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名作に成れなかった物語  作者: 翠野 奏
3/8

始皇帝の独り手紙

※この物語は理解するには難しい表現をしています。

 自分なり解釈してお読みください。

拝啓、この手紙を読んだ人へ


今回の出来事について説明する。

まず始めに朕が(ハオ)と話していたところから始まる。

(ハオ)は言った。

「朕よ、貴方の特技はなんであるか」

朕に特技などなかった。なので誰でもできそうなものを次々と出し始めた。

「口笛が得意だな。後は毬や手笛...あ、叩くのも好きだ」

なにを叩くのかは伏せる。それは叩くのかどうかも怪しいからだ。

だが、ここで叩くと言ったからこそそれが間違いだったのだろう。

それがみんなの耳の中に入っていったのは言うまでもない。

だが耳の中に入った人が悪かったのだ。

その人の名は高田佐(コンダーサ)

高田佐(コンダーサ)は叩くのが得意であった。

だからこそ朕の言ったことが気に食わなかったのだろう。

高田佐(コンダーサ)の心は傷ついた。

自分が今まで努力してきたものをいともたやすくたった一言で片付いたのだから、まあ仕方なかったのだろう。

それを風の噂で耳にした時、朕は申し訳なさを感じた。

だが、それ以上に憎悪が目立った。

なぜ朕本人ではなく他の者にそんなことを言うのか。

なぜ朕の言う事を重く受け止めてしまったのだろうか。

異性の考え方なんてわからないものだ。

それに同情する風たちもおかしい。

どちらも悪くないと、ちゃんと言葉に責任を持てと。

朕は何を信じればいいのか分からなくなった。

近頃はもう風たちとは話さないだろう。


いい忘れていたことがある。

風は常に言葉に責任を感じなくてもいいのだろうか。

だったら朕も風になりたいものである。


                             敬具、自分勝手な朕より



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