んじゃねえ!

机と畳で作った舞台がギッシギッシ揺れてるよ!


「では、早速!趣味は何ですか?」


ガポッ 「ヒヒンヒンヒン」


マイク食べた!?


通「カジノと競馬だそうでーす」


『だそう』いらなくね?

…出そう?何を?

まさか……金?


はーい煩悩消去ーグッバーイ


「自分は頑張んないんですか!?」


「ヒヒンヒンヒン」


通「そうだよよよーん」


…通訳ふざけてません!?


馬氏(うまし)の性格…ちょっとアレなんですね…」


司会君、なんでそこで慈愛に満ちた笑顔向けるんだよ


「はい、次っ」


まさかのスルー!?


「では、好きなスポーツは?」


「ヒヒンヒンヒン」


…馬氏、ヒヒンヒンヒンしか言ってないよね…


通「なんだと思う?」


「…走ること、かな?」


うん、普通そうだよね


「ブッブッブッ」


馬氏(うまし)、それ豚の鳴き声だよ


通「チッチッチッ」


人差し指を左右に振る馬氏(うまし)と通訳。

通訳、そこまで真似しなくていいんだよ?


「ヒヒヒーーン」


通「マラソーン」


「いやそれ走ることで良いんじゃね!?」


ナイス突っ込み、司会君。


「じゃあ、…好きな食べ物!」


「ヒヒンヒンヒン」


通「そりゃもちろんーー?」


「おおーー?」


「ヒヒーーン?」


通「あはーーん?」


「イヒーーン?」


「早く言えよ!」


通「うふーーん?」


「だから止めろよそれ!」


「…ヒヒンヒヒン」


通「…質問忘れた」


司会君、素晴らしいよ君!(突っ込みが)


「だからっ、好きな食べ物!」


「ヒヒンヒンヒン」


通「そりゃもちろんーー?」


「おおーー?」


「ヒヒン!」


通「馬刺!」


マジかーーー!?


「マジですかそれ!?まさかの共食い主義!?」


共食い主義ってなんだ?

初耳だぞ司会君?


「ヒヒンヒーン?」


通「だってさー?」


「ヒヒヒヒンヒンヒンヒヒヒヒンヒンヒン…(etc)」


通「あの柔らかな口当たりと素晴らしい味が醤油と…(etc)」


「はいストーップ。それでは最後に、一言どうぞ!」





馬氏(うまし)「馬刺食いてぇ!!!!!」





( ; ゜Д゜)!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?



「しゃべれんじゃねーか!」バシッ


「どうも、」


「「「ありがとうございました!」」」


あ、驚きすぎて腰が抜けた…



次回は、超天然ボケな妹(もしくは友達)をもとにしたものを作る予定です!

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